戦闘機型
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「デ・ハビランド モスキート」の記事における「戦闘機型」の解説
最初の戦闘機型の試作機(Mk II)は1941年5月15日に初飛行を行った。これを基に戦闘機型が設計され、F Mk IIとして生産された。胴体下にイスパノ 20 mm 機関砲4門と機首にブローニング 7.7mm 機関銃4門を装備した。爆撃機型と違って搭乗するドアの位置を胴体横に変更し、フロントガラスも改装され、防弾パネルが設けられている。 最初の夜間戦闘機型はNF Mk. IIであり、1942年1月に第157飛行隊にダグラス ハヴォックの代替として投入されたのを皮切りに466機が生産された。これはイスパノ 20 mm 機関砲4門を機体下前方に、加えてブローニング 7.7 mm 機銃4挺とAI Mk.IV機上レーダーを機首に搭載していた。 これらの夜間戦闘機の成功と、レーダーの存在を秘匿する必要から、「猫目の」ジョン・カニンガムに関して、「彼と他のパイロットたちはニンジンを食べることで驚くほど鋭敏な夜間視力を得ている」と言う風聞が流布された。これはイギリス側がレーダー開発をドイツ側に秘匿する目的で偽りの情報を流したものである。 97機のNF Mk. IIは機上レーダーがAI Mk. VIIIに更新されNF Mk. XIIとなった。これと同性能のNF Mk. XIII 270機が生産されたが、これらは夜間戦闘時に発射炎が視力を奪ってしまうという理由から機首の機銃を撤去した。これとは別の夜間戦闘機型がMk. XV、Mk. XVII(Mk.IIからの更新型)、Mk. XIX、Mk. 30である。後期の3種はアメリカ製のAI Mk.X機上レーダーを装備した。戦後、夜間戦闘機型はマーリン113/114エンジン装備のNF Mk. 36と、イギリス製AI Mk. IX機上レーダーを装備したNF Mk. 38の2種が作られた。一方、モスキート夜間戦闘機の機上レーダーに捕捉されていることをドイツの夜間戦闘機乗員に警告するために、ドイツはNaxos ZRレーダー探知機を導入した。 イギリス空軍だけでなく、アメリカ陸軍航空隊、オーストラリア空軍、カナダ空軍、ニュージーランド空軍、イスラエル空軍、さらにベルギー、ビルマ、中華民国、チェコスロバキア、フランス、ノルウェー、南アフリカ、ソビエト連邦、スウェーデン、トルコ、ユーゴスラビア、ドミニカでも運用された。なお、戦後になってアルゼンチンでは本機の設計を参考に空冷エンジンを積んだカルクィンを開発している。
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戦闘機型
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「デ・ハビランド モスキート」の記事における「戦闘機型」の解説
F Mk. II 最初の戦闘機型である。 NF Mk. II F Mk. IIに機上迎撃レーダー(Mk. IV)を装備して夜間戦闘を可能とした機体である。 NF Mk. XII NF Mk. IIのMk. IVレーダーをMk. VIIIレーダーに換装した機体である。 NF Mk. XIII FB Mk. VIにレーダーを装備した機体である。 NF Mk. XV エンジンに過給機付きマーリン73を搭載し、主翼を延長するなどした高高度戦闘機型。 NF Mk. 30 エンジンを過給機付きマーリン 72/76に、レーダーをMk. Xにした機体である。 NF Mk. 36 NF Mk. 30と同等の機体に高高度性能の高いエンジンを搭載したもの。 NF Mk. 38 NF Mk. 30にAI.9レーダーを搭載したもの。
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戦闘機型(代号:蓝天)
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