アザミウマ目とは? わかりやすく解説

アザミウマ

(アザミウマ目 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/02 17:53 UTC 版)

アザミウマ(薊馬)は、アザミウマ目(Thysanoptera)に属する昆虫の総称である。微小で細い体型の昆虫で、は膜質でなく棒状の本体に細かい房状の毛が羽毛のように密生する形になる。英語からスリップス(Thrips)とも呼ぶ。現生種は5,000種ほど知られる。学名のThysanopteraは、ふさを意味するthysanosと、翅を意味するpteronを合わせたものである[1]


  1. ^ 石川良輔、馬渡峻輔、岩槻邦男『バイオディバーシティ・シリーズ 節足動物の多様性と系統』裳華房、2008年4月5日。ISBN 978-4-7853-5829-7 pp.368-369
  2. ^ 大石毅「アリガタシマアザミウマの生態と防除効果」(PDF)『植物防疫』第56巻、2002年、296-297頁、CRID 1571135651733683840 
  3. ^ アリガタシマアザミウマの生態 農林水産省 (PDF)
  4. ^ アリガタシマアザミウマの生物農薬としての特徴 日本植物防疫協会


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アザミウマ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 03:41 UTC 版)

真社会性」の記事における「アザミウマ目」の解説

アザミウマ目は真社会性出現する条件多く備えていることから、当初から注目されたが、真社会性のものが発見されたのは随分後になった1992年オーストラリアのOnchothrips haburusとO. tapperiの二種が真社会性であるとの報告なされた。これらの種は受精した雌がアカシアコブ作りその内部で繁殖してコロニー作る。そこでは雌に短翅型と長翅型の子生まれるが、前者先に羽化し、群れ防衛する行動をとる。また、解剖によると両者ともに卵巣発達する個体があるが、前者の方がその率が有意低かったという。 また、ハチ異なる点としてコロニーに雄個体含まれ兵隊となっている例がある。これについてはこの類でコロニー内での近親交配の率が高いことをその理由として挙げる説がある。

※この「アザミウマ目」の解説は、「真社会性」の解説の一部です。
「アザミウマ目」を含む「真社会性」の記事については、「真社会性」の概要を参照ください。

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アザミウマ目

出典:『Wiktionary』 (2021/08/20 23:27 UTC 版)

名詞

アザミウマ アザミウマ+ アザミウマもく。異称総翅目

  1. 分類学》 節足動物門(wp)昆虫綱(wp)六脚亜門(wp)下位分類される昆虫の1タクソン、一分類群(wp))。

類義語

同義語ともいえる類義語

類義語

翻訳

総翅目#翻訳」を参照のこと


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