キーウェスト_(原子力潜水艦)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > キーウェスト_(原子力潜水艦)の意味・解説 

キーウェスト (原子力潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/01 02:30 UTC 版)

艦歴
発注 1981年8月13日
起工 1983年7月6日
進水 1985年7月20日
就役 1987年9月12日
退役 2023年9月21日
除籍
その後 退役
母港 グアムアプラ湾
性能諸元
排水量 満載:6,206 トン、
基準:5,799 トン
全長 110.3 m (362 ft)
全幅 10 m (33 ft)
喫水 9.4 m (31 ft)
最大速力 水上25 kt (46 km/h)、
水中30+ kt (56 km/h)
潜行深度 290 m (950 ft)
機関 S6G reactor 1基
兵装 533mm魚雷発射管4門
(Mk 48魚雷機雷)
VLS12基
(トマホーク 巡航ミサイル)
乗員 士官16名、兵員127名
モットー Liberate Clavis Tenacitas et Ingenium

キーウェスト (USS Key West, SSN-722) は、アメリカ海軍ロサンゼルス級原子力潜水艦の35番艦。艦名はフロリダ州キーウェストに因んで命名された。その名を持つ艦としてはタコマ級フリゲート15番艦(PG-125/PF-17)以来3隻目。

艦歴

キーウェストの建造は1981年8月13日にバージニア州ニューポート・ニューズニューポート・ニューズ造船所に発注され、1983年7月6日に起工した。1985年7月20日にバージニア・コーン夫人によって命名、進水し、1987年9月12日に艦長ウォーレン・リプスコム・ジュニア中佐の指揮下就役した。

キーウェストはバージニア州ノーフォークノーフォーク海軍基地を母港として1995年まで活動した。大西洋艦隊での活動中に多くの戦略抑止哨戒を完了し、カリブ海、西大西洋地中海での作戦活動を支援した。1990年の地中海巡航後には対潜水艦戦優秀賞を受賞した。その後1989年から90年にかけての哨戒任務に対し殊勲部隊章が与えられた。1992年の水雷対抗競技では第8潜水戦隊に所属、「TOP TORP」を勝ち取り、同年のBattle "E"も受賞した。

キーウェストは1995年に「セオドア・ルーズベルト空母戦闘群(現 空母打撃群)に所属、展開した。配備中は地中海とペルシャ湾で活動し、殊勲部隊章およびNATO勲功章を受章した。その後ノーフォークで信頼性試験を受け、1996年に太平洋艦隊に配備される。1996年6月にノーフォークを出航、パナマ運河を通過し、7月に真珠湾に到着、第1潜水戦隊での活動を開始した。

1997年4月、キーウェストは「コンステレーション」空母戦闘群と共に最初の太平洋配備に就く。この間キーウェストは太平洋インド洋およびペルシャ湾で活動した。同年末に第3潜水戦隊に再び配属される。翌年には「カール・ヴィンソン」および「エイブラハム・リンカーン」空母戦闘群を支援して東太平洋に展開し、その後リムパック演習に参加した。

1998年から2001年までキーウェストは太平洋で第3艦隊および第7艦隊の作戦活動を支援した。この間に多くの多国籍演習に参加する。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件後、キーウェストはバーレーンに向かい、10月にアフガニスタンに向けてトマホーク巡航ミサイルを発射した。

2003年と2004年にキーウェストは第7艦隊支援のため大西洋西部へ配備された。

キーウェストは1992年と1994年にフロリダ州キーウェストを訪問した。しかしながら太平洋艦隊へ配備されて以来、同市を訪問していない。

2022年9月30日日本海で行われたアメリカ、日本、韓国による共同訓練にアナポリス (原子力潜水艦)などと参加[1]。同年10月31日には、韓国の釜山港に入港した[2]

2023年9月21日、退役した。

脚注

  1. ^ 海自、米韓海軍と日本海で対潜戦訓練”. AFP (2022年10月1日). 2022年11月23日閲覧。
  2. ^ 米原子力潜水艦、繰り返し韓半島に出没か…韓日米の対潜水訓練直前に潜水艦戦会議も(2)”. 中央日報 (2022年11月1日). 2022年11月23日閲覧。

関連項目

外部リンク


「キーウェスト (原子力潜水艦)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「キーウェスト_(原子力潜水艦)」の関連用語

キーウェスト_(原子力潜水艦)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



キーウェスト_(原子力潜水艦)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのキーウェスト (原子力潜水艦) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS