聖水とは? わかりやすく解説

せい‐すい【聖水】

読み方:せいすい

カトリック教会で、司祭によって祝別された祝福献堂ミサ聖祭など、あらゆる祝別用いられる

[補説] 書名別項。→聖水


せいすい【聖水】

読み方:せいすい

青来有一短編小説平成12年2000発表同年、第124芥川賞受賞


聖水

作者シャルル・フィリップ

収載図書フィリップ傑作短篇集
出版社福武書店
刊行年月1990.1
シリーズ名福武文庫


聖水

作者青来有一

収載図書聖水
出版社文芸春秋
刊行年月2001.2

収載図書芥川賞全集 第19巻
出版社文藝春秋
刊行年月2002.12

収載図書聖水
出版社文藝春秋
刊行年月2004.6
シリーズ名文春文庫


聖水

作者シャルル=ルイ・フィリップ

収載図書小さな町
出版社みすず書房
刊行年月2003.12
シリーズ名大人の本棚


聖水

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/14 05:24 UTC 版)

ダブリンの聖テレサ教会の入り口近くに設けられている聖水口。

聖水(せいすい)とは、宗教的に普通のとは異なり聖なるものとされ、儀式に用いられる水のこと。水は多くの宗教で「穢れを祓う」などの意味で用いられるが、これに普通の水ではなく聖水に相当する特別な水を使わなければならない宗教が多い。

特に、キリスト教正教会カトリック教会聖公会英国国教会)、一部のプロテスタントなどの教派で、聖職者により聖別聖化)され洗礼等の儀式や祝福に用いられるものを殊に指して聖水と呼ぶことが多い。本項ではキリスト教における聖水について詳述する。

この他に例えば正教会における至聖三者聖セルギイ大修道院ロシア)における聖なる泉や、カトリック教会における「ルルドの泉」のように、神に祝福され聖なる力を持つと信じられている水も聖水と呼ぶことがある。

正教会

フィンランド正教会生神女就寝大聖堂 (ヘルシンキ)における聖水式主教十字架を水の中に入れて十字を画いて水を成聖している。主教の前方左右(写真手前左右)にはディキリとトリキリを持つ副輔祭が立っている。ほか、司祭輔祭が主教を囲んでいる。

正教会においては聖水は神品のうち主教もしくは司祭によって水が成聖されることによって成り立つ。成聖する奉神礼である聖水式には大聖水式と小聖水式とがあり、大聖水式は神現祭において行われる。小聖水式は教会に備蓄している聖水が不足するのに応じて随時行われる。大聖水式は神現祭の中で重要な奉神礼の一つとなっている[1]

聖水式では一定の祈祷文の歌唱、連祷および聖書の奉読が行われた後、主教もしくは司祭が十字架を水に浸けてこれを以て十字を画く。大聖水式ではこの聖水の成聖の後、主教もしくは司祭が聖水を信徒に向って振り掛ける。この時、小箒のような道具が用いられる。

川や湖沼の水を成聖することもあり、これを信徒は聖水として持ち帰ったり、(季節的に神現祭は冬であるが)成聖された川・湖沼に浸かったりする[2]

聖水式が終わると、その場で信徒は聖水を飲むほか、持ち寄った容器で聖水を持ち帰る。持ち帰られた聖水は直接飲まれるほか、食物に振りかけるなどして用いられる。これによって病の癒しなどの成聖の恩寵が働くと信じられている[1]。なお直接飲む際は領聖と同様、早朝などに空腹の状態で、他の食物が無い状態で飲む事が望ましいとされる。

聖水の恩寵は聖水だけに由来するものではなく、信徒の信仰との協同によって実現するものである。従って聖水の恩寵がもたらされるのは信徒が聖水の恩寵を心から信じ、かつ神の意思と信徒の意思が一致した場合のみであるとされる[1]

聖水式の時に限らず、聖水は人、物品、場所に、適宜振り掛けられて使われる。

カトリック

マンハイムの教会にある聖水盤

聖水は司教司祭により聖別され、洗礼その他の秘跡に用いるために用意される。聖水盤英語版(洗礼盤)に入れ、教会堂の入口に置かれることが多い。これは信徒が受洗したことを常に忘れないようにするためである。信徒は教会に入る際に聖水に指を浸して十字を切り、ミサは司祭による聖水撒布と祝福から始まる。

聖公会

脚注

注釈

  1. ^ 司祭はリヤサを着用し、手首にポルーチを着用、エピタラヒリを首から垂らしている。

出典

関連項目

外部リンク


聖水(せいすい)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 09:32 UTC 版)

霊剣山」の記事における「聖水(せいすい)」の解説

45日間飲み続ければ体内霊根宿り、傷につける痛み消える。七星門詐欺道具低劣人造霊根作られた物。

※この「聖水(せいすい)」の解説は、「霊剣山」の解説の一部です。
「聖水(せいすい)」を含む「霊剣山」の記事については、「霊剣山」の概要を参照ください。

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