マルチロール機とは? わかりやすく解説

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マルチロール機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 00:47 UTC 版)

マルチロール機(マルチロールき、英語: Multirole combat aircraftMRCA)とは、装備を変更することで制空戦闘、各種攻撃任務、偵察などの任務を実施できる戦闘機[1]マルチロールファイター(多用途戦闘機)とも呼ばれる。


  1. ^ 青木謙知『ミリタリー選書1現代軍用機入門 (軍用機知識の基礎から応用まで)』イカロス出版13頁
  2. ^ a b 戦闘機事典. イカロス出版. (2017-06-30). p. 84. ISBN 4802203519 
  3. ^ a b 戦闘機事典. イカロス出版. (2017-06-30). p. 86. ISBN 4802203519 
  4. ^ 戦闘機事典. イカロス出版. (2017-06-30). p. 87. ISBN 4802203519 
  5. ^ 戦闘機事典. イカロス出版. (2017-06-30). p. 82. ISBN 4802203519 
  6. ^ 戦闘機事典. イカロス出版. (2017-06-30). p. 91. ISBN 4802203519 
  7. ^ 戦闘機事典. イカロス出版. (2017-06-30). pp. 89-90. ISBN 4802203519 
  8. ^ a b 戦闘機事典. イカロス出版. (2017-06-30). p. 88. ISBN 4802203519 


「マルチロール機」の続きの解説一覧

マルチロール機 (Multirole Fighter)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/04 06:53 UTC 版)

World of Warplanes」の記事における「マルチロール機 (Multirole Fighter)」の解説

汎用性が高い航空機多く様々な戦術に対応可能である。敵機との機動戦闘や、地上目標対し有効的な攻撃を行う事が可能である。爆弾ロケット、より口径大き機関砲などを追加搭載することも可能である。

※この「マルチロール機 (Multirole Fighter)」の解説は、「World of Warplanes」の解説の一部です。
「マルチロール機 (Multirole Fighter)」を含む「World of Warplanes」の記事については、「World of Warplanes」の概要を参照ください。


マルチロール機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 15:32 UTC 版)

戦闘爆撃機」の記事における「マルチロール機」の解説

詳細は「マルチロール機」を参照 第二次世界大戦後は、軍用機ジェット機主流となり、マルチロール機の登場で、戦闘機爆撃機両方機能十分に満たせるようになった戦闘爆撃機には様々なタイプ登場した戦闘機としての用途が主、攻撃機爆撃機としての用途が従とする、戦闘機として設計されたが、搭載余力生かして爆撃能力付加した機体戦闘機としての用途が従、攻撃機爆撃機としての用途主とする戦闘機ありながら本格的な爆撃機としての装備付加した機体。そのため純粋な戦闘機としての能力妥協している。ただし、F-111場合は、開発当初長距離レーダーと長射程対空ミサイル搭載する機体として開発されたものの、結果として戦闘機としての使用不可能な大型となったもので、実際純粋な爆撃機であり、戦闘機として運用されることは配備当初から諦められた。Su-24当初から攻撃機として開発されており、自衛目的以外で空対空兵装搭載することは運用上は考えられていないが、戦闘爆撃機呼称されていることが多く西側資料でも戦闘爆撃機として呼称区分されるのが通例である。 中小国複数任務使用した機体もある。アジア・アフリカなどの中小国輸出され戦闘機爆撃機として使用され機体積極的に戦闘爆撃機として使われたというよりも、他に替える機体無く両方任務使われ機体である。 日本ではF-104Jの配備によって余剰となったF-86F対地対艦攻撃近接航空支援等に転用する形で「支援戦闘機」というカテゴリー設けられたが、これは専守防衛国是のために、攻撃機戦闘爆撃機と呼ぶことを避けたためである(いわゆる自衛隊用語)。この支援戦闘機としては、先述したF-86Fの後、T-2練習機ベースとしたF-1や、政治的理由から対地攻撃能力など削除して防空任務主用途としたF-4EJの一部近代化改修し空対艦ミサイル運用能力付与対地攻撃能力復活などを行ったF-4EJ改が開発されたが、戦闘機マルチロール化の進展などから、2005年以降要撃機統合され廃止された。最後支援戦闘機としてF-16をベース開発されたF-2も、非常に高い対艦攻撃能力有しているが、同時に優れた空戦能力有しているため、実質的にはマルチロール機である。 機体構造電子機器の面で高度化進み新し軍用機設計膨大な経費掛かるようになった。そのため殆ど全ての国で戦闘機高等練習機小型高速爆撃機などを同一基本設計から製作するようになったまた、技術の向上により、戦闘機としても攻撃機爆撃機としても高い性能両立させることが可能になり、従来のように機種分けなくとも、双方任務を無理なくこなすことが可能となったF/A-18開発当初戦闘機型攻撃機型が別個に制式化される予定であったが、1機種双方任務をこなすことが可能だとして、名称は統合されて「F/A-18となったF-15E純粋な制空戦闘機として開発されF-15設計を基に戦闘爆撃機として再設計されたもので、基本的に対地攻撃任務専門機体だが、原型のF-15C/Dには僅かに劣るものの高レベル空対空戦闘能力維持している。 新型機の就役により旧式化した戦闘機、あるいはハイ・ローミックスでローを担う戦闘機を、攻撃爆撃任務転用する事例もしばしば見られる地上攻撃任務制空任務比べて損耗率が高いことから、高価な機体をその任務充てるのは費用効率が悪いとみなされるからである。そのような経緯戦闘爆撃機として運用され機体は、単純に爆撃能力比較した場合新型戦闘機や、ハイ・ローミックスのハイを担う機体よりも低性能な例もある。なお、ハイ・ローミックスは元来アメリカ空軍においてF-15・F-16両戦闘機混用することを指す用語だが、他国での戦闘機運用、あるいはそれに限らず陸上戦力海上戦力において性能異な兵器混用する場合を指す言葉としても用いられるまた、ジェット機時代ソ連空軍における戦闘爆撃機ロシア語: Истребитель-бомбардировщик)は、基本的に戦闘機としての能力要求されておらず、戦術爆撃機としての運用特化していた。逆に西側戦闘爆撃機のように戦闘機としての役割ある程度期待され機体ソ連空軍では「前線戦闘機(фронтовой истребитель)」と呼ばれた。これらは戦闘機としての能力優先して設計されており、西側での戦術戦闘機相当する考えられているが、ベトナム戦争におけるアメリカのF-4などと同様、アフガニスタン侵攻のような実戦では戦闘爆撃機としての任務与えられ大規模に使用された。 1991年ソビエト連邦崩壊しそれまで長く続いていた冷戦終結し21世紀を迎えて先進各国間での全面戦争生起する可能性はほとんど無くなった。代わって、紛争地域へのNATO軍の介入多くなったものの、かつてのベトナム戦争のような空戦発生することはなくなっていた。湾岸戦争においてもイラク軍機を多数撃破する戦果挙げているものの、コソボ紛争イラク戦争における空戦による戦果は数機にまっている。 21世紀に入ると先進国間の全面戦争はほとんど想定されておらず、2001年発生したアメリカ同時多発テロ事件」により生起した「対テロ戦争テロとの戦い)」においても、戦闘機任務専ら戦略目標への精密攻撃地上部隊への戦術航空支援であり、対テロ戦争以外においても、大規模軍事行動における戦闘機による空対空戦闘実例としては少ない。そのために、制空戦闘機としてF-15後継となるべく設計されたF-22なども、限定的ではあるが対地攻撃能力付与され開発されており、「戦闘爆撃機(マルチロール機)ではない戦闘機地上攻撃能力持たない戦闘機)」という存在少数派となりつつある。

※この「マルチロール機」の解説は、「戦闘爆撃機」の解説の一部です。
「マルチロール機」を含む「戦闘爆撃機」の記事については、「戦闘爆撃機」の概要を参照ください。

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