ハチ目
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ハチ目(ハチもく、Hymenoptera)は昆虫のグループの1つ。膜翅目(まくしもく)とも呼ばれる。ハチ全般の他、アリを含む大きなグループである。
- ^ “秋はスズメバチに注意、なぜ攻撃的になる? 刺されないコツ3選”. yahooニュース (2021年9月3日). 2023年2月23日閲覧。
- ^ JT生命誌研究館系統進化研究室・2008年度活動報告より。
- ^ くびれは腹部第1節と2節の間に生じ、第1節は胸部と合体し、第2節以降が見かけ上の腹部となった。
ハチ目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/11 15:25 UTC 版)
アリには翅を持つ生殖虫と無翅の働きアリがいるが、このような変異は普通は社会性に関わる階級の差による変異と考え、翅多型とはいわない。しかし、生殖虫は移動して新しいコロニーを作るものであり、その点では似た部分はある。 しかし、アリの中には女王となる生殖虫に翅多型が見られる例が知られる。普通は有翅の生殖虫が巣外に飛び出し、そこで交尾して新たな巣を作る。ところが、分散を行わない生殖虫の例があり、それは巣内や巣のすぐそばで交尾をして、その後に既存の巣に入り込む。そこで集団が分かれて分巣する場合や、複数の生殖虫を擁する群れとなる。このような生殖虫では短翅型や無翅型となる例が知られている。
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ハチ目(膜翅目)
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「昆虫類レッドリスト (環境省)」の記事における「ハチ目(膜翅目)」の解説
昆虫類レッドリスト(ハチ目)和名学名1991年版2000年版2007年版備考ナギナタハバチ科 オオナギナタハバチ Megaxyela togashii 希少種 情報不足 準絶滅危惧 2000年版では和名は「オオナギナタハバチ(トガシオオナギナタハバチ)」。 チャイロナギナタハバチ Xyelecia japonica 希少種 - 情報不足 アカマルナギナタハバチ Pleroneura hikosana 希少種 - - ヒラタハバチ科 シロズヒラタハバチ Chrysolyda leucocephala - - 情報不足 ハバチ科 コウノハバチ Selandria konoi - 情報不足 準絶滅危惧 ヒダクチナガハバチ Nipponorhynchus bimaculatus 希少種 - 情報不足 クチナガハバチ Nipponorhynchus mirabilis 希少種 - 情報不足 ハクサンハバチ Neocolochelyna hakusana - 情報不足 - イトウハバチ Neocolochelyna itoi 危急種 情報不足 - セダカヤセバチ科 キンケセダカヤセバチ Pristaulacus rufipilosus - - 情報不足 コンボウヤセバチ科 オガサワラコンボウヤセバチ Gasteruption ogasawarensis - - 情報不足 コマユバチ科 ウマノオバチ Euurobracon yokahamae - - 準絶滅危惧 シロアリモドキヤドリバチ科 シロアリモドキヤドリバチ Caenosclerogibba japonica 希少種 - 情報不足 セイボウ科 オガサワラセイボウ Chrysis boninensis - 準絶滅危惧 絶滅危惧II類 ノヒラセイボウ Chrysis nohirai - 準絶滅危惧 絶滅危惧II類 ムサシトゲセイボウ Elampus musashinus - 情報不足 準絶滅危惧 スダセイボウ Trichrysis sudai - 情報不足 準絶滅危惧 ミヤマツヤセイボウ Philoctetes monticola - - 情報不足 ベッコウバチ科 キマダラズアカベッコウ Machaerothrix tsushimensis - - 情報不足 アケボノベッコウ Anoplius eous - - 情報不足 ツチバチ科 ナガセクロツチバチ Liacos melanogaster 希少種 情報不足 準絶滅危惧 アブラサカハラナガツチバチ Campsomeris aburasakana 希少種 - - ドロバチ科 オガサワラチビドロバチ Stenodynerus ogasawaraensis 希少種 - 絶滅危惧II類 アマミカバフドロバチ Pararrhynchium tsunekii 希少種 情報不足 情報不足 1991年版では和名は「アマミドロバチ」。 アリ科 オガサワラムカシアリ Leptanilla oceanica 希少種 情報不足 絶滅危惧II類 ケシノコギリハリアリ Amblyopone fulvida 希少種 情報不足 準絶滅危惧 ホソハナナガアリ Probolomyrmex longinodus 希少種 情報不足 準絶滅危惧 ヒメアギトアリ Anochetus shohki - 情報不足 情報不足 ヤクシマハリアリ Ponera yakushimensis 希少種 情報不足 情報不足 ハナナガアリ Probolomyrmex okinawensis 希少種 情報不足 情報不足 ヤクシマムカシアリ Leptanilla tanakai 希少種 - 情報不足 ツヤミカドオオアリ Camponotus amamianus - 情報不足 情報不足 ミヤマアメイロケアリ Lasius hikosanus 希少種 情報不足 情報不足 薩摩半島のアギトアリ Odontomachus monticola - 地域個体群 - ナガオオズアリ Pheidole ryukyuensis 希少種 - - イバリアリ Strongylognathus koreanus 希少種 - - ヤマトムカシアリ Leptanilla japonica 希少種 - - トサムカシアリ Leptanilla kubotai 希少種 - - ヒコサンムカシアリ Leptanilla morimotoi 希少種 - - アナバチ科 オガサワラアナバチ Isodontia boninensis 希少種 準絶滅危惧 絶滅危惧II類 ハハジマピソン Pison hahadzimaense - 準絶滅危惧 絶滅危惧II類 チチジマピソン Pison tosawai - 準絶滅危惧 絶滅危惧II類 チチジマジガバチモドキ Trypoxylon chichidzimaense - - 絶滅危惧II類 オガサワラギングチバチ Lestica rufigaster 希少種 - 絶滅危惧II類 フクイアナバチ Sphex inusitatus fukuianus 希少種 情報不足 準絶滅危惧 カワラアワフキバチ Harpactus tumidus japonensis - 情報不足 準絶滅危惧 ババアワフキバチ Gorytes ishigakiensis - 情報不足 準絶滅危惧 ムコジマスナハキバチ Bembecinus anthracinus mukodzimaensis - 情報不足 準絶滅危惧 キアシハナダカバチモドキ Stizus pulcherrimus - 情報不足 準絶滅危惧 タイワンハナダカバチ Bembix formosana - 情報不足 準絶滅危惧 ニッポンハナダカバチ Bembix niponica - 情報不足 準絶滅危惧 トクノシマツチスガリ Cerceris amamiensis tokunosimana - 情報不足 準絶滅危惧 エラブツチスガリ Cerceris tomiyamai - 情報不足 準絶滅危惧 カラトイスカバチ Passaloecus koreanus - - 情報不足 タイセツギングチ Crossocerus pusillus - - 情報不足 アギトギングチ Ectemnius martjanowii - - 情報不足 ニトベギングチ Spadicocrabro nitobei - - 情報不足 マエダテツチスガリ Cerceris pedetes - - 情報不足 テングツチスガリ Cerceris teranishii 希少種 - 情報不足 コダマジガバチモドキ Trypoxylon kodamanum 希少種 - - ムカシハナバチ科 オガサワラメンハナバチ Hylaeus boninensis - 準絶滅危惧 絶滅危惧I類 キムネメンハナバチ Hylaeus incomitatus - 準絶滅危惧 絶滅危惧I類 ヤスマツメンハナバチ Hylaeus yasumatsui - 準絶滅危惧 絶滅危惧I類 ハキリバチ科 オガサワラキホリハナバチ Lithurgus ogasawarensis - 準絶滅危惧 絶滅危惧II類 ミツバチ科 オガサワラクマバチ Xylocopa ogasawarensis 希少種 準絶滅危惧 準絶滅危惧 ノサップマルハナバチ Bombus florilegus - - 情報不足 アカアシセジロクマバチ Xylocopa albinotus 希少種 - - アマミクマバチ(アシグロセジロクマバチ) Xylocopa amamensis 希少種 - - オキナワクマバチ Xylocopa flavifrons 希少種 - -
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ハチ目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 03:41 UTC 版)
ハチ目ではスズメバチ科・ハナバチ上科の一部、およびアリ科の全部が古くから社会性昆虫として知られており、当然ながら真社会性である。これらでは繁殖雌が生んだ子が働きバチ(アリ)と呼ばれる不妊カーストとなり、雌親の繁殖を助ける。アリには兵アリを生じるものもあるが、これは働きアリからさらに分化したと考えられる。ハチ目については、複数の分類群の中に単独生活のもの、家族生活等集団生活するのものに真社会性のものが混じっており、目全体でそれぞれ独自に十回以上の真社会性の獲得があったとの推測もある。 しかし、このような群居して巣を作るものではない例として発見されたのが、寄生バチでの事例がある。寄生バチ類には宿主昆虫内で幼生が多胚形成によって増殖する例があり、そのような種で幼虫に二形がある例が知られていたが、その一つが兵隊であることを1981年にY.P.Cruzが発見した。それによると、トビコバチの一種Copidosomopsis tanytmemusにおいて、ハチは宿主のガの卵に産卵、その内部で幼生は多数の胚に分かれ、それらがすべて独立の幼生となるが、始めに出現するものは細長い体に発達した顎を持ち、その後に普通の幼生が出現する。この最初の幼生が兵隊であり、同一の宿主に他の種の寄生バチが侵入した場合、この幼虫が他種を食い殺す。また、他種が侵入しなかった場合にも、顎の大きい幼虫は成長せずに死ぬことが確認された。つまり、この顎の大きい形の幼虫は不妊の兵隊カーストである。その後、類似の例がいくつか報告され、日本ではキンウワバトビコバチに同様の例が発見された。 この例の場合、多胚形成による個体間の血縁度は1であり、真社会性が出現する条件としても不思議はない。ただし、この例では世代の重なりがないため、上記の定義には合わない。それでも不妊カーストの存在を重視してこれを真社会性と見なすことも多い。
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ハチ目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 09:05 UTC 版)
ハチ スズメバチなどの幼虫を生で、成虫を佃煮などの煮付けで食べる。日本では長野県や宮崎県で行われている(はちのこを参照)。また、成虫を素揚げにして塩をまぶしたものを中国雲南省などで食べる。 アリ 成虫を食用、薬用に用いる。中国の薬膳料理に、揚げ胡麻団子ならぬ、揚げアリ団子がある。タイ、ラオスなどの東南アジアでは、成虫と蛹(しばしば卵と呼ばれている)を用いた、アリのスープがある。メキシコでは、アリでサルサを作る。蟻酸を持ち、酸味があるため、調味料的な使い方をする民族もある。アリを入れたチョコレート菓子のチョコアンリというものも存在した。強心効果、強精効果があるといわれている。 ツムギアリ 植物の葉で樹上に巣を作るので採りやすく、タイ北部では幼虫、蛹、成虫の区別なく、同時に生で食べるが、その方が甘酸っぱい味の調和が取れるという。 ミツツボアリ 働きアリのうち貯蔵アリには前腸に蜜を蓄える性質があり、オーストラリアのアボリジニが菓子代わりに腹部のみを噛みちぎって食べる。
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