くうぼだげき‐ぐん【空母打撃群】
空母打撃群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 00:12 UTC 版)
空母打撃群(くうぼだげきぐん、英語: Carrier strike group, CSG)は、航空母艦(空母)を中核とする機動部隊の戦術単位の一つ[1]。アメリカ海軍では、従来は空母戦闘群 (CVBG) と称されていたが、2004年10月1日より改称した[2]。
注釈
- ^ 第11任務部隊、第16任務部隊、第38任務部隊などが編成された。
- ^ アメリカ海軍では、CVBGが補給のため後退することによって投入可能兵力が減少するという問題に対して、1隻の補給艦によって燃料と弾薬・食糧を同時に補給することで洋上補給の時間を最小化するという「ワン・ストップ補給」コンセプトを創案し、そのための艦種として高速戦闘支援艦 (AOE) を整備した[12]。高速戦闘支援艦は、CVBGに随伴可能な高速力を備えており、給油艦 (AO) や給兵艦 (AE) 、戦闘給糧艦 (AFS) などの補給艦からそれぞれの物資を受け取った上で、まとめてCVBGの各艦へと補給するというシャトルのような役割を果たすことになるが、高性能であるために建造費も高騰し、全てのCVBGに行き渡るほどの数は建造できなかった[12]。
- ^ 戦争中の潜水艦の行動は不明な部分が多いため、記載から省かれている[14]。
- ^ ただし横須賀に前方配備されている空母は例外で、1年の後半にほぼ2-3か月程度の短い展開を2回行うことが多かった[11]。
出典
- ^ a b c d e f 井上 2019.
- ^ a b c d e f g h i j k 德丸 2016.
- ^ a b c 岡部 2021.
- ^ 田中 2019.
- ^ a b c 大熊 2011, pp. 182–183.
- ^ a b Commander, Carrier Strike Group Fifteen. “History - Carrier Strike Group Fifteen”. 2021年6月29日閲覧。
- ^ 平間 1999.
- ^ 海人社 1999.
- ^ a b c 大熊 2006, pp. 133–135.
- ^ Commander, Carrier Strike Group 5. “Carrier Strike Group 5 (COMCARSTRKGRU FIVE) - About Us”. 2021年6月28日閲覧。
- ^ a b c d e 岡部 2019.
- ^ a b Gardiner 1996, p. 547.
- ^ 大熊 2006, pp. 154–160.
- ^ a b 防衛研究所 2021, 図3-6.
- ^ a b c d 田中 2022.
- 1 空母打撃群とは
- 2 空母打撃群の概要
- 3 脚注
- 空母打撃群のページへのリンク