【艦上機】(かんじょうき)
旧軍において、航空母艦などの飛行甲板上から発着することを前提に設計された飛行機を指す名称。
現在では艦載機と同義であり、意識して分類されることは少ない。
飛行機を狭い艦上で運用するには、カタパルト射出やアレスティングワイヤーの制動に耐え得る強度のほか、着艦時の低速飛行における安定性や塩害対策、翼折り畳み機構などが必要なため、専用に設計される必要がある。
(ジェット化される前の空母や、スキージャンプを備えた空母では、カタパルトを用いない場合が多い)
しかし、そのように制約の多い設計を余儀なくされるにもかかわらず、陸上機に比べて引けを取らない性能を持つ機体も多数あり、海軍のみならず空軍でも採用されることがある。
艦上機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 17:49 UTC 版)
艦上機(かんじょうき)は、飛行甲板から自力滑走で発艦し、直接着艦が可能な航空機のこと。
- ^ 石川, 潤一「艦上機発達史 (特集 世界の空母 2015)」『世界の艦船』第825号、海人社、2015年11月、102-109頁、NAID 40020597385。
- ^ Fred T. Jane (2005). Jane's All the World's Aircraft. Jane's Information Group.
- ^ “F-35C, incremento superficie alare”. paginedidifesa.it.. 2018年10月2日閲覧。
艦上機
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「World of Warships」の記事における「艦上機」の解説
航空母艦で使用する兵装として扱われ、飛行甲板から発艦し、弾薬や魚雷、爆弾消費後には航空母艦に戻り着艦して補給を行わないと再度攻撃を行う事ができない。
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艦上機
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雷撃機、重爆撃機、双胴戦闘機の3機種を運用している。これらの機種はガルマン・ガミラス世代の戦闘空母にも搭載される。
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艦上機
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「アドミラル・クズネツォフ (空母)」の記事における「艦上機」の解説
艦上戦闘機としては、当初、Su-27K(のちに33に改番)と、比較的小型のMiG-29K(局内呼称は「9.31」)が検討された。Su-33は性能に優れる一方、大型であるために甲板の専有面積が多く、MiG-29Kは比較的小型で多数機を搭載できるというメリットがあった。1985年11月1日、まず著名なテストパイロットであるヴィークトル・プガチョーフ(ロシア語版)の操縦によってSu-27Kが、2時間後にMiG-29Kが着艦した(公平のため、発艦はMiG-29Kが先になった)。以後、20日間にわたって両機による試験が行われ、発着艦は227回に及んだ。最終的にSu-27Kが選定され、Yak-38艦上攻撃機を運用していた第279独立艦上戦闘機連隊が機種転換して、1994年から艦隊配備に入った。またこのほか、練習機・連絡機として、Su-25UTGも搭載されている。 早期警戒機としては、当初は固定翼・ターボプロップエンジン搭載のYak-44Eが検討されたものの、結局は、Ka-27の系譜に属するヘリコプターであるKa-31が搭載された。また対潜哨戒機としてKa-27も搭載される。これらは第830独立艦上対潜ヘリコプター飛行隊に所属している。 1990年代末から、陸上機の性能向上に伴って、艦上戦闘機の相対的な陳腐化が指摘されるようになり、更新が計画されるようになった。まずSu-33を元に、コクピットを並列複座化して新型のスーパークリティカル翼型を採用、また火器管制レーダーもジューク-MSに更新したSu-33UBが検討されたが、これは採用されなかった。その後、2012年にMiG-29K 20機とMiG-29KUB(練習機仕様)4機の調達契約が締結され、2014年から納入が開始された。このMiG-29Kは、以前Su-33に敗退した「9.31」の直接の発展型ではなく、新世代の陸上機であるMiG-29M1を元に改めて開発された「9.41」であり、火器管制レーダーはジューク-ME、またエンジンも最新仕様のRD-33MKを搭載するなど、ほぼ別物といえるほどの進化を遂げている。
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艦上機
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「ヴィクラマーディティヤ (空母)」の記事における「艦上機」の解説
艦上戦闘機としては、ロシア海軍で実績のあるSu-33も検討されたが、大型であるために甲板の専有面積が多く、また整備も煩雑であることがネックとなった。最終的に、Yak-141と機体規模が近く、運用要領が類似したMiG-29K(単座)及びMiG-29KUB(複座)が採用された。これは、ソ連海軍での採用を争った際にSu-33に敗退した従来モデル「9.31」ではなく、新世代の陸上機であるMiG-29M1を元に改めて開発された「9.41」(単座)および「9.47」(複座)であり、火器管制レーダーはジューク-ME、またエンジンも最新仕様のRD-33MKを搭載するなど、ほぼ別物といえるほどの進化を遂げている 。
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艦上機
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