ノーフォーク_(原子力潜水艦)とは? わかりやすく解説

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ノーフォーク (原子力潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/01 02:23 UTC 版)

艦歴
発注 1976年2月20日
起工 1979年8月1日
進水 1981年10月31日
就役 1983年5月21日
退役 2014年12月11日
母港 バージニア州ノーフォーク
除籍 2014年12月11日
性能諸元
排水量 満載:6,126 トン、基準:5,751 トン
全長 110.3 m (362 ft)
全幅 10 m (33 ft)
喫水 9.7 m (32 ft)
最大速 水上25 kt (46 km/h)、水中30+ kt (56 km/h)
潜行深度 290 m (950 ft)
機関 S6G reactor 1基
乗員 士官12名、兵員98名
モットー Vi per Concordiam (Strength through unity)

ノーフォーク(USS Norfolk, SSN-714)は、アメリカ海軍ロサンゼルス級原子力潜水艦の27番艦。艦名はバージニア州ノーフォークに因んで命名された。その名を持つ艦としては米軍初の嚮導駆逐艦(DL-1)以来3隻目。

艦歴

ノーフォークは1976年2月20日にバージニア州ニューポート・ニューズニューポート・ニューズ造船所に建造発注され、1979年8月1日に起工した。1981年10月31日にキャスパー・ワインバーガー夫人によって命名、進水し、1983年5月21日に艦長ケネス・R・カー中佐の指揮下就役する。カー中佐は同年末に昇進、国防総省へ異動し、1988年に原子力推進評価委員として退役した。

2代目艦長のアルフレッド・ポネッサ中佐による指揮の下、ノーフォークはMk48新型魚雷の拡大公試や、秘密の音響実験に従事した。ポネッサ艦長は1989年にハーロップ艦長と交代した。

1989年1月17日、ノーフォークは戦闘給糧艦『サンディエゴ』 (USS San Diego, T-AFS-6) とチェサピーク湾で衝突した。ノーフォークはエンジニアリング検査のための海外配備の途中であったが、経験豊かな士官は任務に従事中で、当直士官は艦で最年少の士官であり、原子力艦艇での訓練は未経験の中尉であった。艦長自身も着任後間もなく、当日は風邪による体調不良で声が嗄れた状態にあった。サンディエゴの横を通過する際、ノーフォークは左舷にブイを放出しており、このため進路を過剰に修正し、右舷をサンディエゴに接触した。両艦とも大きな損傷もなく、負傷者もいなかった。事故後ノーフォークは帰還し、その後艦長は退任した。ノーフォークは検査と修理のためジョージア州キングス・ベイに浮上して向かった。

この事故の結果、潜水艦隊司令部は潜水艦の速度制限およびハンプトン・ローズ水路での制限海域における行動に関する指令を発した。

ノーフォークは1991年から93年までメイン州キタリーポーツマス海軍造船所オーバーホールが行われた。この間に近代化改修が施される。

ノーフォークはポーツマス海軍造船所で22ヶ月におよぶ燃料交換オーバーホールを完了し、2004年8月25日にバージニア州ノーフォークに帰還した。2014年11月11日退役。現在は原子力艦再利用プログラムにエントリー。処理待ちの状態にある。

関連項目

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