あんし‐そうち〔‐サウチ〕【暗視装置】
暗視装置
暗視装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 23:05 UTC 版)
テレスコピックサイトの一種であり、特に夜間の視野確保のための装置。暗視装置の開発当初は小型化が難しかったため銃本体に取り付けられていた。初期の物であるドイツ国防軍のStG44用の暗視装置ZF.1229'Vampirは、赤外線眼鏡と赤外線投光器、さらに電力供給用のバッテリーパックで構成されていた。これらは眼鏡と投光器が約2kg、バッテリーが約13kgとかなりの重量であった。アメリカ軍もM2カービンに暗視装置を取り付けたM3カービンを開発したが、重量が嵩み過ぎること(細い銃に金属の大きな塊が付いたも同然になる)、赤外線投光器により自身の位置を暴露してしまうこと(相手も暗視装置を持っていた場合は、発光部が真っ白に浮かび上がって見えることになる)などから採用されなかった。暗視ゴーグルの配備が進んだ現在では、狙撃用モデル以外はほとんど見られない。 機種によって、後述のブースターのように、ドットサイト・ホログラフィックサイトの後部、スコープの前部にセットすることで暗視機能を付与できるものもある。 詳細は「暗視装置」を参照
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暗視装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 14:12 UTC 版)
「陸上自衛隊の装備品一覧」の記事における「暗視装置」の解説
名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数注釈微光暗視眼鏡 JGVS-V3 ※V3(ブイスリー) 双眼式の第2世代型暗視装置。日本電気製。 84式暗視装置 JGVS-V4 JGVS-V1/V2の後継となる三脚式の暗視装置。富士通製。 個人暗視眼鏡 JAVN-V6 両眼式の第3世代型暗視装置。ヘルメットに装着し主に航空機のパイロットが使用する。 近距離暗視装置 JGVS-V7 三脚式の暗視装置。富士通製。本体、モニタ部、三脚、電源部で構成される。 個人用暗視装置 JGVS-V8 ※V8(ブイエイト) 2万セット以上 単眼式の第3世代暗視装置。米ITT社製AN/PVS-14を日本電気でライセンス生産したもので、2003年度より調達開始。 近距離監視装置 JGVS-V9 三脚式の第3世代型暗視装置。日本電気製。監視装置本体、ノートパソコンで構成され、軽装甲機動車の搭載も可能。 75式照準用微光暗視装置II型 ※微光暗視眼鏡 64式7.62mm小銃や62式7.62mm機関銃等に装着する暗視装置。小型軽量化、84mm無反動砲にも対応したII型(B)がある。日本電気製。I型(退役済)は60式自走無反動砲に装着可能。 退役 名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数注釈63式操縦用暗視装置I型 戦車前方に搭載される暗視装置。日本電気製。投光器、高圧電源部、受像部で構成される。退役済。 63式狙撃用暗視装置B型 主に64式7.62mm小銃や84mm無反動砲等に装備される暗視装置。日本電気製。投光器、高圧電源部、電源部、受像部で構成される。退役済。 74式微光暗視装置(中距離) JGVS-V1 三脚式の暗視装置。日本電気製。退役済。 75式地上赤外線装置 JGVS-V2 三脚式の暗視装置。富士通製。退役済。 75式照準用微光暗視装置I型 ※微光暗視眼鏡 60式自走無反動砲に装着する暗視装置。日本電気製。退役済。後継のII型、II型(B)がある。 暗視装置 JGVS-V5 4セット JGVS-V4と同時期に開発された弾着監視用の暗視装置。JGVS-V4で流用可能とされた為、少数調達に留まる。
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