【哨戒機】(しょうかいき)
Patrol Plane.
敵の接近や侵入などに備えて広範囲を哨戒(見回り)し、警戒することを目的とした軍用機。
哨戒や警戒だけでなく、戦場の監視や、場合によっては攻撃をも行う。
用途として偵察機と重複する部分があるが、広い範囲の空域を長時間飛行する必要があるため、長い航続距離や滞空時間が求められるのが特徴。
このため、大量の燃料を積める大きな機体(輸送機や爆撃機をベースとするものが多い)と、燃費のよいエンジンを持つことが一般的である。(現代ではターボプロップやバイパス比の高いターボファンなどが用いられる)
レーダーなどの探知手段が発達した現代では、哨戒機といえば潜水艦を対象にした対潜哨戒機がほとんどである。
ただし、当初対潜哨戒機として造られたものを、陸上や水上の目標に対して使うことも多い。
近年では、漁船の違法操業や不法入出国、密貿易、海賊行為、汚染物質の不法投棄などへの監視・対処といった警察的任務をこなすこともある。
関連:偵察機
対潜哨戒機
(哨戒機 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 01:36 UTC 版)
対潜哨戒機(たいせんしょうかいき、英語: Maritime patrol aircraft, MPA[注 1])は、対潜戦を重視して設計・装備された航空機。日米の軍用機の命名規則では哨戒を意味する英単語(patrol)の頭文字からPが使われるが、イギリスではMR、NATOコードでは独立した分類を持たず雑多な機種としてMが使われる。
注釈
出典
- ^ a b c 久保 2017.
- ^ a b Polmar & Whitman 2016, pp. 35–38.
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- ^ 岡崎 2012, pp. 254–267.
- ^ a b 岡崎 2012, pp. 67–75.
- 1 対潜哨戒機とは
- 2 対潜哨戒機の概要
- 3 分類
- 4 装備
- 5 機種一覧
- 6 脚注
哨戒機
「哨戒機」の例文・使い方・用例
哨戒機と同じ種類の言葉
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