水上艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 15:55 UTC 版)
また、洋上戦力も、決して弱体なものではない。その主力となっているのが、イギリス海軍を退役した21型フリゲート 6隻で、パキスタン海軍ではタリク級駆逐艦と呼称している。これらはいずれも、パキスタン海軍による改修を受けており、中国製のLY-60 艦対空ミサイルを搭載した防空型と、アメリカ製のハープーン艦対艦ミサイルを搭載した対水上打撃型とに分けられる。 中国の設計によるズルフィカル級フリゲートの取得も進んでおり、同級の4番艦はパキスタン国内での建造が行なわれている。さらに、アメリカからオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲートの譲渡または売却を受ける計画もあり、同国海軍は6隻を取得したいという意向を示しており、2010年8月31日にはFFG-8「マッキナニー」の引渡しを受け、「アラムジル」(Alamgir)として再就役させた。また、これらを支援するため、中国人民解放軍海軍が運用していた福清型補給艦の4番艦を取得し、「ナスル」(Nasr)として運用中である。なお、パキスタン海軍は、1988年から1994年にかけて、アメリカ海軍を退役したブルーク級ミサイルフリゲート 4隻を貸与されて運用しており、これによって艦隊防空ミサイルの運用経験を積んでいるが、現在アメリカ海軍に在籍するペリー級ミサイルフリゲートは、全艦がミサイル兵装を撤去しているため、パキスタン海軍に貸与される際にどのような装備を行なうかは不透明である。
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