日経サイエンスとは? わかりやすく解説

日経サイエンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/20 21:41 UTC 版)

日経サイエンス
ジャンル 科学雑誌
刊行頻度 月刊
発売国 日本
言語 日本語
出版社 日経サイエンス社
ISSN 0917-009X
刊行期間 1971年2月-
ウェブサイト 日経サイエンス
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日経サイエンス』(にっけいサイエンス)は、自然科学分野の論文を主に掲載する非専門家向けの雑誌1971年2月創刊。創刊時の誌名は『サイエンス』。1990年10月号から現在の誌名に改称[1]1845年8月28日に創刊された米国の科学雑誌『サイエンティフィック・アメリカン (Scientific American) 』の日本版である。

発行元は日経サイエンス社、発売元は日経BPマーケティング。なお、日経サイエンス社は日本経済新聞社と米Scientific American社(本社ニューヨーク)の2社等分出資の会社で、当雑誌の編集・発行についても日本経済新聞社が全面支援している。

内容

米国の『サイエンティフィック・アメリカン』からの翻訳記事が7~8割を占める。『サイエンティフィック・アメリカン』に掲載されたすべての記事が翻訳されるわけではない。その他、一般向け科学書の書評や対談、日本人研究者の取材ルポなど、日本版独自の記事が掲載されている。対象読者や誌面構成は『ネイチャー』や『サイエンス』のように研究者向けではなく、『ニュートン』のような科学ファンに向けた作りである(『ニュートン』よりはやや専門的な内容が多い)。

取り扱うテーマは自然科学のうち、物理学宇宙科学地球科学生物学医学情報科学などが多く、一部の社会科学農学軍事技術などを含む幅広い分野に渡る。ただし、化学数学に関する記事は少ない。特定の学問分野のごく初期から寄与した研究者科学者による投稿原稿が中心となっている。

雑誌内の記事の重み付けは特集中心ではない。記事の分野は一冊の雑誌の中でそれぞれ関連がなく、例えば2006年2月号では物理学生命の起源情報科学地球科学薬学地学神経科学というように、バラバラである。これ以外に科学ニュースを毎号10ページ程度掲載し、常設コラムとして10本前後の連載欄を設けている。連載の一例として、1981年まで掲載されていたマーティン・ガードナーの「数学ゲーム」がある。

判型はA4変形判、全ページ4色印刷。ISSN 0917-009X。なお、現在の表紙の緑色を基調としたデザインになったのは2009年5月号からで、このようなスタイルになったのは割合最近のことである。

脚注

  1. ^ サイエンス及び日経サイエンス1990年:掲載論文一覧”. 株式会社 日経サイエンス. 2017年6月9日閲覧。

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