【制海艦】(せいかいかん)
Sea Control Ship(SCS)。
1960~1970年代、アメリカ海軍が研究していた航空母艦の一種。
コスト面で正規空母の投入に見合わない低強度紛争で、限定的な制海権を獲得するための艦として計画された。
軽空母や護衛空母の後継とする事を見込み、対潜掃討・船団護衛・海岸堡への近接航空支援を主任務とする。
艦載機としてはSTOVL機やヘリコプターを主力とする事とされた。
アメリカでは研究・実験のみに留まり、最終的には強襲揚陸艦に統合された。
しかし、正規空母の保有を諦めた諸国の海軍が航空母艦を持つには最適な形とされており、その設計思想を取り入れた艦も実際に建造されている。
制海艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/21 03:25 UTC 版)
制海艦(英語: Sea Control Ship)とは、アメリカ海軍が1960年代から70年代にかけて計画した小型の航空母艦(軽空母)。
注釈
出典
- ^ a b c d e f g 野木 2007.
- ^ a b c d e f Gardiner 1996, p. 575.
- ^ a b c Friedman 1983, pp. 351–357.
- ^ a b c 大熊 2011.
- ^ a b Polmar 2008, ch.18 Carrier Controversies.
- ^ Friedman 2002, ch.12 The Bomb and Vertical Envelopment.
- ^ a b Polmar 2008, ch.25 Amphibious Assault.
- ^ 大塚 2018.
- ^ Megan Eckstein (2019年10月23日). “Marines Test ‘Lightning Carrier’ Concept, Control 13 F-35Bs from Multiple Amphibs”. USNI news
- ^ Gardiner 1996, p. 462.
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