哨戒の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 12:29 UTC 版)
戦闘哨戒(英語: combat patrol)は、特定の敵を襲撃または待ち伏せするのに十分な規模(通常は小隊または中隊)とリソースを備えた集団によって行われる。それは主に、占領を目的としたものではないという点に置いて、攻撃とは異なる。 索敵哨戒(英語: clearing patrol)は、新たに占領された防衛陣地の周辺を簡潔に巡回し、その周辺の安全を確保する。索敵哨戒は、多くの場合、地点の占領時や昼夜交代の際に行われる。 定点哨戒・立哨(英語: standing patrol)は静的哨戒であり、米国およびNATO用語でいうところのOP(英語: Observation Post) / LP(英語: Listening post)、すなわち監視所/聴音哨にあたるといえる。立哨は通常、早期警報・警備や死角などの地勢を監視することを目的とした、小規模で静的な哨戒である。 偵察哨戒(英語: reconnaissance patrol)は、情報の収集を主な任務とする、通常は小規模な哨戒である。偵察哨戒が「情報を求めて戦う」例がないわけではないが、一般的に言えば、偵察哨戒は敵との接触を避ける傾向がある。 前哨(英語: screening patrol)は、多数の哨戒を組み合わせて、広い領域を「スクリーニング」する。このタイプの哨戒は、砂漠地帯の装甲隊や、都市部で活動する地上部隊によって行われる。前哨は通常、多数の固定監視所によって構成される。
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