カメムシ目
半翅目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:30 UTC 版)
セミ科 Cicadidae およびミズムシ科 Corixidae において鼓膜器官が知られている。どちらの科においても、鼓膜を有する種において、発音行動が確認されており、音響信号を用いた種内コミュニケーションと鼓膜器官による聴覚の間に密接な進化的関係がある可能性が示唆される。 セミ科の鼓膜は第二腹節腹面に位置する。セミはオスが発音膜(英語: Tymbal)を用いて非常に大きな声で鳴くことがよく知られるが、鼓膜器官は基本的に雌雄両方に見られる。セミのオスの鼓膜は発音機構の一部としても機能し、第一腹節に位置する発音膜とは互いに近い位置にあり、密接に関係している。したがって、セミのオスが鳴く時、自身の鳴き声によって、音受容器としての鼓膜器官には大きな刺激が加わることが予想される。一般に、オスの鳴き声に応答する側であるメスの鼓膜器官は、オスの鳴き声の周波数範囲に対して明確な感受性を示す。一方でセミのオスの中には、自身が鳴いている間、鼓膜を折りたたむことで聴覚閾値を調整するものや、自身の鳴き声の周波数範囲に対する鼓膜の感受性が低下しているものが知られており、これらはオスの適応である可能性が示唆されている。 ミズムシ科は中胸に鼓膜を有することが知られる。
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半翅目
出典:『Wiktionary』 (2021/08/04 12:34 UTC 版)
名詞
類義語
翻訳
「半翅目」の例文・使い方・用例・文例
- 半翅目ナガカメムシ類
- 半翅目トコジラミ科の標準属:トコジラミ
- 半翅目マツモムシ科の標準属:マツモムシ類
- 半翅目、特に異翅亜目の様々な昆虫の総称
- 半翅目タイコウチ科の標準属:典型的な細長い卵型のタイコウチ
- 半翅目コナジラミ科の標準属
- 半翅目コナジラミ科の1属
- 半翅目カイガラムシ科の標準属
- 半翅目マルカイガラムシ科の1属
- 半翅目同翅亜目コナカイガラムシ科の1属
- 半翅目アブラムシ科の1属
- 半翅目ネアブラムシ科の標準属:アリマキ
- 半翅目アワフキムシ科の1属
- 半翅目という分類に属する動物
- 半翅目という動物分類
- 半翅目よこばい類の昆虫
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