しょうかい‐ヘリコプター〔セウカイ‐〕【×哨戒ヘリコプター】
哨戒ヘリコプター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 15:05 UTC 版)
「カウンティ級駆逐艦」の記事における「哨戒ヘリコプター」の解説
対潜兵器としては、当初検討されていたリンボー対潜迫撃砲は削除され、また搭載予定だったMk.20「ビダー」対潜誘導魚雷の開発も頓挫したことから、ウェセックス哨戒ヘリコプターのみとなった。当時、フリゲートに小型のフェアリー ウルトラライト・ヘリコプターを搭載する研究が進められていたが、本級の艦載機ではディッピングソナーの運用能力が求められたため、大型のウェセックスが搭載されることになったものである。 しかし艦のレイアウト上、艦対空ミサイルのほうが優先度が高かったことから、上部構造物の後端部はミサイル射撃指揮用の901型レーダーに占拠され、ヘリコプターの格納庫はその前方に配置されて、機体は格納庫の左後方から出し入れする形とされた。これは将来的に航空艤装を廃止してアメリカ製のアスロック対潜ミサイルに換装する予定であったことを踏まえた暫定的な措置だったが、動揺する艦上で狭い通路を移動することになり、航空機運用の観点からは極めて不満足なものであった上、結局アスロックへの換装は実現せず、困難な運用を強いられた。
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