ムカシアミバネムシとは? わかりやすく解説

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ムカシアミバネムシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/06 07:00 UTC 版)

ムカシアミバネムシ
生息年代: Pennsylvanian–ペルム紀
Є
O
S
D
C
P
T
J
K
Pg
N
メゾサイロスの復元図(口器は復元されていない)
保全状況評価
絶滅(化石
地質時代
石炭紀後期 - ペルム紀後期
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 六脚亜門 Hexapoda
: 昆虫綱 Insecta
上目 : Palaeodictyopterida
: ムカシアミバネムシ目 Palaeodictyoptera
学名
Palaeodictyoptera
Goldenberg, 1877

ムカシアミバネムシPalaeodictyopteran学名: Palaeodictyoptera)は、古生代石炭紀ペルム紀に生息した化石昆虫分類群。分類学上はムカシアミバネムシとされる[1][2]

ムカシアミバネムシの1種 Dunbaria fasciipennis化石標本

植物食に適したと考えられる細長い口器をもつ[3]。一部の種類では、胸部の中胸と後胸に備わる2対の発達しただけでなく、前胸にも短い翅らしき構造をもつため、3対6本の翅があるように見える[3]

著名なムカシアミバネムシとして石炭紀のメゾサイロス(Mazothairos)やステノディクティア(Stenodictya)などが挙げられる。 ムカシアミバネムシ目は、MegasecopteraDicliptera、および Diaphanopterodea という他3つの化石昆虫の目と共に絶滅した分類群 Palaeodictyopterida 上目を構成する[3]

脚注

  1. ^ 進化の空白を埋める昆虫化石 | Nature ダイジェスト | Nature Research”. www.natureasia.com. 2020年5月10日閲覧。
  2. ^ 化石でたどる昆虫の歴史 那須塩原市で特別展 翅(はね)の進化わかる模型、初公開”. 東京新聞 TOKYO Web. 2020年5月10日閲覧。
  3. ^ a b c Prokop, Jakub; Engel, Michael S. (2019-05-06). “Palaeodictyopterida” (English). Current Biology 29 (9): R306–R309. doi:10.1016/j.cub.2019.02.056. ISSN 0960-9822. PMID 31063717. https://www.cell.com/current-biology/abstract/S0960-9822(19)30226-X. 

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