早期警戒機とは? わかりやすく解説

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そうき‐けいかいき〔サウキ‐〕【早期警戒機】

読み方:そうきけいかいき

エー‐イー‐ダブリューAEW


【早期警戒機】(そうきけいかいき)

Airborne Early Warning(AEW).
大型かつ大出力のレーダー搭載し広範囲海上空中目標探知にあたる作戦支援機
地上レーダーでは捕らえられない水平線向こう側探知できるため、索敵範囲が非常に広い。
昨今の早期警戒機には管制能力搭載されているものも少なくなく(737-700AEW&Cなど。C は管制 (Control) の頭文字)、どこで両者区分するのかは曖昧である。

関連早期警戒管制機 AWACS

主な種類

awacsn1.jpg
Photo:MASDF

早期警戒機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/21 00:48 UTC 版)

早期警戒機(そうきけいかいき)とは、レーダーを装備し、敵・味方の航空機等の空中目標を探知・警戒する航空機軍用機)のこと[1]。「空飛ぶレーダー」のほか、Airborne Early Warning の頭文字から AEW とも呼ばれる[1]AWACS(早期警戒管制機)と同様の任務につけられるが、その区分は明瞭ではなく、一般的には乗員が多く、管制処理能力がより高いものがAWACSと呼ばれる[1]


  1. ^ a b c d 『現代軍用機入門: 軍用機知識の基礎から応用まで』イカロス出版、2005年、P118-125頁。ISBN 9784871496407 
  2. ^ a b Airborne Early Warning”. globalsecurity. 2017年11月23日閲覧。
  3. ^ 『航空ファン イラストレイデッドNo73『第二次大戦米海軍機全集』』文林堂、1993年、P83頁。 
  4. ^ 「中国 空母部隊強化を加速/随伴艦や搭載機 新型次々」『読売新聞』朝刊2017年10月14日


「早期警戒機」の続きの解説一覧

早期警戒機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 14:12 UTC 版)

ソ連防空軍」の記事における「早期警戒機」の解説

Tu-126 A-50 この他Mi-2Mi-6Mi-8などのヘリコプターL-39などの練習機An-2などの輸送機保有

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「早期警戒機」を含む「ソ連防空軍」の記事については、「ソ連防空軍」の概要を参照ください。


早期警戒機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 00:17 UTC 版)

C-1 (輸送機)」の記事における「早期警戒機」の解説

第3次防衛力整備計画において、防衛庁は、レーダーサイト死角となる低高度覆域を補完するための早期警戒機(AEW機)の導入計画し候補機種としては、アメリカ海軍運用中E-2導入案、PXS(後のPS-1)を母機開発する案、そして本機母機開発する案などが俎上載せられていた。この時点ではE-2対日リリース不可能とされていたことから、結局3次防では「レーダー搭載警戒機の研究開発を行う」こととなったその後技本中心とする検討結果1968年には「国産可能」との結論空幕報告されたが、同年秋、米国より、E-2完成機のリリースが可能との連絡もたらされた。1970年7月には米国英国空自調査団派遣される一方技本では独自にAEW機国内開発可能性についての研究継続された。 これらの成果踏まえて防衛庁諸外国からのAEW機導入については信頼度不確実判断し1971年4月1日AEW機国内開発の方針発表した。これはC-1ベースフェーズドアレイレーダー搭載する計画であったが、肝心レーダーに関しては、当時日本企業自主開発は困難との見方強くアメリカヒューズ社製のレーダー川重機 (C-1) に搭載することを検討していた。川重ヒューズ社の試算では、導入15機で1機あたり60億円程度試算していた。一方国内開発機計画放棄されたわけではなく技術研究本部開発中アクティブ・フェーズドアレイ・アンテナ用いたレーダー検討されていた。 しかし日本にとってAEW機未経験分野であることから、これを国内開発するにはコスト面の懸念があったほか、空幕では、国内開発待っていてはレーダー盲域という重大問題解決が遅れることを懸念しており、少数機の先行導入主張していた。この結果、まずE-2Cを7機導入したのち、次々期防(昭和5761年度)でこれと同レベル国産機を装備するという折衷案合意され上申された。しかし1972年10月9日閣議決定された4次防では「早期警戒機能向上のための電子機器等の研究開発を行う」とされ、必ずしもAEW機国産化基本方針ではなくなった。また同日国防会議議員懇談会では「早期警戒機等の国産化問題白紙とし、今後輸入含め、この種の高度の技術的判断要する問題については、国防会議事務局専門家会議設ける等により慎重に検討する」ことが了解された。同専門家会議では1年半に渡る検討経て1974年12月27日、「国産化前提とする研究開発着手することは見送ることとするのが適当である」との結論至った。これを受けて本機をもとにしたAEW機の案も放棄され外国機導入の方針検討進められることになり、結局はE-2CFMS調達となった

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早期警戒機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 19:38 UTC 版)

イギリス空軍」の記事における「早期警戒機」の解説

機上対空レーダー搭載するセントリー AEW.1は、侵攻する敵性機を探知する早期警戒機であるとともに戦闘空域調整も行う。セントリー AEW.1はRAF ウォディントン (Waddington) 基地配備されている。トーネードセントリーイラクバルカン半島など国外で任務行った

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早期警戒機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:03 UTC 版)

機動警察パトレイバーの登場メカ」の記事における「早期警戒機」の解説

劇場版2登場する架空航空自衛隊の早期警戒機。エンジンSTOL大型ターボファンエンジン双発実際に航空自衛隊配備しているE-2Cとは異なり当初から陸上機として開発されている。

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