ひつ【筆】
読み方:ひつ
[音]ヒツ(漢) [訓]ふで
〈ヒツ〉
1 ふで。一般に、文字を書く道具。「筆硯(ひっけん)/鉛筆・擱筆(かくひつ)・硬筆・紙筆・執筆・朱筆・石筆・鉄筆・毛筆・万年筆」
2 文字や絵をかくこと。「筆記・筆耕・筆者・筆順・筆致・筆法/悪筆・一筆・加筆・曲筆・健筆・主筆・随筆・代筆・達筆・遅筆・特筆・能筆・文筆・末筆・漫筆・略筆」
ひつ【筆】
ふで【筆】
読み方:ふで
[名]
1 竹や木の柄の先に獣毛をたばねてつけ、これに墨や絵の具などをふくませて字や絵をかく道具。毛筆。また、筆記具の総称。「—の運び」
[接尾]助数詞。文字や絵を書くとき、筆に墨や絵の具などをつける回数、または筆や鉛筆を紙にあてて動かす回数を数えるのに用いる。「一—で書く」
[下接語] 絵筆・大筆・掠(かす)り筆・鉄漿(かね)付け筆・隈(くま)取り筆・毛描(が)き筆・小筆・彩色筆・戯(ざ)れ筆・椎(しい)の実筆・朱筆・初筆・添え筆・禿(ち)び筆・椽大(てんだい)の筆・留め筆・中筆・偽(にせ)筆・一(ひと)筆・平筆・紅(べに)筆・坊主筆・巻き筆・面相筆・焼き筆
ふみ‐て【▽筆】
ふん‐で【▽筆】
筆
姓 | 読み方 |
---|---|
筆 | ふで |
筆 | ふでさき |
筆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 00:32 UTC 版)
筆(ふで)とは、毛(繊維)の束を軸(竹筒などの細い棒)の先端に付けた、字や絵を書くための道具である。化粧にも用いられる。毛筆(もうひつ)ともいう。
注釈
出典
- ^ 筆墨硯紙事典 PP..46-47
- ^ 榊, 莫山 (1998-05-29). 文宝四宝 筆の話 (1 ed.). 角川書店. p. 186. ISBN 4-04-703294-8
- ^ 筆墨硯紙事典 P.2
- ^ 神崎 茂夫、『やまびこは語る』 (単行本)、文芸社 (2002年3月15日 出版)、ISBN 9784835534527
- ^ 筆墨硯紙事典 P.73
- ^ 筆墨硯紙事典 P.150
- ^ 国立国会図書館. “京都でネズミの毛を使った筆を製作していると聞いたが,どんなものか知りたい。”. レファレンス協同データベース. 2023年1月16日閲覧。
- ^ 日経クロステック(xTECH). “「漆器」第5話 『絹の服を着ているわけ』”. 日経クロステック(xTECH). 2023年1月16日閲覧。
- ^ “京都 醍醐寺 文化財アーカイブス|醍醐寺の国宝・重要文化財”. www.daigoji.or.jp. 2023年1月16日閲覧。
- ^ 日本の国宝: 近畿 6 (京都, 滋賀) 出版社:朝日新聞社 p61
- ^ 田淵実夫『筆』法政大学出版局〈ものと人間の文化史 30〉、1978年、72頁。ISBN 4588203010。
- ^ “赤ちゃんの毛で作る胎毛筆が大人気―江西省カン州市”. recordchina.co.jp. 株式会社Record China (2006年9月20日). 2023年1月16日閲覧。
- ^ a b “武蔵野美術大学 造形ファイル|武蔵野美術大学による、美術とデザインの「素材・道具・技法」に関する情報提供サイト”. 武蔵野美術大学 造形ファイル. 2023年1月16日閲覧。
- ^ 田淵実夫『筆』法政大学出版局〈ものと人間の文化史 30〉、1978年、58頁。ISBN 4588203010。
- ^ “武蔵野美術大学 造形ファイル|武蔵野美術大学による、美術とデザインの「素材・道具・技法」に関する情報提供サイト”. 武蔵野美術大学 造形ファイル. 2023年1月16日閲覧。
- ^ 筆下ろし(ふでおろし)の意味 - goo国語辞書
筆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/11 05:35 UTC 版)
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筆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/19 10:24 UTC 版)
希少な毛を用いた特徴ある筆が多くあり、画家/書家に限らずデザイナー/漫画家など幅広い方々に愛用されている。
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筆(取り筆と截金筆)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 15:15 UTC 版)
取り筆は細線に切られた金箔を巻き付けて取り上げるもの。太く短い筆より、細く長い筆の方がよい。 截金筆は金箔を貼る対象部分に、布海苔を塗るためのもの。また同時に金箔を施す位置に誘導する役割もある。使用される動物の毛は決まってはいないが、柔らかく、水分の含みの良いものを使用するとよい。
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筆
筆
筆 |
「筆」の例文・使い方・用例・文例
- 万年筆か何かもらえますか
- 画筆
- 新しい本の執筆に忙しい
- 筆箱
- 私はその絵を色鉛筆で塗った
- 色鉛筆
- 彼はその筆跡をじっと見て「私の字ではない」と言った
- 筆まめな人
- 彼は,本の執筆が終わるまでずっと友人たちから完全に遠ざかった
- 彼女の美しさは筆舌に尽くしがたかった
- 新型の鉛筆削り器
- 彼はしばしば秘書に手紙を口述筆記させる
- この鉛筆は1ダース3ドルです
- 一筆お便りをちょうだいね
- 彼は鉛筆をまっすぐ立たせた
- 私は万年筆やボールペンなどを買った
- 仕上げの一筆を加える
- 文筆に従事する
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- 私の祖母は達筆です
筆と同じ種類の言葉
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