イセリアカイガラムシ
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イセリアカイガラムシ ( Icerya 介殻虫、学名 Icerya purchasi )は、オーストラリア原産のカイガラムシの一種。柑橘類栽培における農業害虫として甚大な被害を与えたことで知られるが、有力な天敵であるベダリアテントウの導入によって制圧され、農業上の被害はほとんどなくなった。ただし本種は非常な多食性で極めて多数の種の樹木に寄生するため、公園など天敵の少ない農地以外の場所では時に大発生することがある。和名はイセリヤカイガラムシと表記されることもあり、別名としてワタフキカイガラムシの名もある。
- 1 イセリアカイガラムシとは
- 2 イセリアカイガラムシの概要
- 3 参考文献
イセリヤカイガラムシ
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「チャールズ・バレンタイン・ライリー」の記事における「イセリヤカイガラムシ」の解説
詳細は「ワタフキカイガラムシ」を参照 イセリヤカイガラムシのアメリカ侵入は1860年代後半で、非常にやっかいな害虫とされ、カリフォルニアのオレンジ栽培は壊滅するとまで言われた。これに対して、彼はその原産地から天敵を持ち込んで放すことを思いつき、部下のアルバート・ケーベレを派遣した。彼はベダリアテントウをアメリカに送り、これを放したところ、このカイガラムシの被害は取るに足りない程度まで激減した。これは天敵の持ち込みによる害虫防除の初めての事例となった。 なお、この天敵探しのオーストラリア行、実はライリー本人が行きたかったらしい。当時は政府の役人が国外旅行をするのが認められていなかったためにあきらめたと言う。
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イセリヤカイガラムシと同じ種類の言葉
カイガラムシに関連する言葉 | カイガラムシ モミジワタカイガラムシ イセリヤカイガラムシ ヒモワタカイガラムシ |
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