日経エンタテインメント!とは? わかりやすく解説

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日経エンタテインメント!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/10 16:49 UTC 版)

日経エンタテインメント!
ジャンル 情報誌
刊行頻度 月刊(毎月4日)
発売国 日本
言語 日本語
定価 780円(2020年時点)
出版社 日経BP社
発行人 加藤栄
編集長 山本伸夫
副編集長 伊藤哲郎
ISSN 1342-842X
雑誌名コード 07183-4
刊行期間 1997年4月号 -
ウェブサイト 公式サイト
特記事項 刊行期間は独立創刊後のもので、それ以前に『日経クリック』増刊として発行されたものがある。
前身誌は『日経エンタテインメント』(週刊、1988年 - 1993年)。
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日経エンタテインメント!』(にっけいエンタテインメント、略称:日経エンタ)は、日本経済新聞社の子会社である日経BP社が毎月4日に発売する情報誌。定価780円(税込み)。

概要

1988年から1993年に前身となる『日経エンタテインメント』(感嘆符はつかない)という週刊誌が日経BP社から出版されていた(販売は定期購読契約による直送制[1])。その後、1996年6月7日に『日経クリック』増刊として書店販売で『日経エンタテインメント!』(このときに感嘆符がついた)が発行され[2][3]1997年3月発売の1997年4月号で月刊誌として独立創刊した[4]

映画音楽テレビを中心にゲームラジオ演劇インターネットデジタル家電等の流行のものや人物等を幅広く掲載している。

毎回様々なテーマに沿ったランキングを掲載しており、2002年以降、芸人ランキングを年に1回行うようになっている。毎号、男優女優をユニークな軸を用いて分類したチャートが登場する。

また、一部の特集ではナリナリドットコムで転載の許諾を得ている。

歴代編集長

  • 初代 - 品田英雄(その後発行人に)
  • 二代目 - 小川仁志(現在本誌別冊編集長、『大人のロック!』編集長)
  • 三代目 - 品田英雄(現在本誌編集委員)
  • 四代目 - 大谷真幸(現在日本経済新聞編集委員)
  • 五代目 - 吉岡広統

好きな芸人・嫌いな芸人ランキング

2002年から本誌が独自に調査し、作成しているお笑い芸人の人気ランキングである。調査は日経BP社、日経BPコンサルティングの調査モニター『日経エンタテインメント!』が発行するメールマガジン『日経エンタテインメント!メール』受信者を対象としたウェブ調査で行われる。調査は毎年3月上旬以降に行われる[5]。編集部が選出した全国ネットのテレビ番組などで活躍するお笑い芸人100組以上の中からメール受信者が、「好きな芸人」「嫌いな芸人」「この1年で最もブレイクした芸人」「来年消えると思う芸人」の4項目について、1組ずつ挙げる形式である。また、「ネタ」「キャラクター」「ルックス」「(メディア)露出の仕方」「周囲の評判」など、その理由も書かなければならない[6]。調査協力者の年齢は10代から60代、男女比率は、男性が7割、女性が3割である[5][6]2012年から休止され、2014年に復活した。2021年以降は再び休止している。

「好きな芸人」1位は調査開始の2002年から2017年まで14度連続で、明石家さんまが2位と大差をつけて選ばれている。2018年から2020年まで3年連続サンドウィッチマンが1位で2位はさんまだった。「嫌いな芸人」では、2002年から2010年までの9年連続で江頭2:50が選ばれており、こちらも2位と大差をつけての首位。江頭が2011年も首位に選ばれなかったのは、本誌の分析によれば、2011年は調査が4月下旬から5月上旬と東日本大震災後に行われていたことから、3月に被災地へ支援に赴いた江頭の姿がメディアで取り上げられたのが影響した。また、2008年度調査から彼を「嫌い」に選びながらも、選出理由の項目に彼を応援する声を送る人が増え始めていた[6]。なお、江頭の10年連続1位を阻止したのが、島田紳助だった[7]。3年ぶりに復活した2014年の同ランキングで江頭が再び「嫌いな芸人」1位に返り咲く。2015年も1位となり、江頭が通算11度目の「嫌いな芸人」1位となっている。2016年と2017年の「嫌いな芸人」1位は石橋貴明で江頭は2位、2018年は石橋(3年連続)とアキラ100%が同率1位だった。2019年はさんま、2020年は久保田かずのぶ(とろサーモン)が1位だった。一方で、江頭は2014年に「好きな芸人」7位になるなど、近年「好きな芸人」にも上位にランクインするようになっている。

好きな芸人 1位 嫌いな芸人 1位
2002~2010 明石家さんま 江頭2:50
2011 島田紳助
2014 江頭2:50
2015 江頭2:50
2016 石橋貴明とんねるず
2017 石橋貴明
2018 サンドウィッチマン 石橋貴明・アキラ100%
2019 明石家さんま
2020 久保田かずのぶ(とろサーモン

タレントパワーランキング

株式会社アーキテクトが実施するデータの提供を受けて毎年特集される、国内最大規模のテレビタレント知名度・人気度調査。

表紙

  • 創刊号の表紙を飾ったのは奥菜恵[8]
  • 2017年4月号時点での表紙登場回数ランキングは以下の通り[8]
  1. 9回 - AKB48
  2. 8回 -
  3. 6回 - 櫻井翔ももいろクローバーZ
  4. 5回 - 関ジャニ∞乃木坂46浜崎あゆみ松本人志宮﨑あおい
  5. 4回 - 福山雅治
  6. 3回 - 蒼井優綾瀬はるか新垣結衣上戸彩上野樹里、奥菜恵、KinKi Kids柴咲コウ鈴木あみSPEED東方神起長澤まさみ広末涼子松たか子

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創刊時にはKISSが出演するテレビコマーシャルが放送された[9]

連載コラム

現在

過去

脚注

注釈

  1. ^ 2冊の内容から選りすぐったのを合本として新潮文庫より『変なおじさん完全版』として刊行された。

出典

  1. ^ 「週刊日経エンタテインメント 10月創刊」『月刊アドバタイジング』1988年7月号、88頁。NDLJP:2262074/46
  2. ^ 「日経BP社発行『日経エンタテインメント』リニューアル」『月刊アドバタイジング』1996年6月号、75頁。NDLJP:2262170/40
  3. ^ 『NEW ENERGY』1997年1月号、41頁。NDLJP:3302464/21
  4. ^ 「日経BP社発行のユニークな雑誌群」『政界』1997年5月号、19頁。NDLJP:2889266/10
  5. ^ a b 「お笑い芸人人気ランキング 要注意人物11」『日経エンタテインメント!』第10巻第8号、日経BP社東京都、2006年6月、pp.25、2011年7月8日閲覧 
  6. ^ a b c 木村尚恵、遠藤敏文、鈴木淳史「2008年版お笑い芸人人気ランキング 好きな芸人 嫌いな芸人」『日経エンタテインメント!』第12巻第8号、日経BP社東京都、2008年6月、pp.32、2011年7月8日閲覧 
  7. ^ Narinari.com編集部 (2011年7月7日). ““嫌いな芸人”江頭が遂に陥落、V10阻みトップに立ったのは島田紳助。” (日本語). 東京都. https://www.narinari.com/Nd/20110715860.html 2011年7月8日閲覧。 
  8. ^ a b c 『日経エンタテインメント!』2017年4月号、47頁。
  9. ^ 別冊宝島430号『よいこの広告 テレビCMが10倍面白くなる本!』宝島社、1999年、39頁。ISBN 4-7966-9430-7
  10. ^ “高橋文哉、“仕事論”を語る新連載「未来へのスイッチ」スタート”. マイナビニュース (マイナビ). (2022年6月2日). https://news.mynavi.jp/article/20220602-2356387/ 2022年6月2日閲覧。 
  11. ^ 日経エンタテインメント! [@nikkei_ent] (2015年4月8日). "【発売中5月号:新連載】「メンバーが語るAKB48 10年史 高橋みなみ×小嶋陽菜×峯岸みなみ」12月で初劇場公演から10周年となるAKB48。…". X(旧Twitter)より2024年7月8日閲覧

外部リンク


日経エンタテインメント!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 00:57 UTC 版)

ONE PIECE」の記事における「日経エンタテインメント!」の解説

2010年8月号表紙ルフィ飾り誌面でも全15ページに及ぶ総力特集組まれた。同誌の表紙アニメキャラクター飾ったのは021月号の『千と千尋の神隠し以来である。2012年12月号では麦わらの一味全員表紙飾った

※この「日経エンタテインメント!」の解説は、「ONE PIECE」の解説の一部です。
「日経エンタテインメント!」を含む「ONE PIECE」の記事については、「ONE PIECE」の概要を参照ください。

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