家電機器
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家電機器(かでんきき)とは、主に家庭で使用される電気機器である。家電製品(かでんせいひん)ともいう。略して「家電(かでん)」とも。
歴史
種類
白物家電
家庭用映像機器
家庭用音響機器
情報家電
家庭用ゲーム機
スマート家電
インターネットを通じて遠隔操作が可能な家電製品。 スマートフォンやタブレット端末に専用アプリ等をインストールし、家電製品と連携させることで、リモコン抜きで家電製品を操作することができ、家の中は勿論のこと、外出先からでも家電製品を操作できる。
家電機器の一覧
家電メーカー
家電メーカーとは、家電製品を製造している企業のことである。
家電メーカーと呼ばれる企業の大半は、家庭向けだけでなく企業向けの電気製品の開発・製造も行っており、むしろそちらが売上の大部分を占めている場合も多く、「家電メーカー」と「電機メーカー」の境界線は曖昧である。
なお電機メーカーでもあり家電メーカーでもある企業もあるが、電機メーカーだが家電製品は作っていない場合もある。
- 家電メーカー売上ランキング
2021年の世界の家電メーカー売上トップ10は下記の通りである[1]。メーカーと国籍を挙げる。
順位 | 企業名 | 国籍 |
---|---|---|
1位 | サムスン | ![]() |
2位 | ハイアール | ![]() |
3位 | シーメンス(B/S/H) | ![]() |
4位 | LGエレクトロニクス | ![]() |
5位 | ワールプール | ![]() |
6位 | パナソニック | ![]() |
7位 | 美的集団 | ![]() |
8位 | エレクトロラックス | ![]() |
9位 | ハイセンス | ![]() |
10位 | SEBグループ | ![]() |
- 各国の家電メーカー
次に10位外も含めて各国の家電メーカーを挙げる。
- 韓国 - LG (LG Electronics)、サムスン(Samsung)
- 中華人民共和国 - ハイアール(なお、ハイアールはアメリカのGEの家電部門のGEアプライアンスを2016年に買収しアメリカでGEブランドで家電製品を販売しており、日本のパナソニックから旧・三洋電機の洗濯機・冷蔵庫部門を譲渡され日本でAQUAブランドで家電製品を販売している)、美的集団(Midea) 、ハイセンス(Hisence)、グリー・エレクトリック(Gree Electric Appliances Inc.)。
- 日本 - パナソニック(Panasonic)、東芝(TOSHIBA)、日立(HITACHI)、コイズミ (KOIZUMI)、アイリスオーヤマ (WDBホールディングス)、三菱電機(MITSUBISHI ELECTRIC)、シャープ(SHARP。台湾の鴻海精密工業が所有)
- 台湾 - 鴻海精密工業(Hon Hai Precision Industry。群創光電やシャープなどを所有)、聲寶(Sampo Corporation(英語版))
- アメリカ - ワールプール・コーポレーション (Whirlpool Corporation)、ゼネラル・エレクトリック・アプライアンス(GE Appliances。GEが家電部門のGE Appliancesを2016年に中国のハイアールに売却した。本社は米国に置いているが、中華系企業である)
- ドイツ - ミーレ(Miele)、ボッシュ (Robert Bosch GmbH)、シーメンス(Siemens AG)
- オランダ - フィリップス(Philips)
- 北欧 - エレクトロラックス(AB Electrolux)
- フランス - グループセブ(ティファール(T-fal)ブランドで家庭用電気調理器具類を開発製造販売)
- トルコ - アルチェリッキ(Arçelik AS (英語版))
家庭向け音響機器も家電製品の一種とするなら、ヤマハ(YAMAHA)、JVCケンウッド、ソニー(SONY)も挙げられる。
家庭用のメディアストリーミングプレーヤーも家電製品の一種とするなら、Amazon Fire TVを製造販売するAmazonやChromecastを製造販売するGoogleも挙げられる。
家庭向けのノートパソコンも家電製品の一種とするなら、台湾のASUSやエイサー(acer)、アメリカのHP Inc.やデル、日本のNEC(NECパーソナルコンピュータ)、富士通(島根富士通)、VAIO株式会社、マウスコンピューターなども挙げられる。
家庭用ゲーム機を家電製品の一種とするなら、任天堂、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)、マイクロソフトも挙げられる。
なお、Amazonは世界各地に拠点を置き世界展開しているので上のリストでアメリカとしては挙げなかったが、アマゾンベーシック(Amazon Basics)という自社ブランドで、白物家電類も含めてAmazon上で販売している。またAlexa搭載の家庭用スマートスピーカーAmazon Echoや、家庭用情報機器のFireタブレットも開発製造販売している。したがってAmazonは家電メーカーとしての側面も持っている。
脚注
関連項目
家電製品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:27 UTC 版)
家電製品、とりわけテレビや洗濯機などの白物家電は秋葉原が長らく取り扱っている販売面で見ても国内の最先端地であった。 企業や店舗チェーンとして現存しているかは別として、秋葉原から発祥して後に総合家電量販店として一時代を築いた店舗にも、最初は業者などを相手にした小売・卸売店からスタートしている場合が多い。1960年代から1970年代にかけ、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・オーディオ機器などが一般に大量普及していく過程で、多くの店が現在のような家電量販店業態に転換、全盛期には関東地方全域・新潟県・山梨県・静岡県辺りまで商圏があったといわれる。 しかし、利便性や効率性で勝る郊外型家電量販店が台頭した1990年代以降は厳しい価格競争に晒されることとなる。元々、秋葉原の家電量販店は大手と呼ばれる規模でも、その旗艦店を除けば多くは小・中規模の店舗が分散して立地していた。これは、大規模店を建てる広い土地を確保しづらかったためで、狭さを高層化で補ったことによりコストが嵩んだ。また、大規模店を計画しようにも、大規模小売店舗法や地元商店会の反対で、簡単には出店できなかった ほか、余所からの家電店の進出を暗に妨害するなどして、電気街内で競争を避ける慣れ合いの体質が存在した。このほか、電気街周辺に需要に対して駐車場が少ないなど、環境面の要因もあった。これに関しては、神田青果市場跡地が駐車場に転用されるなど対策はとられたものの、抜本的な解決には至らなかった。 そこへ折からの家電不況も重なり、1993年にシントクやヒロセムセンなど中堅量販店が相次いで廃業したのを皮切りに、電気街の家電量販店は縮小の方向に転じていった。1990年代中期に入るとパソコン本格普及の過程でラオックスなどパソコンに力を入れていた店が一時的に活況を呈したが、2000年代初頭にはバブル崩壊以降経営不振が続いていたロケットや第一家庭電器などが行き詰った。 2000年代に入ると、郊外型量販店の他にカメラ系量販店を中心とした都市部駅前の超巨大店舗との競争も本格化し、さらにパソコンの需要の頭打ちや単価下落などで業況が悪化。2005年に電気街から線路を挟んだ反対側にヨドバシAkibaが開業すると、それに押される形で急速に量販店の統廃合が進みサトームセンやナカウラなどが消え、現在では電気街側に残る大型家電量販店は数えるほどまでに減少した。現在、残っている家電量販店は大手家電量販店の傘下に入ったり、外国人向けの免税店業態に転換する等して生き残りを図っているのが現状である。 一方で、海外仕様の家電を多く取り扱っている店は外国人観光客で繁盛しており、大勢の中国人観光客が大型バスで乗り付け、家電製品や日用雑貨などを大量に購入していく姿は、日本のメディアでもしばしば報道される。
※この「家電製品」の解説は、「秋葉原」の解説の一部です。
「家電製品」を含む「秋葉原」の記事については、「秋葉原」の概要を参照ください。
「家電製品」の例文・使い方・用例・文例
- 台所、浴室、洗濯用スペースには、最新の設備や家電製品が備えられています。
- 当社はA社と家電製品の合弁企業を設立しました。
- 私は子供のころ家電製品を分解していた。
- 家電製品の業界では自動制御の製品がブームを迎えています。
- i―Macは、家電製品みたいな感覚で買われてるんだろうね。
- 吸い込んで掃除する家電製品
- 衣類やリネン類を自動で洗濯するための家電製品
- 通例白いエナメル仕上げの大型の家電製品(冷蔵庫や洗濯機など)
- リサイクル法の発効前は,家電製品は小売店や地方自治体によって回収されていたが,金属部分だけが取り外され,リサイクルされていた。
- これらのデジタル家電製品は,高い性能と価格の低下のため,よく売れている。
- 家電メーカーによると,これらの家電製品の市場普及率はまだ低い。
- そのためメーカーは,これらの家電製品のさらなる販売増を期待する。
- 今や家電製品にはたくさんの機能がついている。
- この新ラインには衣料品,食料品,家電製品など約140品目が含まれる。
- それは最新の家電製品とIT製品の展示会だった。
- 我々の鉄は,自動車,ビル,橋,家電製品などみなさんの日常生活にあるさまざまな製品に使われています。
- 同社はこれらの技術を使い,低迷している家電製品部門の復活をめざしている。
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