ティルトウイング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/09 01:28 UTC 版)
ティルトウィング(tiltwing)とは、垂直(短距離)離着陸のための手法のひとつ。エンジンポッドを主翼ごと機体に対して傾ける(ティルトする)こと。ローターのみ傾けるタイプの機体はティルトローターという。
構造
ティルトウィングを装備した航空機は、外見はプロペラ機に似ているが、主翼の角度を変えることで垂直上昇ができる。上昇後は、主翼を前方に傾けてターボプロップ機として飛行する。
利点・欠点
ティルトローターに比べVTOLモード時にダウンウォッシュを受けないという利点がある。
反面STOLモードでは迎え角が大きいため抗力も大きくなり、また全般的に風の悪影響を受けやすいといった欠点がある。
採用機種例
- カナディア CL-84
- VZ-2 (航空機)
- X-18 (航空機)
- X-22 (航空機)
- XC-142 (航空機)
- X-P4 (無人機)
関連
ティルトウイング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 22:45 UTC 版)
垂直離着陸機において、エンジン(とプロペラ)のみならず、主翼も同時に方向転換するもの。後流偏方式とも呼ばれる。 詳細は「ティルトウイング」を参照
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