むささび【鼯=鼠/鼺=鼠】
鼯鼠
読み方:ムササビ(musasabi)
げっし目の獣
ムササビ
和名:ムササビ |
学名:Petaurista leucogenys |
ネズミ目,リス科 |
分布:本州,四国,九州 |
写真(上):ムササビ成獣 |
説明 わが国の固有種.低地から亜高山帯までの主に天然林,高齢二次林に生息する.夜間に樹洞の巣から出て樹木間をグライダーのように滑空しながら移動し,木の芽,葉,花,果実,種子などの植物を採食する.こんもりと茂った大きな木のある社寺林などで,夜間注意していると「グルルル,グルルル」という声が聞こえてくる.ムササビがこれから採食のために活動を開始する合図である.ムササビの体には,首,前肢と後肢の間,後肢と尾の間に薄い皮膜があり,滑空の時はこの皮膜を広げ,また長い尾も使い,凧のようなかたちとなり,40mほど(最大160m)の距離の樹木間を音もなく滑空する.着陸すべき樹木の距離を見誤り地上に降り立ちネコに捕食されたり,家屋付近のフェンスにひっかかり絶命したり,高圧送電線の鉄塔に着陸して感電死する場合がある.飛翔適応が思わぬ落とし穴になった例である.ムササビにとって安心して生息できる森が少なくなったことが原因である. |
鼪
鼪
鼯鼠
ムササビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/11 12:50 UTC 版)
ムササビ(鼯鼠、鼺鼠、学名:Petaurista leucogenys)は、ネズミ目(齧歯目)リス科リス亜科ムササビ属に属する哺乳類の一種である。ムササビ類の総称でもある。
- ^ Ishii, N. & Kaneko, Y. (2008). "Petaurista leucogenys". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2014.3. International Union for Conservation of Nature. 2015年3月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h D.W.マクドナルド 編、今泉吉典 監修『小型草食獣 動物大百科 5』平凡社、1986年、40-41頁。本書内で、「ムササビ 空を飛ぶ大型リス」を安藤元一が執筆。
- ^ 『動物園を100倍楽しむ!飼育員が教えるどうぶつのディープな話』、2023年7月10日発行、大渕希郷、緑書房、P108。
- ^ a b “千葉県にムササビは生息しているか?(PDF)”. 千葉県立中央博物館. 2014年1月20日閲覧。
- ^ 『動物園を100倍楽しむ!飼育員が教えるどうぶつのディープな話』、2023年7月10日発行、大渕希郷、緑書房、P109。
- ^ “春日山原始林ガイド”. 奈良県. 2021年3月1日閲覧。
- ^ 『動物園を100倍楽しむ!飼育員が教えるどうぶつのディープな話』、2023年7月10日発行、大渕希郷、緑書房、P109。
- ^ 『動物園を100倍楽しむ!飼育員が教えるどうぶつのディープな話』、2023年7月10日発行、大渕希郷、緑書房、P109。
- ^ 大西賢治、山田一憲、中道正之「ニホンザルによるムササビへの攻撃反応」『霊長類研究』第26巻第1号、日本霊長類学会、2010年6月、35-49頁、doi:10.2354/psj.26.35、ISSN 09124047、NAID 10026790565、2021年11月11日閲覧。
- ^ Thorington, R. W., D. Pitassy, and S. Jansa. 2002. Phylogenies of flying squirrels (Pteromyinae). J. Mamm. Evol. 9:99-135.
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- ^ Steppan, S. J.; Storz, B. L.; Hoffmann, R. S. (2004). "Nuclear DNA phylogeny of the squirrels (Mammalia: Rodentia) and the evolution of arboreality from c-myc and RAG1". Molecular Phylogenetics and Evolution 30 (3): 703–719.
- ^ D.W.マクドナルド 編、今泉吉典 監修『小型草食獣 動物大百科 5』平凡社、1986年、155頁。
- ^ 『動物園を100倍楽しむ!飼育員が教えるどうぶつのディープな話』、2023年7月10日発行、大渕希郷、緑書房、P110。
- ^ 植月学「卯ウサギ」設楽博己編『十二支になった動物たちの考古学』(新泉社、2015年)、p.58
- ^ “ドッカンとジョバンニの上着”. 斎宮歴史博物館. 2014年1月20日閲覧。
- ^ “崇高な殺生<第3部 マタギの戦時史>3 戦地需要で戻された銃 - 奨励される狩り 二極化する里”. 読売新聞. オリジナルの2012年8月30日時点におけるアーカイブ。 2020年2月24日閲覧。
- ^ “奈良筆ができるまで 筆の原料”. 株式会社あかしや. 2014年1月20日閲覧。
- ^ “鳥獣保護法について”. 株式会社防除研究所. 2014年1月20日閲覧。
- ^ 鈴木棠三 『日本俗信辞典 動物編』(角川ソフィア文庫、2020年) p.716.
ムササビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/28 23:52 UTC 版)
「城山 (佐伯市西谷)」の記事における「ムササビ」の解説
2010年-2014年の調査では、13-18頭のムササビが確認されている。独歩碑の道(後述)でよく見られる。
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ムササビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 06:03 UTC 版)
ムササビのように滑空する忍者。素早く飛び回りながら手裏剣を放つ。
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ムササビ(空飛ぶ風呂敷)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 08:07 UTC 版)
「ニッポン博物誌」の記事における「ムササビ(空飛ぶ風呂敷)」の解説
ムササビは夜行性であり、飛膜を広げることでグライダーのように滑空し、樹から樹へと飛び移ることができる。木のうろの中に住むムササビの番には3匹の仔が生まれる。森に猟師が入り、父親は撃ち落される。母親は猟師の顔に覆い被さり、猟師は風呂敷に巻かれるとはこのようなことかと子供に語る。
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ムササビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 09:16 UTC 版)
MOZの部下の忍者部隊。仮面に胸当てをつけ、腕に巨大な鉄爪を装備。外見はMOZと同じだが色が異なる。MOZ同様アクロバティックな動きで相手を翻弄して鉄爪で斬撃してくる。
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ムササビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 07:06 UTC 版)
「ニンジャウォーリアーズ」の記事における「ムササビ」の解説
ステージ3、4に登場。ムササビの術を使う敵忍者。画面上空から緩やかな軌道でプレイヤーに襲いかかり、反転して去っていく。手裏剣一発で倒せる。
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ムササビ
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