【ティルトウィング】(てぃるとうぃんぐ)
Tiltwing
転換式航空機の一種で、胴体に対してエンジンポッドと主翼を回転させて推力を偏向させるもの。
ティルトローターに比べ、VTOLモード時に主翼がローターのダウンウォッシュを受けないというメリットがある。
反面STOLモードでは迎え角が大きいため抗力も大きくなり、また全般的に風の悪影響を受けやすいなどといったデメリットがある。
X-18やX-22、CL-84といった機体が試作されたが、実用化はされていない。
また日本の石田財団がTW-68というビジネス用ティルトウィング機の開発を計画したものの、中止されている。
ティルトウイング
(Tiltwing から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/09 01:28 UTC 版)
ティルトウィング(tiltwing)とは、垂直(短距離)離着陸のための手法のひとつ。エンジンポッドを主翼ごと機体に対して傾ける(ティルトする)こと。ローターのみ傾けるタイプの機体はティルトローターという。
構造
ティルトウィングを装備した航空機は、外見はプロペラ機に似ているが、主翼の角度を変えることで垂直上昇ができる。上昇後は、主翼を前方に傾けてターボプロップ機として飛行する。
利点・欠点
ティルトローターに比べVTOLモード時にダウンウォッシュを受けないという利点がある。
反面STOLモードでは迎え角が大きいため抗力も大きくなり、また全般的に風の悪影響を受けやすいといった欠点がある。
採用機種例
- カナディア CL-84
- VZ-2 (航空機)
- X-18 (航空機)
- X-22 (航空機)
- XC-142 (航空機)
- X-P4 (無人機)
関連
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