ヘビトンボ目とは? わかりやすく解説

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ヘビトンボ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/20 01:03 UTC 版)

ヘビトンボ目(広翅目)Megaloptera
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
亜綱 : 有翅亜綱 Pterygota
上目 : 脈翅上目 Neuropterida
: ヘビトンボ目 Megaloptera
学名
Megaloptera
Latreille1802

ほか

ヘビトンボ目Megaloptera)は昆虫ヘビトンボ等が属す。全世界で約300種が知られる。

かつてはラクダムシ目とともにアミメカゲロウ目Neuroptera)に含まれていたが、今日では独立した目とされている[1][2][3]。ただし、古い分類ではアミメカゲロウ目のヘビトンボ亜目となる。

特徴

成虫は静止する時は翅を屋根形にたたむ[4][5]。幼虫は水生で、腹部に気管鰓を持つ[4]。幼虫は捕食性であり、強大な顎を持つ[5]。蛹になる際は岸に上がり、陸上の土の中や石の下、コケや朽木の中に穴を掘る[4][5]

Acanthacorydalis fruhstorferiは翼開長が21.6cmになり、世界で最大の翼開長の水生昆虫である[6]

主な日本産の種

日本産の主な種[7]

脚注

  1. ^ 林 文男(2018)ヘビトンボ目(広翅目),アミメカゲロウ目(脈翅目).日本産水生昆虫 第二版:科・属・種への検索(川合禎次・谷田一三編).東海大学出版会.
  2. ^ 国立天文台 『理科年表 令和4年』 (2022) 918頁
  3. ^ 『岩波生物学辞典 第5版』(2013) pp.1599-1600
  4. ^ a b c スミソニアン協会 監修(2012)『地球博物学大図鑑』東京書籍 283頁
  5. ^ a b c 木野田君公 『札幌の昆虫』 北海道大学出版会、2006年、ISBN 4-8329-1391-3、pp84-98
  6. ^ Largest aquatic insect (by wingspan)”. Guinness World Records. 2018年4月4日閲覧。
  7. ^ 文一総合出版『ポケット図鑑 日本の昆虫1400 ②トンボ・コウチュウ・ハチ』96頁

ヘビトンボ目

出典:『Wiktionary』 (2021/08/20 23:41 UTC 版)

名詞

ヘビトンボ ヘビトンボ+ ヘビトンボもく。異称広翅目

  1. 分類学》 節足動物門(wp)昆虫綱(wp)下位分類される昆虫の1タクソン、一分類群(wp))。

類義語

同義語ともいえる類義語

類義語

翻訳

広翅目#翻訳」を参照のこと



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