ロサンゼルス級原子力潜水艦とは? わかりやすく解説

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ロサンゼルス級原子力潜水艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/24 08:48 UTC 版)

ロサンゼルス級原子力潜水艦
USS Asheville
基本情報
種別 攻撃型原子力潜水艦
命名基準 都市名(22番艦は人名)
建造所
運用者  アメリカ海軍
建造期間 1972年 - 1995年
就役期間 1976年 - 就役中
建造数 62隻
前級 スタージョン級
次級 シーウルフ級
要目
基準排水量
  • 6,080 トン(SSN-688-699)
  • 6,130 トン(SSN-700-714)
  • 6,165 トン(SSN-716-718)
  • 6,255 トン(SSN-719-750)
  • 6,300 トン(SSN-751-770)
  • 6,330 トン(SSN-751-770)
水中排水量
  • 6,927 トン(SSN-688-699)
  • 6,977 トン(SSN-700-714)
  • 7,012 トン(SSN-716-718)
  • 7,102 トン(SSN-719-750)
  • 7,147 トン(SSN-751-770)
  • 7,177 トン(SSN-751-770)
  • 全長 109.73 m (360 ft 0 in)
    最大幅 10.1 m (33 ft 2 in)
    吃水
    • 9.8 m (32 ft 2 in)(フライトI/II)
    • 9.75 m (32 ft 0 in)(フライトIII)
    機関 原子力ギアード・タービン推進
    原子炉 GE S6G加圧水型原子炉 1基
    主機
    推進 7翼ハイスキュード・スクリュープロペラ[注 1]×1軸
    出力 30,000 shp
    最大速力 水上:不明
    水中:31ノット (57 km/h)
    潜航深度 457 m
    搭載能力 弾庫容量: 53基分(+発射管装填分)
    乗員 127-133名(士官12-13名、下士官兵115-120名)
    兵装

    Mk 67 533mm水圧式魚雷発射管×4門

    C4ISTAR
  • GCCS-M+NTDS mod 5リンク 11+リンク 16
  • BQQ-5統合ソナー+BSY-1 ASWCS(CCS Mk 1/2+Mk 36 TWS)[注 5]
  • ソナー
  • BQQ-5D/E 艦首ソナー
  • BQS-15 近距離ソナー
  • BQG-5D フランク・アレイ・ソナー
  • TB-16D 曳航ソナー
  • TB-23 曳航ソナー
  • その他

    予備浮力

    • 13.9 %(SSN-688-699)
    • 13.8 %(SSN-700-714)
    • 13.7 %(SSN-716-718)
    • 13.5 %(SSN-719-750)
    • 13.4 %(SSN-751-770)
    • 13.3 %(SSN-751-770)
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    ロサンゼルス級原子力潜水艦(ロサンゼルスきゅうげんしりょくせんすいかん、Los Angeles class submarine)は、アメリカ海軍攻撃型原子力潜水艦

    改同型艦を含めると62隻が建造された。これは、原潜史上、単一のクラスとして最大の配備数および最長の建造期間の記録である。

    概要

    ロサンゼルス級は、優秀な性能と優れた量産性を両立させることで、1970年代以降のアメリカ海軍 攻撃型原子力潜水艦戦力の基幹を構成した。また、トマホーク武器システムおよびVLSの装備により、潜水艦に対地火力投射(シー・ストライク)という新しい任務を付与したことで、潜水艦戦略に新しい側面を切り開くことにもなった。

    本級は、新世代のソ連原子力潜水艦に対抗するため、従来よりアメリカ海軍が整備してきた攻撃型原子力潜水艦に拘泥せず、意欲的な設計を採用している。適切なトレードオフにより、従来よりもはるかに優れた静粛性と速力[注 6]を実現し、これに統合ソナー・システムとデジタル化された水中攻撃指揮装置、そして新型のMk 48 魚雷およびサブ・ハープーン対艦ミサイルを組み合わせることにより、本級は、極めて卓越した戦闘能力を有するようになっている。その一方で、潜行可能深度は以前の3/4程度となり、氷海での活動能力は大幅に制限され、居住性は低く、また、将来発展余裕も限定的となった。

    本級は、その優れた性能を買われて、当時進められていたソ連海軍潜水艦戦力の増強に対抗するため、1972年-1995年の23年間にわたって、実に62隻もの多数が建造された。このように、建造が長期にわたったことから、本級は、段階的な改良を施されつつ建造されている。公式には、SSN-688-718のフライトI、719-725、750のフライトII、751-773のフライトIII の3ブロックに分けられる。識別点としては、フライトIIについてはトマホーク 巡航ミサイル用VLSの追加、フライトIIIについては潜舵の移設(セイル側面から艦首(引込み式)がある。なお、このように大きく艦容が変化したことから、フライトIII は改ロサンゼルス級と呼ばれる。

    開発

    ロサンゼルス級は、空母戦闘群(現 空母打撃群)を直衛し、ソ連海軍巡航ミサイル潜水艦への対潜戦を優先的な任務として計画・建造され、成功を収めたが、建造にいたるまでにはいくらかの紆余曲折を経ている。

    1950年代のノブスカ計画以後、アメリカ海軍原子力潜水艦は、基本的に速度よりも静粛性を重視する方向で設計されてきた。事実、船体の大型化にもかかわらず同じS5Wを搭載し続けて出力が向上されなかったため、速力はスキップジャック級の29ノットからスタージョン級の25ノットまで一貫して低下しているのがそのあらわれであるが、これはソ連原潜の速力性能は低いものであるとの情報評価に依拠していた。したがって、スタージョン級の後継として提案されたCONFORM計画においても、原子力潜水艦ナーワル(USS Narwhal, SSN-671)の運用結果に基づき、自然循環型原子炉を搭載することが想定されていた。しかし、CONFORM計画を推進する海洋システム・コマンドに対して、リッコーヴァー提督は強硬に反対を唱え、水上艦用の大出力原子炉を搭載し、30ノット超の高速を発揮しうる艦を要求したため、次期原潜の仕様をめぐって論争となっていた。

    この論争に決着をつけたのは、1隻のソ連原潜であった。1968年2月ハワイ東方約450海里において、ノヴェンバー型の1隻が、ベトナムの前線に向かう原子力空母エンタープライズ」戦闘群を追跡、水中26ノットの発揮が観測されたため、ソ連原潜の速力性能に関する評価が誤りであったことが判明した。すでに前世代に属するものになっていたノヴェンバー型がこのような性能を発揮したことは充分に衝撃的であり、当時最新のヴィクター型や、開発の進行を示す証拠が強まりつつあった大深度潜航能力と高速力を兼備した潜水艦(アルファ型)を含めて、ソ連海軍と互角に対抗してゆく能力に大きな不安が投げかけられることになった。

    リッコーヴァーは、このチャンスを逃すことなく、海軍内の支持者と議会内のコネクションを動員し、自らの推す高速潜水艦を実現させるべく運動を展開し、ついには実現させることに成功した。すなわち、CONFORM計画は放棄され、30ノット超の高速とさらなる静粛性との統合を目指して、次代の原潜、すなわちロサンゼルス級が建造されることとなったのである[注 7]

    以来、ほぼ四半世紀にわたり、米原潜の主力の座にあった本級だが、さすがに旧式化が隠しえない。冷戦終結後の1993年、建造計画の完遂を待つことなくSSN-689「バトンルージュ」が除籍され、以後、前期建造艦を中心に退役が進められている。しかし、後継のバージニア級の配備が進んでいる2015年時点においても、主力の座を保持している。

    船体・装備

    船体

    側面図

    本型の設計に当たっては、従来よりアメリカ海軍が整備してきた攻撃型原子力潜水艦の設計に拘泥せず、徹底したコンセプト開発によって、適切なトレードオフが実施された。

    この結果、スキップジャック級以来の涙滴型船型は放棄され、完全な魚雷型(円筒型)を採用している。この船型は、涙滴型よりも抗力が小さいので高速を出せる一方で、操艦の面でやや問題があるとも言われている。

    構造強度はパーミット級やスタージョン級に比べていくらか削減され、セイルや潜舵も耐氷能力がない。この結果、潜入深度が減少したほか、氷海行動能力を含めた情報収集任務に対する適合性が損なわれることとなった。これを改善するため、フライトIIIでは氷を割って浮上できるように潜舵をセイル側面から艦首(引込み式)に移設し、氷海下でのオペレーション能力が追加された。

    水上艦用原子炉を改良したゼネラル・エレクトリック社製S6G型 原子炉は、ナーワルにおける自然循環型原子炉の成果を一部採用し、低出力運転時にはポンプを停止したままでも運転可能である。

    これらの設計上の努力により、放射雑音レベルは、ほぼベンジャミン・フランクリン級弾道ミサイル潜水艦あるいは通常動力型バーベル級にほぼ等しく、静粛性でスタージョン級を上回る(-15db)と同時に、スキップジャック級を上回る速度性能(+2kt)を手に入れた。その一方、従来の原子炉よりも大型のS6G型の採用により、予備浮力は非常に少ないものとなり、発展性は非常に限られたものとなった。それでも本級は、増大する任務と進歩する技術に対応して、装備の改修を進めてきたが、最終3艦においては、ついに設計上のマージンを完全に食い潰してしまったと言われている。

    C4ISRシステム

    本級は、統合ソナー・システムを装備した最初の攻撃型原子力潜水艦である。その機種はBQQ-5Dであるが、フライトIIIにおいては、TEWA機能およびUBFCSをも統合したBSY-1統合戦闘システムのサブシステムとなっている。BQQ-5Dは、下記のようなソナーの集合体である。

    艦首装備ソナー
    直径15フィートの球形アレイを採用し、アクティヴとパッシヴの両用である。出力は75,000ワット。
    BQG-5D フランク・アレイ・ソナー
    長波のパッシヴ・ソナー。
    BQS-15 近距離短波ソナー
    氷塊・機雷探知用
    TB-16D 曳航ソナー
    通常の曳航ソナーで、直径89mm、全長792.5mのケーブルと、これによって曳航される73.15mのソナー・アレイによって構成される。
    TB-23 曳航ソナー
    新型の「薄線」型曳航ソナーで、より長距離の探知に使用される。実際にはBQQ-5のサブシステムではなく、BSY-1に直結されている。

    BQQ-5によって目標を探知した後の処理、つまり脅威度判定から攻撃指令、攻撃の実行については、フライトIではその大部分がオペレーターに任されていた。ただし、水中攻撃指揮装置(UBFCS)としては、はじめて完全に自動化されたMk 117を使用しており、従来使用されてきたアナログ式のものよりも大幅に効率化されていた。

    その後、Mk 36 TWS(トマホーク武器システム)の配備に伴い、Mk 117は、トマホークの射撃管制能力を付加されたCCS Mk 1(Combat Control System)に発展した。また、フライトIIIより、BSY-1統合戦闘システムのサブシステムとしてのCCS Mk 2が搭載されるようになっている。

    魚雷発射管

    パサデナ(Pasadena、SSN-752)の魚雷発射管室。右手上段および下段にMk 48魚雷が配置されている

    本級は、従来のアメリカ海軍攻撃潜水艦と同様、4門のMk 67 533mm水圧式魚雷発射管を備えている。これらは、Mk 48 ADCAP魚雷サブロック対潜ミサイルサブ・ハープーン対艦ミサイルトマホーク潜水艦発射巡航ミサイル、各種機雷を射出することができる。弾薬庫の容量は、533mm魚雷に換算して22基分であり、また、発射管内に4基を搭載できることから、合計兵装搭載数は26基となる。なお、機雷は、533mm魚雷1基分のスペースに2基を収容することができる。

    魚雷発射管4門という搭載数は、アメリカ海軍の攻撃型潜水艦としては標準的な搭載数であるが、特に対艦・対地ミサイルを使用するとき、同時に投射できる火力が少ないことが問題視された。このことから、本級は、のちにミサイル専用の垂直発射装置を搭載することとなった。

    ミサイル垂直発射装置

    VLS、上部ハッチを開口した状態

    ロサンゼルス級のフライトII以降は、ミサイル発射用の垂直発射装置(VLS)を12セル[注 8]搭載しており、これにより、対水上・対地火力投射能力は大幅に強化されることとなった。

    この垂直発射装置からは、TLAM(トマホーク対地ミサイル)、TASM(トマホーク対艦ミサイル)、サブ・ハープーンを運用することができるが、対水上火力としてはMk 48 ADCAP 魚雷が主用されており、また、TASMとサブ・ハープーンの搭載が中止された現在、これは事実上TLAM専用の発射装置となっている。

    比較表

    SSN各型の比較
    バージニア級 シーウルフ級 ロサンゼルス級 リプスコム ナーワル
    Block V - Block I - IV 準同型 1,2番艦 フライトII/III フライトI
    船体 水上排水量 不明 7,568 t 7,460 t 6,255 t - 6,330 t 6,080 t - 6,165 t 5,813 t 4,450 t
    水中排水量 10,400 t 7,800 t 12,139 t 9,150 t 7,102 t - 7,177 t 6,927 t - 7,012 t 6,480 t 5,350 t
    全長 140,4 m 114.8 m 138 m 107.6 m 109.73 m 111 m 95.91 m
    全幅 不明 10.4 m 12.2 m 10.1 m 9.8 m 11.46 m
    吃水 不明 9.3 m 10.9 m 10.67 m 9.75 m 9.8m 不明 8.8 m
    主機 機関 原子炉+蒸気タービン
    方式 GT TE GT
    原子炉 GE S9G WEC S6W GE S6G WEC S5W GE S5G
    出力 40,000 shp 45,000 shp 30,000 shp 12,500 shp 17,000 shp
    水中速力 不明 推定34 kt 25 kt 35 kt 31 kt 23 kt 25 kt
    兵装 水雷 533mm魚雷発射管×4門 660mm魚雷発射管×8門 533mm魚雷発射管×4門
    ミサイル VLS×40セル VLS×12セル VLS×12セル
    同型艦数 推定38隻 28隻予定 1隻 2隻 31隻 31隻
    (退役)
    1隻
    (退役)
    1隻
    (退役)
    スタージョン級
    タリビー スレッシャー級/
    パーミット級
    ハリバット トライトン スキップジャック級 スケート級 シーウルフ ノーチラス
    長船体型 短船体型
    船体 水上排水量 4,460 t 4,250 t 2,316 t 3,705 t 3,655 t 5,800 t 3,070 t 2,550 t 3,260 t 2,980 t
    水中排水量 4,960 t[注 9] 4,780 t 2,607 t 4,311 t 5,000 t 7,900 t 3,500 t 2,848 t 4,110 t 3,520 t
    全長 92.1 m[注 9] 89.1 m 83.2 m 84.9 m 106.7 m 136.5 m 76.7 m 81.6 m 102.9 m 97.5 m
    全幅 9.7 m 7.2 m 9.7 m 8.8 m 11.3 m 9.6 m 7.6 m 8.4 m 8.5 m
    吃水 9.1 m[注 9] 7.4 m 6.4m 7.7 m 8.5 m 7.2 m 7.7 m 6.3 m 6.7 m 7.9 m
    主機 機関 原子炉+蒸気タービン
    方式 GT TE GT
    原子炉 WEC S5W CE S2C WEC S5W WEC S3W GE S4G WEC S5W WEC S3W GE S2G[注 10] WEC S2W
    出力 15,000 shp 2,500shp 15,000 shp 7,300 shp 45,000 shp 15,000 shp 6,600 shp 15,000 shp
    水中速力 25 kt[注 9] 25 kt 14.8 kt 28 kt 20 kt以上 27 kt 29 kt 18 kt 19 kt 23.3 kt
    兵装 水雷 533mm魚雷発射管×4門 533mm魚雷発射管×6門
    ミサイル レギュラス発射機×1基
    同型艦数 9隻
    (退役)
    28隻
    (退役)
    1隻
    (退役)
    14隻
    (退役)
    1隻
    (退役)
    1隻
    (退役)
    6隻
    (退役)
    4隻
    (退役)
    1隻
    (退役)
    1隻
    (退役)


    同型艦

    VLS 非装備艦

    フライト 艦番号 艦名 建造所 起工 進水 就役 退役 備考
    I SSN-688 ロサンゼルス
    USS Los Angeles
    NNS 1972年
    1月8日
    1974年
    4月6日
    1976年
    11月13日
    2010年
    1月23日
    SSN-689 バトンルージュ
    USS Baton Rouge
    1972年
    11月18日
    1975年
    4月26日
    1977年
    6月25日
    1995年
    1月13日
    SSN-690 フィラデルフィア
    USS Philadelphia
    GDEB 1972年
    8月12日
    1974年
    10月19日
    1977年
    6月25日
    2010年
    6月25日
    SSN-691 メンフィス
    USS Memphis
    NNS 1973年
    6月23日
    1976年
    4月3日
    1977年
    12月17日
    2011年
    4月1日
    SSN-692 オマハ
    USS Omaha
    GDEB 1973年
    1月27日
    1976年
    2月21日
    1978年
    3月11日
    1995年
    10月5日
    SSN-693 シンシナティ
    USS Cincinnati
    NNS 1974年
    4月6日
    1977年
    2月19日
    1978年
    6月10日
    1996年
    7月29日
    SSN-694 グロトン
    USS Groton
    1973年
    8月3日
    1976年
    10月9日
    1978年
    7月8日
    1997年
    11月7日
    SSN-695 バーミングハム
    USS Birmingham
    1975年
    4月26日
    1977年
    10月29日
    1978年
    12月16日
    1997年
    12月22日
    SSN-696 ニューヨークシティ
    USS New York City
    GDEB 1973年
    12月15日
    1977年
    6月18日
    1979年
    3月3日
    1997年
    4月30日
    SSN-697 インディアナポリス
    USS Indianapolis
    1974年
    10月19日
    1977年
    7月30日
    1980年
    1月5日
    1998年
    12月22日
    SSN-698 ブレマートン
    USS Bremerton
    1976年
    5月8日
    1978年
    7月22日
    1981年
    3月28日
    2018年
    7月9日
    SSN-699 ジャクソンビル
    USS Jacksonville
    1976年
    2月21日
    1978年
    11月18日
    1981年
    5月16日
    2018年
    5月1日
    SSN-700 ダラス
    USS Dallas
    1976年
    10月9日
    1979年
    4月28日
    1981年
    7月18日
    2018年
    4月4日
    SSN-701 ラホーヤ
    USS La Jolla
    1976年
    10月16日
    1979年
    8月11日
    1981年
    9月30日
    2019年
    11月15日
    係留訓練艦
    艦種変更
    SSN-702 フェニックス
    USS Phoenix
    1977年
    7月30日
    1979年
    12月8日
    1981年
    12月19日
    1998年
    7月29日
    SSN-703 ボストン
    USS Boston
    1978年
    8月11日
    1980年
    4月19日
    1982年
    1月30日
    1999年
    11月19日
    SSN-704 ボルチモア
    USS Baltimore
    1979年
    5月21日
    1980年
    12月13日
    1982年
    7月24日
    1998年
    7月10日
    SSN-705 シティ・オブ・コーパスクリスティ
    USS City of Corpus Christi
    1979年
    9月4日
    1981年
    4月25日
    1983年
    1月8日
    2016年
    5月30日
    SSN-706 アルバカーキ
    USS Albuquerque
    1979年
    12月27日
    1982年
    3月13日
    1983年
    5月21日
    2017年
    2月27日
    SSN-707 ポーツマス
    USS Portsmouth
    1980年
    5月8日
    1982年
    9月18日
    1983年
    10月1日
    2004年
    9月10日
    SSN-708 ミネアポリス・セントポール
    USS Minneapolis-Saint Paul
    1981年
    1月20日
    1983年
    3月19日
    1984年
    3月10日
    2008年
    8月28日
    SSN-709 ハイマン・G・リッコーヴァー
    USS Hyman G. Rickover
    1981年
    7月24日
    1983年
    8月27日
    1984年
    7月21日
    2007年
    3月1日
    SSN-710 オーガスタ
    USS Augusta
    1982年
    4月1日
    1984年
    1月21日
    1985年
    1月19日
    2009年
    2月11日
    SSN-711 サンフランシスコ
    USS San Francisco
    NNS 1977年
    5月26日
    1979年
    10月27日
    1981年
    4月24日
    2017年
    5月11日
    係留訓練艦
    艦種変更
    SSN-712 アトランタ
    USS Atlanta
    1978年
    8月17日
    1980年
    8月16日
    1982年
    3月6日
    1999年
    12月16日
    SSN-713 ヒューストン
    USS Houston
    1979年
    1月29日
    1981年
    3月21日
    1982年
    9月25日
    2016年
    8月26日
    SSN-714 ノーフォーク
    USS Norfolk
    1979年
    8月1日
    1981年
    10月31日
    1983年
    5月21日
    2014年
    12月11日
    SSN-715 バッファロー
    USS Buffalo
    1980年
    1月25日
    1982年
    5月8日
    1983年
    11月5日
    2019年
    1月30日
    SSN-716 ソルトレイクシティ
    USS Salt Lake City
    1980年
    8月26日
    1982年
    10月16日
    1984年
    5月12日
    2006年
    1月15日
    SSN-717 オリンピア
    USS Olympia
    1981年
    3月31日
    1983年
    4月30日
    1984年
    11月17日
    2021年
    2月5日
    SSN-718 ホノルル
    USS Honolulu
    1981年
    11月10日
    1983年
    9月24日
    1985年
    7月6日
    2007年
    11月2日

    VLS 装備艦

    フライト 艦番号 艦名 建造所 起工 進水 就役 退役 母港
    II SSN-719 プロビデンス
    USS Providence
    GDEB 1982年
    10月14日
    1984年
    8月4日
    1985年
    7月27日
    2022年
    8月22日
    SSN-720 ピッツバーグ
    USS Pittsburgh
    1983年
    4月15日
    1984年
    12月8日
    1985年
    11月23日
    2020年
    4月15日
    SSN-721 シカゴ
    USS Chicago
    NNS 1983年
    1月5日
    1984年
    10月13日
    1986年
    10月27日
    2023年
    7月21日
    SSN-722 キーウェスト
    USS Key West
    1983年
    7月6日
    1985年
    7月20日
    1987年
    9月12日
    2023年
    9月21日
    SSN-723 オクラホマシティ
    USS Oklahoma City
    1984年
    1月4日
    1985年
    11月2日
    1988年
    7月9日
    2022年
    9月9日
    SSN-724 ルイビル
    USS Louisville
    GDEB 1984年
    9月24日
    1985年
    12月14日
    1986年
    11月8日
    2021年
    3月9日
    SSN-725 ヘレナ
    USS Helena
    1985年
    3月28日
    1986年
    6月28日
    1987年
    7月11日
    2025年
    7月25日[1]
    バージニア州
    ノーフォーク海軍基地
    SSN-750 ニューポートニューズ
    USS Newport News
    NNS 1984年
    3月3日
    1986年
    3月15日
    1989年
    6月3日
    2026年予定
    III SSN-751 サンフアン
    USS San Juan
    GDEB 1985年
    8月9日
    1986年
    12月6日
    1988年
    8月6日
    2024年予定 コネチカット州
    ニューロンドン海軍潜水艦基地
    SSN-752 パサデナ
    USS Pasadena
    1985年
    12月20日
    1987年
    9月12日
    1989年
    2月11日
    2025年予定 カリフォルニア州
    サンディエゴ海軍基地
    SSN-753 オールバニ
    USS Albany
    NNS 1985年
    4月22日
    1987年
    6月13日
    1990年
    4月7日
    バージニア州
    ノーフォーク海軍基地
    SSN-754 トピカ
    USS Topeka
    GDEB 1986年
    5月13日
    1988年
    1月23日
    1989年
    10月21日
    2024年予定 ハワイ州
    パールハーバー海軍基地
    SSN-755 マイアミ
    USS Miami
    1986年
    10月24日
    1988年
    11月12日
    1990年
    6月30日
    2014年
    3月28日
    SSN-756 スクラントン
    USS Scranton
    NNS 1986年
    8月29日
    1989年
    7月3日
    1991年
    1月26日
    2026年予定 バージニア州
    ノーフォーク海軍基地
    SSN-757 アレクサンドリア
    USS Alexandria
    GDEB 1987年
    6月19日
    1990年
    6月23日
    1991年
    6月29日
    コネチカット州
    ニューロンドン海軍潜水艦基地
    SSN-758 アッシュビル
    USS Asheville
    NNS 1987年
    1月9日
    1990年
    2月24日
    1991年
    9月28日
    グアム
    アプラ港
    SSN-759 ジェファーソンシティ
    USS Jefferson City
    1987年
    9月21日
    1990年
    8月17日
    1992年
    2月29日
    ハワイ州
    パールハーバー海軍基地
    SSN-760 アナポリス
    USS Annapolis
    GDEB 1988年
    6月15日
    1991年
    5月18日
    1992年
    4月11日
    2027年予定 コネチカット州
    ニューロンドン海軍潜水艦基地
    SSN-761 スプリングフィールド
    USS Springfield
    1990年
    1月29日
    1992年
    1月4日
    1993年
    1月9日
    ハワイ州
    パールハーバー海軍基地
    SSN-762 コロンバス
    USS Columbus
    1991年
    1月9日
    1992年
    8月1日
    1993年
    7月24日
    SSN-763 サンタフェ
    USS Santa Fe
    1991年
    7月9日
    1992年
    12月12日
    1994年
    1月8日
    SSN-764 ボイシ
    USS Boise
    NNS 1988年
    8月25日
    1991年
    3月23日
    1992年
    11月7日
    バージニア州
    ノーフォーク海軍基地
    SSN-765 モントピリア
    USS Montpelier
    1989年
    5月19日
    1991年
    8月23日
    1993年
    3月13日
    SSN-766 シャーロット
    USS Charlotte
    1990年
    8月17日
    1992年
    10月3日
    1994年
    9月16日
    ハワイ州
    パールハーバー海軍基地
    SSN-767 ハンプトン
    USS Hampton
    1990年
    3月2日
    1992年
    4月3日
    1993年
    11月16日
    カリフォルニア州
    サンディエゴ海軍基地
    SSN-768 ハートフォード
    USS Hartford
    GDEB 1992年
    2月22日
    1993年
    12月4日
    1994年
    12月10日
    コネチカット州
    ニューロンドン海軍潜水艦基地
    SSN-769 トレド
    USS Toledo
    NNS 1991年
    5月6日
    1993年
    8月28日
    1995年
    2月24日
    SSN-770 ツーソン
    USS Tucson
    1991年
    8月15日
    1994年
    3月20日
    1995年
    8月18日
    ハワイ州
    パールハーバー海軍基地
    SSN-771 コロンビア
    USS Columbia
    GDEB 1993年
    4月21日
    1994年
    9月24日
    1995年
    10月9日
    SSN-772 グリーンビル
    USS Greeneville
    NNS 1992年
    2月28日
    1994年
    9月17日
    1996年
    2月16日
    SSN-773 シャイアン
    USS Cheyenne
    1992年
    7月6日
    1995年
    4月16日
    1996年
    9月13日

    登場作品

    映画・テレビドラマ

    スターゲイト SG-1
    「ダラス」が登場。レプリケーターに乗っ取られたロシア潜水艦を撃沈した。
    ターミネーター4
    架空艦「ウィルミントン」が登場。スカイネットが起こした世界規模の核戦争「審判の日」を生き延び、スカイネット率いる機械軍に対抗する人類抵抗軍の司令部として活用される。機械軍に位置を悟られないよう味方にも位置を隠しているが、劇中終盤、罠によって位置を突き止めた機械軍の攻撃を受けて撃沈された。
    映画本編で艦名や艦級は明かされておらず、小説版や外伝小説(日本未発売作品含む)などで明かされるに留まっており、映画中での外見も実際のロサンゼルス級と異なる。小説版では、同艦が改良されたロサンゼルス級であることや、電子機器の多くが寄せ集めの部品を組み立てた一時しのぎ品になっていることも語られている。
    ミッドナイト・イーグル
    架空艦「セント・バージニア」が登場。日本国政府からの要請を受けて、核爆弾を起爆させようとする某国工作員たちを殲滅するためにトマホーク 巡航ミサイル日本アルプスに向け発射する。
    イン・ザ・ネイビー
    架空艦「オーランド」が登場。主人公らの乗るスティングレーを相手に模擬演習を行う。
    レッド・オクトーバーを追え!
    SSN-700 ダラス」が登場。反乱逃亡の疑いのあるソ連海軍弾道ミサイル潜水艦「レッド・オクトーバー」を発見、追尾する。

    アニメ・漫画

    沈黙の艦隊
    「ダラス」以下、多数の同型艦が登場。原子力潜水艦やまと」と戦闘を行うも、撃沈されることはなかったがほとんどが航行不能にされてしまう。
    日本国大統領 桜坂満太郎
    「サンフランシスコ」が登場。

    小説

    死都日本
    「ヒューストン」が登場。加久藤カルデラの大規模噴火による火山災害が日本を襲う中、海上自衛隊ゆうしお型潜水艦もちしお」に協力し、災害に紛れて領海侵犯を行う中国海軍漢級原子力潜水艦に対処する。
    『超空の艦隊』
    「ヒューストン」が登場。日本の歴史改変を阻止するためタイムゲートを潜り、空母瑞鶴」を核魚雷で、戦艦比叡」をトマホークで撃沈するも、海上自衛隊Z部隊との交戦の末撃沈される。
    『大戦勃発』
    トム・クランシーの小説。中国海軍弾道ミサイル原子力潜水艦を撃沈した。
    デセプション・ポイント
    北極圏での特殊任務を負う重要な役割を果たしている。
    『天空の富嶽』
    「ホノルル」以下複数の同型艦が登場。「ホノルル」ら7隻が海龍型特殊原子力潜水艦に、「オールバニ」がリュビ級原子力潜水艦カサビアンカ」に撃沈される。
    『ドラゴンセンターを破壊せよ』
    クライブ・カッスラーの小説。ダーク・ピットの捜索に使用された。
    南極点のピアピア動画
    艦名は出ていないものの「ロス級」として文中に登場している。
    フルメタル・パニック!
    主要登場人物の父親が生前艦長を務めており、イギリス海軍トラファルガー級原子力潜水艦「タービュレント」との協働でソ連潜水艦を撃沈している。
    『僕の学校の暗殺部』
    深見真のライトノベル。第1巻に非公式コードネーム「ツイン・ピークス」とする同型艦が登場(正式な艦名は未表記だが、VLSを搭載するとの記述からフライトII以降だと分かる)。北極海で対ロシアの戦略パトロール任務に就いている中で〈いるか〉と遭遇。〈いるか〉の飛ばした思念で乗員たちが錯乱して殺し合い、錯乱前だった乗員の手で緊急浮上するも、最終的に全乗員が錯乱して殺し合いの末に死亡した。
    日米開戦
    『ミッドナイトイーグル』
    「シカゴ」が登場。上記の映画『ミッドナイト・イーグル』の原作小説。日本アルプスに墜落した架空の米軍爆撃機B-3Aミッドナイトイーグルに近づく工作員たちを殲滅するため、日本国政府からの要請を受け、トマホーク巡航ミサイルを日本アルプスに向けて発射する。
    レッド・オクトーバーを追え!
    「ダラス」以下複数の同型艦が登場。「ダラス」は「レッド・オクトーバー」追跡にあたって中心的な役割を果たす。映画版では「ヒューストン」が「ダラス」役を務め、「ルイビル」も1シーンで「ダラス」を演じた。
    レッド・ストーム作戦発動
    「シカゴ」以下、多数の同型艦が登場。巡航ミサイルによる対地攻撃も描かれる。

    ゲーム

    コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2
    プレイヤー部隊を敵の石油プラットホームに送り込む際に第6艦隊の所属艦として「ダラス」「シカゴ」が登場する。
    バトルフィールドシリーズ
    BFBC2
    マルチプレイの一部マップのデモムービーに登場する。
    BF3
    キャンペーンに登場し、「ジョージ・H・W・ブッシュ」などと共に艦隊を組んで行動する。
    Red Storm Rising英語版』(1988)
    688(I) Hunter/Killer英語版』(1997)
    Sub Command英語版』(2001年)
    Dangerous Waters英語版』(2005)
    Cold Waters英語版』(2017)
    『Twilight 2000』
    「シティ・オブ・コーパスクリスティ」が作中で第三次世界大戦後に生き残った最後の潜水艦として登場する。三本のシナリオの中で大きな役割を果たし、最後に生き残ったソ連タイフーン級原子力潜水艦と対決する。
    トム・クランシーのSSN英語版』およびそれをもとにした小説『SSN英語版
    南沙諸島の近海で中国艦と交戦する。

    脚注

    注釈

    1. ^ SSN-773のみポンプジェット方式
    2. ^ サブロック対潜ミサイルは、1992年までに全弾が退役した
    3. ^ サブ・ハープーンの搭載は1978年より1997年まで
    4. ^ トマホークは1983年より搭載開始
    5. ^ 初期建造艦ではMk 117 UBFCS
    6. ^ 前任のSSN-637級と比べて、本級においては、放射雑音は15 db削減され、速力は5ノット増加した
    7. ^ こうした経緯から、ロサンゼルス級は長年にわたる慣例に反する命名基準が定められた。すなわち、下院において、当初反対しながらも賛成に転じた議員の地元都市名が最初の12隻へ与えられることになり、以後も都市名から命名されるようになったのである。
    8. ^ 本級搭載の垂直発射装置の形式名については正式発表がなく、Mk 32、Mk 36、Mk 44など諸説がある
    9. ^ a b c d 6番艦は大規模オーバーホールと大規模改修により特殊任務艦に改装され、水中排水量7,800 t、全長122.4 m、喫水8.8 m、水中速力20 ktとなった。
    10. ^ 1960年以降WEC S2W

    出典

    1. ^ Gareth Havelock (2025年7月29日). “US Navy submarine Helena decommissioned after 38 years of service”. Baird Maritime. 2025年7月30日閲覧。

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