【複葉機】(ふくようき)
飛行機のうち、左右の両側にそれぞれ2枚以上の主翼を持つもの。
翼の面積が広くなるため、低速でも大きな揚力を得られ、低速で巡航する事ができる。
また、「木製の骨組みに布張り」という脆い構造でも実用に耐える飛行機を設計できた。
このため、基礎技術の未熟な航空機の黎明期には航空機の主流であった。
反面、抗力の影響を受けやすく、高速を発揮するのが難しい。
これは黎明期には考慮に値しない事柄であったが、大出力のエンジンが普及すると深刻な欠点となった。
このため、第二次世界大戦頃には単葉機にシェアを奪われ、姿を消していった。
長時間の滞空や高高度飛行のために大きな揚力を必要とする場面は現代でもままある。
しかし現代では単純に翼の数を増やすような事はせず、効率よく揚力を得られるよう特別に設計された単葉機が用いられる。
複葉機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 07:55 UTC 版)
複葉機(ふくようき、英: Biplane)とは、飛行機[1]において、揚力を得るための主翼が2枚以上あるものを指す。しかしほとんどは2枚であり、3枚以上の飛行機は少ない。狭義として2枚のもののみを「複葉機」とし、3枚のものを「三葉機」、4枚以上のものを「多葉機」と区別することもある。但しミサイルに見られるような、胴体を貫通する主翼2枚が十字型に直交して配された物は、一般に「複葉機」と呼ばない。
- ^ および、固定翼を持つタイプの航空機。飛行機以外にも飛行船や回転翼機にも揚力を得る目的の固定翼を持つ機種がある。 (一般に「飛行機」とは動力があり主として固定翼で揚力を得る航空機を指すが、複葉機という語はグライダー・モーターグライダーにも用いられる。単に『航空機』と言ってしまうと気球や飛行船・回転翼機などもすべて含まれるので、すこし範囲が広すぎる)
- ^ “自治州巡る戦闘でドローン猛威、衝撃受けるロシア…「看板商品」防空ミサイル網が突破される”. 読売新聞 (2021年12月21日). 2021年10月20日閲覧。
- ^ 秋山皓平, 手塚亜聖, 砂田保人 ほか、「複葉型超小型航空機の主翼揚力特性に関する実験」 『日本航空宇宙学会論文集』 2009年 57巻 671号 p.476-485, doi:10.2322/jjsass.57.476
- ^ 伊藤章洋、複数翼の設計 高知工科大学 修士論文
- ^ 大林・大谷研究室/下山研究室
- ^ 東北大学工学部・工学研究科 | 瀬名秀明がゆく!東北大学工学部機械系
複葉機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 02:46 UTC 版)
「実家から持ってきた」と称する、時代院咲子の愛機。文字通り時代物。咲子はこれで戦場へ乱入し「ガラット様〜」と連呼して、戦闘に割り込むこともしばしば。
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