【標的機】(ひょうてきき)
銃砲やミサイルの試射・射撃訓練を行う際に標的として使われる機体。
現代では専用の、もしくは通常の航空機を改造したドローンが使われ、基本的に無人機である。
過去には爆撃機に搭乗するガナーの射撃訓練用として、訓練弾の着弾を機体表面のタッチセンサーで捉える有人機もあった。
「標的機」という名前から「一度こっきりの飛行で撃墜されるもの」と思われがちだが、必ずしも試射や訓練の度に撃墜されるわけではなく、普通は任務終了後に回収・再利用される。
カメラやセンサーを搭載して記録を取り、「実戦であれば撃墜できていたかどうか」を検証するのが一般的。
とはいえ用途の性質上、何らかの事故で墜落に至る可能性は否定できない。
また、耐久性能、兵器による破壊現象、墜落の過程などを検証するために意図して撃墜されることもある。
標的機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 06:07 UTC 版)
QF-4B 老朽化し余剰となったF-4Bを改造した標的機。44機のF-4Bが改造を受けた。 QF-4E 老朽化し余剰となったF-4Eを改造した標的機。 QF-4G 老朽化し余剰となったF-4Gを改造した標的機。 QF-4N 老朽化し余剰となったF-4Nを改造した標的機。 QF-4S 老朽化し余剰となったF-4Sを改造した標的機。
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