早期警戒衛星とは? わかりやすく解説

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そうきけいかい‐えいせい〔サウキケイカイヱイセイ〕【早期警戒衛星】

読み方:そうきけいかいえいせい

宇宙空間から弾道ミサイル発射探知する偵察衛星赤外線センサーによって高温熱源排出ガス捉え、その形状から一般航空機区別する


早期警戒衛星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/16 14:50 UTC 版)

アメリカのDSP衛星(想像図)

早期警戒衛星(そうきけいかいえいせい)は、偵察衛星に分類される軍事衛星である。その主な任務は、弾道ミサイル発射の探知にある。アメリカ合衆国DSP衛星や、旧ソビエト連邦およびロシアコスモス衛星の一部がこれにあたる。

ミサイルの発射探知は主に、その発射炎を赤外線カメラによって探知することにより行う。一般の写真偵察衛星が低い軌道を周回するのに対して、早期警戒衛星は地球上の広い範囲を常時監視するという任務上、静止軌道ないしはモルニヤ軌道といった高い軌道を採用することが多い。

由来は、冷戦時代にアメリカ合衆国およびソビエト連邦が互いの大陸間弾道ミサイル発射を警戒し、有事にあたってその攻撃に即応し反撃するために考えられたものである。冷戦が終わったのちに起きた湾岸戦争に際しては、イラクスカッドミサイル発射などを捉らえ、パトリオット部隊などに警報を発することで、弾道ミサイルの迎撃における有用性を示した。

現在、開発・運用中のミサイル防衛 (MD) には欠かせないものとなっている。

アメリカ合衆国の早期警戒衛星

ソ連・ロシアの早期警戒衛星

  • Oko早期警戒衛星
  • Prognoz早期警戒衛星

フランスの早期警戒衛星

  • Spirale衛星

関連項目

参考リンク

外部リンク


早期警戒衛星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 17:29 UTC 版)

宇宙戦艦ヤマトシリーズの宇宙要塞」の記事における「早期警戒衛星」の解説

『宇宙戦艦ヤマトIII』第19話登場するデザイン担当板橋克己カプセル状の本体左右に直方体ユニット接続され形状をしている。本体前面にはレーダーアイを装備し直方体ユニット前方探知センサー上下アンテナ取り付けられている。 劇中では惑星ファンタムへと向かうヤマト探知しボラー連邦本星知らせる。

※この「早期警戒衛星」の解説は、「宇宙戦艦ヤマトシリーズの宇宙要塞」の解説の一部です。
「早期警戒衛星」を含む「宇宙戦艦ヤマトシリーズの宇宙要塞」の記事については、「宇宙戦艦ヤマトシリーズの宇宙要塞」の概要を参照ください。

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