自動制御とは? わかりやすく解説

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じどう‐せいぎょ【自動制御】

読み方:じどうせいぎょ

機械設備温度電流回転速度などを目標値等しくなるように自動的に制御すること。また、その機構

「自動制御」に似た言葉

自動制御

英語 automatic control

機械設備が、自らその機械設備コントロールすること。以前機械各部作動状態を示す情報例え位置速度回転数温度PH圧力など物理量測定する計器人間常時監視して、それらが設定計画値から外れると、それを設定計画値にもどすために機械人間操作していた。それに対し自動制御では、それらの情報コンピューターなどを内蔵した機械設備制御装置フィードバックし、所期設定計画値維持し無人機械装置の運転が継続される最近ではコンピューター技術進歩し、それを機械組み込むことで自動制御化が広く普及してきており、例え金型機械加工工程では、ATC付きNC工作機械により無人化運転が行われている。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

自動制御

読み方じどうせいぎょ
【英】: automatic control

自動制御とは、装置内などの状態の計測結果目標値から外れた場合、それを再び目標値合わせる操作を、人の手煩わせることなく調節計の働きによって、自動的に行うことをいう。制御系は、測定を行う検出部検出器)、比較計算訂正命令を行う調節部(調節計)、訂正動作を行う操作部調節弁)から成り立っている。訂正動作が行われていると、その結果制御量の変化となって検出器表れ、再び測定比較計算操作に戻る。このように訂正のための信号結果が、プロセス装置など通して測定結果として戻ってくる(フィード・バックする)ので、フィード・バックfeed back制御といい、これは自動制御の基本的な手法である。石油産業においては原油天然ガス生産・処理の段階でも、パイプラインによる送油・送ガス段階でも、また製油所における各工程においても、処理加工の対象流体であり、それらは各種装置管路のなかを流動しながら一定の状態を保ち、あるいは一定の変化起こすよう制御されなければならないが、流体変化の状態を直接目で見たり、触ったりすることがほとんどできない。そこで、装置内などの状態(流量温度圧力液面性状など)を計器使って測定し、これらが所定運転条件一致するように自動制御を行う必要がある。特に製油所においては原油常圧蒸留から始まって減圧蒸留各種中間製品分解改質脱硫など、多種多様工程があり、それぞれの工程使われる多種多様装置操作はすべて自動制御を必要とするのみならず装置相互間でその運転条件相関的に自動制御しなければならないことが多い。このため石油精製工業は自動制御の活用の幅も広く技術的に先端的であるが、最近製油所ではコンピューター制御のためにも用いられるようになっているマイクロコンピューターベースとした DDCdirect digital controller: 分散型直接ディジタル制御システム)の開発により、経済的に、高度の制御が可能となってきている。

「自動制御」の例文・使い方・用例・文例

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