幼虫の形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 03:53 UTC 版)
幼虫は背面から見ると細長い紡錘形の体形で、体色は黒斑点が散在する灰褐色 - 黄褐色で3齢幼虫(終齢幼虫)の体長は63.7 - 77.9 mmである。 頭部・前胸および腹部第7・8節の硬化した部分は黄褐色あるいは暗褐色を帯びた白色 - 灰白色で、脚は黄褐色である。 頭部は亜方形でゲンゴロウ属幼虫の特徴である「頭楯前縁のW字型切れ込み」の両端隆起が他種に比べて強い。頭部には6対の単眼・細長い9節の触角・鎌形の大顎・9節の小顎ひげ・4節の下唇ひげを持つ。 中胸部 - 腹部第8節には背面中央部に白色条線を持つほか、背面両端に黒い帯があるが硬化した部分以外は不明瞭で、側面・腹面は白色 - 灰白色である。 脚の跗節および腹部第7・8節に遊泳毛を持つ。
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