チャージャー_(護衛空母)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > チャージャー_(護衛空母)の意味・解説 

チャージャー (護衛空母)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/04 03:33 UTC 版)

艦歴
発注
起工 1940年1月19日
進水 1941年3月1日
就役 1942年3月3日
退役 1946年3月15日
その後 商船に転換後1969年にスクラップとして売却
性能諸元
排水量 8,000 トン
全長 150 m (492 ft)
全幅 21.2 m (69.5 ft)、最大幅 34.1 m (112 ft)
吃水 8 m (26.25 ft)
機関
最大速 17 ノット
航続距離
乗員 士官、兵員856名
兵装 5インチ砲1基
艦載機 30以上

チャージャー (USS Charger, AVG-4/AVG/ACV/CVE-30) は、アメリカ海軍護衛空母アヴェンジャー級航空母艦の同型艦であり、アメリカ海軍においては1艦1級の型である。

アメリカは民間で建造した戦時標準貨物船4隻を徴発し、ロング・アイランドを元に護衛空母として改装を行い、レンドリース法に基いてイギリス海軍に貸与した。貸与の際にイギリス海軍は艦名を変更した。工事中、アメリカに返還されたチャージャーを除いて、姉妹艦の3隻はイギリス海軍でアヴェンジャー級として使用された。

艦歴

チャージャーは1940年1月19日、貨物船「リオ・デ・ラ・プラタRio de la Plata)」としてペンシルベニア州チェスターのサン造船&乾ドック社で起工、1941年3月1日にF・エスピル夫人によって進水。その後イギリスへ護衛空母として貸与するための改装工事を開始し、HMS チャージャー(BAVG-4)としてジョージ・アーベル=スミス艦長の指揮下就役するが1941年10月4日にアメリカ海軍に返還され、1942年1月24日にAVG-30(特務艦、航空機搭載護衛艦)に分類される。1942年3月3日、T・L・スプレイグ艦長の指揮下就役し、大西洋艦隊に配備された。

チャージャーは大戦の全期に渡ってチェサピーク湾で乗員及びパイロットの基礎的な訓練を行うことを任務とした。チャージャーで訓練を終えた兵は大西洋での対潜水艦任務に従事した。1942年8月20日にチャージャーはACV-30(特務艦、補助航空母艦)に類別変更される。翌1943年7月15日にはCVE-30(空母、護衛航空母艦)に再び類別変更された。チャージャーはチェサピーク湾を二度離れ、一度目は1942年10月にバミューダへの輸送任務に従事し、もう一度は1945年9月にグアンタナモ湾へ向けての任務に従事した。

チャージャーは1946年3月15日にニューヨークで退役し、1947年1月30日に売却、貨物船「フェアシーFairsea)」と改名するが、1969年1月29日に機関室で火災を起こし航行不能となり、修理部品の不足から同年イタリアでスクラップとして売却された。

同型艦

アヴェンジャー級護衛空母

  • リオ・ハドソン(Rio Hadson) → アヴェンジャーHMS Avenger, BAVG-2
  • リオ・パラナ(Rio Parana) → バイターHMS Biter, BAVG-3
  • リオ・デ・ジャネイロ(Rio de Janeiro) → ダッシャーHMS Dasher, BAVG-5

外部リンク


「チャージャー (護衛空母)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「チャージャー_(護衛空母)」の関連用語

チャージャー_(護衛空母)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



チャージャー_(護衛空母)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのチャージャー (護衛空母) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS