対象物質
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「生物化学的酸素要求量」の記事における「対象物質」の解説
BOD5として測定される物質は、次のように大別できる。 有機物:生物現象により酸化分解されるものの大部分が有機物であり、BOD測定の主たる目的である。だが、種類・性質ともに極めて多様なため、他の有機物測定方法(CODやTOCなど)の値と一致しないことが多い。特に排水処理設備や排水の環境負荷を評価する場合は十分把握しておく必要がある。糖類や有機酸などはバクテリア内に速やかに吸収され、おおむね48時間以内に大半が酵素反応によって酸化分解されるため、含有量のほぼすべてが捕捉される デンプン、タンパク質、脂質などは加水分解による低分子化過程を経るため吸収されるまで時間が掛かり、またバクテリアの種類や共存物質により分解速度が影響されやすい。含有量の30 - 70%が捕捉される 溶解性の低い物質や、ベンゼン化合物、プラスチック類など生分解性の低い物質は、BODとしてほとんど(20%からそれ以下)捕捉されない 無機物:硫化物、亜硫酸イオン、鉄(II)など還元性の物質。測定値に含まれないよう対処しても、量や共存物質、操作によっては影響する アンモニア:試料中に硝化菌が多い場合、硝化作用を受けて亜硝酸や硝酸へ酸化される過程で酸素が消費される
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対象物質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 13:06 UTC 版)
二酸化炭素 — 1,000 ppm 一酸化炭素 — 10 ppm 粉塵 — 0.15 μg/㎥ 以下に厚生労働省指定13化学物質と指針値を示す。 ホルムアルデヒド — 0.08 ppm — 建築基準法により仕様規定あり アセトアルデヒド — 0.03 ppm — 現在、WHOで指針値のミスを認めて取り下げられている。 トルエン — 0.07 ppm キシレン — 0.2 ppm スチレン — 0.05 ppm エチルベンゼン — 0.88 ppm パラジクロロベンゼン — 0.04 ppm フタル酸ジ-n-ブチル — 0.05 ppm クロルピリホス — 0.07 ppb (小児は 0.007 ppb) — 建築基準法により仕様規定あり テトラデカン — 0.04 ppm フタル酸ジ-2-エチルヘキシル — 7.6 ppm ダイアジノン — 0.02 ppm フェノブカルブ — 3.8 ppm TVOC(総揮発性有機化合物) — 400 μg/㎥
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対象物質
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「ファイトレメディエーション」の記事における「対象物質」の解説
ファイトレメディエーションの標的は大きく分けて、土、水、空気である。植物利用による土壌汚染や地下水汚染の修復は、現在一部で行われている。米国では根圏の微生物との協同作用を利用した修復が実用化へ向けて実施されている。土壌・地下水汚染に関しては、石油による汚染(polyaromatic hydrocarbon(PAH)やtotal petroleum hydrocarbon(TPH))やTCE(trichloroethylene)と重金属による汚染が主な対象である。また、大気汚染浄化の主たる標的は窒素酸化物、オゾン、ダイオキシンなどである。 対象となる有害物質はカドミウム、鉛などの重金属や、窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)などの大気汚染物質の他、ヒ素、リン、セレン、トリクロロエチレン、窒素化合物、環境ホルモン、またウランをはじめとする放射性物質などであり、非常に多種多様な汚染物質を吸収できる。以下に詳細を記述。
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