linen
「linen」の意味・「linen」とは
「linen」は、フラックス(亜麻)から作られる繊維、またはその繊維から作られた布を指す英単語である。古代エジプト時代から使用されており、その強度と耐久性から、衣類や家庭用品など様々な製品に利用されている。また、その自然な風合いと涼しげな質感から、夏の衣料品にもよく用いられる。「linen」の発音・読み方
「linen」の発音は、IPA表記では /ˈlɪnɪn/ となる。IPAのカタカナ読みでは「リニン」、日本人が発音するカタカナ英語では「リネン」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「linen」の定義を英語で解説
「linen」は、"a fabric made from flax; a cloth woven from linen yarns"と定義される。つまり、フラックスから作られた繊維、またはその繊維から織られた布を指す。「linen」の類語
「linen」の類語としては、「flax」、「cloth」、「fabric」などがある。「flax」は「linen」の原料である亜麻を指し、「cloth」、「fabric」は布や織物全般を指す言葉である。「linen」に関連する用語・表現
「linen」に関連する用語としては、「linen paper」、「linen finish」、「linen closet」などがある。「linen paper」は亜麻繊維を用いた紙を、「linen finish」は亜麻布のような風合いの表面仕上げを、「linen closet」は亜麻製品を保管するためのクローゼットを指す。「linen」の例文
以下に「linen」を用いた例文を10個示す。 1. She bought a new linen dress for summer.(彼女は夏用に新しいリネンのドレスを買った。)2. The linen sheets are very comfortable.(リネンのシーツは非常に快適だ。)
3. He prefers linen shirts in hot weather.(彼は暑い天候ではリネンのシャツを好む。)
4. The table was covered with a linen cloth.(テーブルはリネンの布で覆われていた。)
5. They sell high-quality linen products.(彼らは高品質のリネン製品を販売している。)
6. The linen paper has a unique texture.(リネン紙は独特の質感がある。)
7. The linen finish gives the product a natural look.(リネンフィニッシュは製品に自然な見た目を与える。)
8. All the linens are stored in the linen closet.(全てのリネン製品はリネンクローゼットに保管されている。)
9. The linen fabric is known for its durability.(リネンの生地はその耐久性で知られている。)
10. The flax plant is the source of linen.(フラックスの植物がリネンの源である。)
リネン
リネン(linen)とは、亜麻(アマ)由来の天然繊維を織って作られた布のこと。「リンネル」ともいう。日本語では「亜麻布」とも呼ばれる他、衣料品としては単に「麻」と呼ばれることも多い。
素材としてのリネンは、耐久性があり、汚れも落ちやすく、吸湿性に優れ、柔らかく乾いた手触りが持続する。このため、夏物の衣類や肌着、ハンカチ、テーブルクロスなどの素材としてよく使われている。
リネンは古代エジプトにおいてすでに使われていた形跡がある。日本紡績協会のウェブサイトによれば「人類が亜麻(リネン)を使い始めて1万年になり」「人類最古の繊維と言われて」いるという。また、「Linenはラテン語名Linum〔亜麻)を語源として」おり、Line(線)やLingerie(下着)の語源になっているという。(参照: https://asabo.jp/ )
リネンの異称である「リンネル」はフランス語の linière に由来する。lin(亜麻)に女性名詞単数形を示す語尾 -ière のついた言葉。
リネン【linen】
り‐ねん【理念】
リネン
リネン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/20 13:49 UTC 版)
リネン(英: linen、仏: lin(ラン))または
またこれから転じて、ホテルや病院などにおいて、シーツ、枕カバー、タオル、テーブルクロスなどの布製品を総称してリネンという。しかし現代では、必ずしもシーツ類にリネン製品が使われるわけではない。これらの布製品を洗濯したあと保管するための部屋はリネン室という。
特徴
一般には薄地のさらりとした丈夫で吸湿性がある織物をさし、光沢がある。素地の色は白か淡い黄色、「麦わら色」「象牙色」などと形容される。夏物の衣服のほか、敷布・テーブルクロス・ハンカチ・レース地など広い用途を持つ。厚地のものは帆布・カンバスなどにする。
麻の名称
日本ではリネン製品のことを麻(製品)と呼ぶ場合が多い。日本で古くは「麻」とは、大麻(ヘンプ:hemp)や苧麻(からむし:rami, ramie ラミー)であったが、後に海外より伝わった似たような質感の亜麻などを含めた植物繊維全般を指して「麻」の名称を使うようになった。
現在の日本で流通している麻製品のほとんどは亜麻から作ったリネンであり、家庭用品品質表示法の「麻」と呼べる繊維にヘンプは含まれていない。
歴史
紀元前8000年頃のティグリス川・ユーフラテス川に亜麻が生えていたことが確認でき、紀元前3500年頃の古代エジプトの交易品に、すでに「リネン」が金・銀、穀物、パピルス、ロープ、陶器、彩色瓦、牛皮などに混じって登場する。
炭素年代測定によっておよそ5100年-5500年前の、2016年時点で最古の織物とされるエジプト初期王朝時代のリネン製のドレスが同定されており、Vネックの首元で、プリーツも施されておりその技術の高さがうかがい知れる[1]。
古代の中近東では肌着としてよく使われ、エジプトではミイラを巻くためにも使われた。ヒンドゥー教徒は現代も亜麻で遺骸を包み、聖なるガンジス川へ流す。
イエス・キリストの遺体を覆った「聖骸布」もリネンであることが聖書の記述でうかがえる。聖骸布はキリスト教の聖遺物の一つだが、その真贋をめぐっては論争が続けられている。聖骸布はイタリアトリノのカテドラル(サン・ジョヴァンニ・バッティスタ大聖堂)に保管されており、稀に一般公開されている[2]。
古代ギリシアや古代ローマでは純白のリネンが珍重された。博物学者大プリニウスの記述はこうである。
「エジプトの亜麻は少しも丈夫ではないが高値で売れる。この国には4類ある。タニティクム、ペルシアクム、ブディクム、そしてテンチュリティクムで、それができる地区によって名づけられている。エジプトのアラビア方角にある上部では、人々が綿と呼んでいるが、もっとしばしば"羊毛"を意味するギリシア語で呼ばれている一種の灌木がつくられている。そのことからそれでつくったリネンにクシュリナという名が与えられる。これは小さな灌木で、それに芒(のぎ)のある堅果のような実が垂れ下がる。その実の内部は絹状の繊維で、その綿毛を糸に紡ぐ。この糸くらい滑らかな織物ができるものはない。それで作られた衣服はエジプトの僧侶の間にすこぶる人気がある[3]。」
18世紀では特に生産量が大きく、イギリスでは小麦や鉄のようにありふれた素材だったようで、カール・マルクスの『資本論』で交換価値を説明する最初の箇所から「20エレのリネン=1着の上着」という例が出され、J・S・ミルの『経済学原理』でも比較生産費と交易条件を扱う例として、ドイツのラシャとともにイギリスのリネンが出てくる。日本のマルクス経済学者・宇野弘蔵著『経済原論』でも交換商品としてリネンを例とする伝統が残っている。
日本では明治時代以降に北海道で繊維用に広く栽培されたが、1960年代には衰退していった。
リネンの語源
Linenはラテン語名Linum(亜麻)を語源としている。以下の言葉はリネン(Linen)を語源にもつ。
脚注
- ^ Traci Watson/高野夏美・訳 (2016年2月23日). “世界最古のドレス、5000年前のものと判明”. ナショナルジオグラフィック日本版. 2017年10月10日閲覧。 Traci Watson (2016年2月18日). “See the World’s Oldest Dress”. National Geographic. 2017年10月10日閲覧。 英語版と照合するとリネンである。
- ^ “トリノの聖骸布:2020年12月特別一般公開”. VATICAN NEWS (2020年1月31日). 2025年10月20日閲覧。
- ^ 中野定雄他 訳『プリニウスの博物誌』 第Ⅱ巻、雄山閣、1995年、828頁。
関連項目
外部リンク
- リネン(亜麻)について - 日本麻紡績協会
- (有)亜麻公社 / 亜麻の歴史他
- 『リネン』 - コトバンク
リネン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/30 14:21 UTC 版)
作中に登場するオンラインゲームを製造・販売および運営管理する(架空の)企業。
※この「リネン」の解説は、「ナツノクモ」の解説の一部です。
「リネン」を含む「ナツノクモ」の記事については、「ナツノクモ」の概要を参照ください。
「リネン」の例文・使い方・用例・文例
- そのベッドの足元にはリネン用の収納箱が置かれていた
- 手織のリネン
- (リネンまたは衣服について)アイロンをかけられない
- ダマスク織の食卓用リネン
- 風呂場で用いるリネン類
- 平織りの綿またはリネンの織物
- (シーツや枕カバーのような)リネンまたはコットン製のベッド用品
- きめ細かく編んだ白いリネン
- リネン・綿・絹またはウールの織物で、裏返し可能な織り込み模様のついたもの
- リネンのダマスクから作られるテーブルリネン
- 特徴のある小さな連続模様を織り出した織物(通例綿あるいはリネン)
- 少しけばのある丈夫な木綿やリネンの織物
- ざっくり編んだ粗い綿またはリネンの織物
- アイロン掛けをするあるいはもう済んだ衣類・リネン類
- リネン布でできた白の品または服
- リネン縦糸とウールまたは木綿横糸からできた粗い織物
- 片面が毛羽立っている、綿またはリネンの布
- 口を拭いたり、衣服を汚さないように膝を覆ったりするための、小さい食卓用リネン
- 食卓用のリネン類
- 顔と体を洗うのに用いられる布からなる浴室リネン
リネンと同じ種類の言葉
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