ハチ目とは? わかりやすく解説

ハチ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/31 03:20 UTC 版)

ハチ目(ハチもく、Hymenoptera)は昆虫のグループの1つ。膜翅目(まくしもく)とも呼ばれる。ハチ全般の他、アリを含む大きなグループである。


  1. ^ 秋はスズメバチに注意、なぜ攻撃的になる? 刺されないコツ3選”. yahooニュース (2021年9月3日). 2023年2月23日閲覧。
  2. ^ JT生命誌研究館系統進化研究室・2008年度活動報告より。
  3. ^ くびれは腹部第1節と2節の間に生じ、第1節は胸部と合体し、第2節以降が見かけ上の腹部となった。



ハチ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/11 15:25 UTC 版)

翅多型」の記事における「ハチ目」の解説

アリには翅を持つ生殖と無翅の働きアリがいるが、このような変異は普通は社会性関わる階級の差による変異考え翅多型とはいわない。しかし、生殖移動して新しコロニー作るものであり、その点では似た部分はある。 しかし、アリ中には女王となる生殖翅多型見られる例が知られる。普通は有翅の生殖が巣外に飛び出し、そこで交尾し新たな巣を作る。ところが、分散行わない生殖の例があり、それは巣内や巣のすぐそばで交尾をして、その後既存の巣に入り込む。そこで集団分かれて分巣する場合や、複数生殖擁する群れとなる。このような生殖では短翅型や無翅型となる例が知られている。

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ハチ目(膜翅目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/21 20:04 UTC 版)

昆虫類レッドリスト (環境省)」の記事における「ハチ目(膜翅目)」の解説

昆虫類レッドリスト(ハチ目)和名学名1991年版2000年版2007年備考ナギナタハバチオオナギナタハバチ Megaxyela togashii 希少種 情報不足 準絶滅危惧 2000年版では和名は「オオナギナタハバチ(トガシオオナギナタハバチ)」。 チャイロナギナタハバチ Xyelecia japonica 希少種 - 情報不足 アカマルナギナタハバチ Pleroneura hikosana 希少種 - - ヒラタハバチ科 シロズヒラタハバチ Chrysolyda leucocephala - - 情報不足 ハバチ科 コウノハバチ Selandria konoi - 情報不足 準絶滅危惧 ヒダクチナガハバチ Nipponorhynchus bimaculatus 希少種 - 情報不足 クチナガハバチ Nipponorhynchus mirabilis 希少種 - 情報不足 ハクサンハバチ Neocolochelyna hakusana - 情報不足 - イトウハバチ Neocolochelyna itoi 危急種 情報不足 - セダカヤセバチ科 キンケセダカヤセバチ Pristaulacus rufipilosus - - 情報不足 コンボウヤセバチ科 オガサワラコンボウヤセバチ Gasteruption ogasawarensis - - 情報不足 コマユバチ科 ウマノオバチ Euurobracon yokahamae - - 準絶滅危惧 シロアリモドキヤドリバチ科 シロアリモドキヤドリバチ Caenosclerogibba japonica 希少種 - 情報不足 セイボウ科 オガサワラセイボウ Chrysis boninensis - 準絶滅危惧 絶滅危惧II類 ノヒラセイボウ Chrysis nohirai - 準絶滅危惧 絶滅危惧II類 ムサシトゲセイボウ Elampus musashinus - 情報不足 準絶滅危惧 スダセイボウ Trichrysis sudai - 情報不足 準絶滅危惧 ミヤマツヤセイボウ Philoctetes monticola - - 情報不足 ベッコウバチ科 キマダラズアカベッコウ Machaerothrix tsushimensis - - 情報不足 アケボノベッコウ Anoplius eous - - 情報不足 ツチバチ科 ナガセクロツチバチ Liacos melanogaster 希少種 情報不足 準絶滅危惧 アブラサカハラナガツチバチ Campsomeris aburasakana 希少種 - - ドロバチ科 オガサワラチビドロバチ Stenodynerus ogasawaraensis 希少種 - 絶滅危惧II類 アマミカバフドロバチ Pararrhynchium tsunekii 希少種 情報不足 情報不足 1991年版では和名は「アマミドロバチ」。 アリ科 オガサワラムカシアリ Leptanilla oceanica 希少種 情報不足 絶滅危惧II類 ケシノコギリハリアリ Amblyopone fulvida 希少種 情報不足 準絶滅危惧 ホソハナナガアリ Probolomyrmex longinodus 希少種 情報不足 準絶滅危惧 ヒメアギトアリ Anochetus shohki - 情報不足 情報不足 ヤクシマハリアリ Ponera yakushimensis 希少種 情報不足 情報不足 ハナナガアリ Probolomyrmex okinawensis 希少種 情報不足 情報不足 ヤクシマムカシアリ Leptanilla tanakai 希少種 - 情報不足 ツヤミカドオオアリ Camponotus amamianus - 情報不足 情報不足 ミヤマアメイロケアリ Lasius hikosanus 希少種 情報不足 情報不足 薩摩半島のアギトアリ Odontomachus monticola - 地域個体群 - ナガオオズアリ Pheidole ryukyuensis 希少種 - - イバリアリ Strongylognathus koreanus 希少種 - - ヤマトムカシアリ Leptanilla japonica 希少種 - - トサムカシアリ Leptanilla kubotai 希少種 - - ヒコサンムカシアリ Leptanilla morimotoi 希少種 - - アナバチ科 オガサワラアナバチ Isodontia boninensis 希少種 準絶滅危惧 絶滅危惧II類 ハハジマピソン Pison hahadzimaense - 準絶滅危惧 絶滅危惧IIチチジマピソン Pison tosawai - 準絶滅危惧 絶滅危惧II類 チチジマジガバチモドキ Trypoxylon chichidzimaense - - 絶滅危惧II類 オガサワラギングチバチ Lestica rufigaster 希少種 - 絶滅危惧II類 フクイアナバチ Sphex inusitatus fukuianus 希少種 情報不足 準絶滅危惧 カワラアワフキバチ Harpactus tumidus japonensis - 情報不足 準絶滅危惧 ババアワフキバチ Gorytes ishigakiensis - 情報不足 準絶滅危惧 ムコジマスナハキバチ Bembecinus anthracinus mukodzimaensis - 情報不足 準絶滅危惧 キアシハナダカバチモドキ Stizus pulcherrimus - 情報不足 準絶滅危惧 タイワンハナダカバチ Bembix formosana - 情報不足 準絶滅危惧 ニッポンハナダカバチ Bembix niponica - 情報不足 準絶滅危惧 トクノシマツチスガリ Cerceris amamiensis tokunosimana - 情報不足 準絶滅危惧 エラブツチスガリ Cerceris tomiyamai - 情報不足 準絶滅危惧 カラトイスカバチ Passaloecus koreanus - - 情報不足 タイセツギングチ Crossocerus pusillus - - 情報不足 アギトギングチ Ectemnius martjanowii - - 情報不足 ニトベギングチ Spadicocrabro nitobei - - 情報不足 マエダテツチスガリ Cerceris pedetes - - 情報不足 テングツチスガリ Cerceris teranishii 希少種 - 情報不足 コダマジガバチモドキ Trypoxylon kodamanum 希少種 - - ムカシハナバチ科 オガサワラメンハナバチ Hylaeus boninensis - 準絶滅危惧 絶滅危惧I類 キムネメンハナバチ Hylaeus incomitatus - 準絶滅危惧 絶滅危惧I類 ヤスマツメンハナバチ Hylaeus yasumatsui - 準絶滅危惧 絶滅危惧I類 ハキリバチ科 オガサワラキホリハナバチ Lithurgus ogasawarensis - 準絶滅危惧 絶滅危惧IIミツバチ科 オガサワラクマバチ Xylocopa ogasawarensis 希少種 準絶滅危惧 準絶滅危惧 ノサップマルハナバチ Bombus florilegus - - 情報不足 アカアシセジロクマバチ Xylocopa albinotus 希少種 - - アマミクマバチ(アシグロセジロクマバチ) Xylocopa amamensis 希少種 - - オキナワクマバチ Xylocopa flavifrons 希少種 - -

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ハチ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 03:41 UTC 版)

真社会性」の記事における「ハチ目」の解説

ハチ目ではスズメバチ科ハナバチ上科一部、およびアリ科全部古くから社会性昆虫として知られており、当然ながら真社会性である。これらでは繁殖雌が生んだ子が働きバチアリ)と呼ばれる不妊カーストとなり、雌親の繁殖助ける。アリには兵アリ生じるものもあるが、これは働きアリからさらに分化した考えられる。ハチ目については、複数分類群中に単独生活のもの、家族生活集団生活するのものに真社会性のものが混じっており、目全体それぞれ独自に十回以上の真社会性獲得があったとの推測もある。 しかし、このような群居して巣を作るものではない例として発見されたのが、寄生バチでの事例がある。寄生バチ類には宿主昆虫内で幼生多胚形成によって増殖する例があり、そのような種で幼虫二形がある例が知られていたが、その一つ兵隊であることを1981年にY.P.Cruzが発見した。それによると、トビコバチ一種Copidosomopsis tanytmemusにおいて、ハチ宿主のガの卵に産卵その内部で幼生多数の胚に分かれ、それらがすべて独立幼生となるが、始め出現するものは細長い体に発達した顎を持ちその後に普通の幼生出現する。この最初幼生兵隊であり、同一宿主他の種寄生バチ侵入した場合、この幼虫他種食い殺すまた、他種侵入しなかった場合にも、顎の大き幼虫成長せずに死ぬことが確認された。つまり、この顎の大きい形の幼虫不妊の兵隊カーストである。その後類似の例いくつか報告され日本ではキンウワバトビコバチ同様の例発見された。 この例の場合多胚形成による個体間の血縁度は1であり、真社会性出現する条件としても不思議はない。ただし、この例では世代重なりがないため、上記の定義には合わない。それでも不妊カースト存在重視してこれを真社会性見なすことも多い。

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ハチ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 09:05 UTC 版)

昆虫食」の記事における「ハチ目」の解説

ハチ スズメバチなどの幼虫を生で、成虫佃煮などの煮付け食べる。日本では長野県宮崎県行われている(はちのこ参照)。また、成虫素揚げにして塩をまぶしたものを中国雲南省などで食べる。 アリ 成虫食用薬用用いる。中国薬膳料理に、揚げ胡麻団子ならぬ、揚げアリ団子がある。タイラオスなどの東南アジアでは、成虫(しばしば卵と呼ばれている)を用いたアリスープがある。メキシコでは、アリサルサ作る蟻酸持ち酸味があるため、調味料的な使い方をする民族もある。アリ入れたチョコレート菓子チョコアンリというものも存在した。強心効果強精効果があるといわれている。 ツムギアリ 植物の樹上に巣を作るので採りやすく、タイ北部では幼虫成虫区別なく、同時に生で食べるが、その方甘酸っぱい味の調和取れるという。 ミツツボアリ 働きアリのうち貯蔵アリには前腸に蜜を蓄え性質があり、オーストラリアアボリジニ菓子代わりに腹部のみを噛みちぎって食べる。

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ハチ目

出典:『Wiktionary』 (2021/08/20 23:28 UTC 版)

名詞

ハチ ハチ+ ハチもく。異称膜翅目

  1. 分類学》 節足動物門(wp)昆虫綱(wp)下位分類される昆虫の1タクソン、一分類群(wp))。

類義語

同義語ともいえる類義語

類義語

翻訳

膜翅目#翻訳」を参照のこと


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