幼虫による被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/08 15:51 UTC 版)
ヒメカツオブシムシやヒメマルカツオブシムシは成虫が野外で花蜜を吸って生活しているのに対し、幼虫は皮革、毛織物、蚕繭などを食害する。一般に、衣類や生物標本の防虫剤などで防ぐ害虫は本グループの昆虫である。 博物館、美術館、資料館などでも書物の皮表紙や羊皮紙、展示ケース内に敷かれたフェルト、乾燥動植物標本などが被害にあうことが少なくない。中尊寺金色堂の奥州藤原氏のミイラも幼虫による被害を受けていた。 なお、幼虫のカツオブシムシに人毛を与えると摂食が確認された。ただし、詳しい摂取量については未測定である。
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