【ティルトウィング】(てぃるとうぃんぐ)
Tiltwing
転換式航空機の一種で、胴体に対してエンジンポッドと主翼を回転させて推力を偏向させるもの。
ティルトローターに比べ、VTOLモード時に主翼がローターのダウンウォッシュを受けないというメリットがある。
反面STOLモードでは迎え角が大きいため抗力も大きくなり、また全般的に風の悪影響を受けやすいなどといったデメリットがある。
X-18やX-22、CL-84といった機体が試作されたが、実用化はされていない。
また日本の石田財団がTW-68というビジネス用ティルトウィング機の開発を計画したものの、中止されている。
ティルトウイング
ティルトウィング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 17:15 UTC 版)
「パワード・リフト」の記事における「ティルトウィング」の解説
ティルトウィングは、ティルトローターと似ているが、ロータが翼に固定されており、ローターだけではなく、翼全体が垂直から水平まで傾くようになっている。 バートルVZ-2は、1950年代後半に開発された研究機である。他のティルトウィング機と異なり、プロペラではなくローターが用いられていた。1958年7月23日、垂直飛行から水平飛行への完全な転換に初めて成功した。1965年に退役するまでの間に450回の飛行を行い、そのうち34回の飛行において完全な転換に成功した。
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