アスベストを巡る議論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 20:13 UTC 版)
「ロッテルダム条約」の記事における「アスベストを巡る議論」の解説
1998年にロッテルダムで行われた外交会議において、アスベストを対象物質に加えるかどうかが検討されたが、議論が紛糾した結果アスベストの内クロシドライト1種のみを対象物質とするに留まった。2004年9月に行われた第1回締結国会議においても引き続きアスベストに関する検討が行われ、アクチノライトなど4種類のアスベストは対象物質に加えられたものの、アスベスト製品の多くを占めるクリソタイル(英語版)に関しては、健康や環境への影響に関する知見の不足や経済的な理由によって付属書IIIへの記載は見送られた。その後、第3回、第4回、第5回と締結国会議において引き続きクリソタイルの付属書IIIへの掲載の可否についての議論が行われたが、世界5位のクリソタイル産出国であるカナダなどの反対によって見送られている。
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