情報機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/08 06:15 UTC 版)
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情報機器(じょうほうきき)とは、情報にアクセスするための機器・機械(情報用ハードウェアなど)のことを指す。
概要
広義では、情報に触れることができる機器はすべて情報機器であり、狭義では、通信の機能を持っている機器を指す。通信の機能を持っているものは、特に情報端末(じょうほうたんまつ)ということもある。情報機器のうち、家庭で用いられるものを情報家電(じょうほうかでん・後述)、企業などで用いられるものをOA機器(オーエイきき)ということもある。OAとは「Office Automation」の略である。法人向けの情報機器は販社により、リース物件として流通するケースが多い。
情報機器は、情報やデータを扱うため、それを記録しておく情報メディアと密接なかかわりを持つ。
単に情報機器というと、現代ではコンピュータ、特にパーソナルコンピュータ (PC) や携帯電話と携帯情報端末 (PDA) を指していうことが多い。このほかにも、固定電話やファクシミリなども含まれる。また、通信の機能は持たないが、複写機(コピー機)やCDプレーヤーなども広義の情報機器に含めることもできる。
家庭用
一般の家庭にも、これら機器は普及を見せている。これらは家庭用電気機械器具(家電)の一種として、情報家電ないしデジタル家電(→デジタル家庭電化製品)とも呼ばれ、家庭用には機能を限定するなどしてやや安価な廉価版が主に普及する傾向が見られる。
また近年では娯楽に供するための家電とする娯楽家電の中にも、情報処理技術を応用した物も見られ、それらを含めて娯楽家電ないし情報娯楽家電やデジタル娯楽家電と呼ばれている。
情報機器の一覧


- エニグマ (暗号機)
- 印鑑
- スマートグラス
- スマートウォッチ
- サイクルコンピュータ
- タイムレコーダー
- GPS端末
- カーナビゲーション
- POS端末
- マルチメディアステーション
- 現金自動預け払い機(ATM)
- ストックティッカー
- テレックス(テレタイプ端末)
- ポケットベル
- コンピュータ(スーパーコンピューター、サーバー、パソコン、ゲーム機、携帯情報端末など)
- 腕木信号機
- 信号旗
- 伝声管
- 気送管
- 自走式台車
- 電信機
- 電話機(固定電話・携帯電話・テレカンファレンス端末)
- FMトランスミッター
- トランシーバー、業務無線端末(警察無線、消防無線、防災無線、鉄道無線、船舶無線、航空無線、タクシー無線、MCA無線など)
- ファクシミリ
- ルーター (ネットワーク間の接続)
- データ回線終端装置 (ネットワークとデータ端末装置の接続)
- ラジオ受信機(チューナー)
- テレビ受像機
- RFIDダク、RFID端末
- バーコードリーダー、二次元コードリーダー
- イメージスキャナ
- カメラ(写真機)
- ビデオカメラ
- マイクロフィルムリーダー
- 電子式卓上計算機 (電卓)
- 翻訳機
- 電子辞書
- プリンター
- 複写機 (コピー機)
- ディスプレイ
- 点字ディスプレイ
- タイプライター
- テキストエディタ
- DTP
- 読書機
- 読書器
- 電子書籍リーダー
- ワードプロセッサ
- 作表機
- 加算機
- 加算器
- 乗算機
- 乗算器
- ナンバークランチャー
- ワープロ専用機
- レコードプレーヤー、蓄音機
- 紙テープリーダー
- パンチカードリーダー
- 磁気カードリーダー
- テープレコーダー、デジタルオーディオプレーヤー
- ビデオテープレコーダ (VTR)
- ICカード端末
- メモリーカードリーダライタ
- CDプレーヤー
- MDプレーヤー
- DVDプレーヤー
- Blu-ray Disc プレーヤー
関連項目
情報機器(KAOブランド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:31 UTC 版)
「花王製品一覧」の記事における「情報機器(KAOブランド)」の解説
花王の界面制御技術を生かした情報機器群である。本カテゴリでは、通常の月のマークは初期の5インチフロッピーディスクで使われた程度であった。その後、「花王」の文字の無い月のマークがKAOロゴの右に付くようになったが、これもやがて消滅。後に、パッケージ裏面又は側面の「花王株式会社」の右に小さく月のマークが付くようになったが、最終的には本カテゴリでは月のマークは使われなくなった。また、本カテゴリの製品専用に、電話によるサポート窓口「花王コンタクトダイヤル」(但し一般回線・現在は閉鎖)が設置されていた。同電話番号では花王の情報機器に関する意見・質問の他、フロッピーディスク一般に関する問い合わせも受け付けていた。(但し開設時間は平日の9:00〜17:00までで、土日祝は休みであった。) フロッピーディスク(1987年〜1998年) - 花王の界面制御技術を応用し(自社開発バインダー採用など)、エラーゼロを目指した高信頼ディスク。磁気ヘッド上のホコリなどの汚れを除去するクリーニング機構も業界に先駆けて搭載された。PCショップや家電量販店・文具店の他、一部の書店でも下記3シリーズを中心に販売されていた。1998年4月22日、本事業からの撤退が決定した。生産完了後、この技術は「アイフィール 目もとじんわりスチーマー」や「めぐりズム」などの温熱用品に応用されることとなる。ワープロフォーマットシリーズ - ワープロ専用機専用初期化済フロッピーディスク。各社主要機種に対応。発売当初は3.5インチ2DDのみであったが、ワープロ専用機の3.5インチ2HD対応に伴い、後ほど3.5インチ2HDも発売された。 Withソフトシリーズ - パソコン専用。表計算ソフト「アシストカルク」などの体験版や、オリジナルゲーム「花王フロッピー劇場」などが付属していた。その為、通常品に比べて入り数がその分1枚多くなっている。ソフト不要な場合、ソフトディスクをお使いの機種で再フォーマットすることにより、一般のフロッピーディスクとして使用できる。この為、お徳用マルチパックという側面もあった。なお、ソフトディスク以外は、ソフトが対応している機種専用にフォーマット済である。ソフトのマニュアルは中綴じ製本の小冊子で付属していた。主な対応機種はNEC PC-9800シリーズ、MSXなど。「ゲームディスク」などソフトのジャンルを表す文言、商用ソフト体験版付属製品にはそのタイトルがパッケージに印刷されていた為、その用途・ソフト専用だと思って購入された客もしばしばいた。(実際にはソフトディスク以外用途は限られていない。) リアルソフトパック - 上記「Withソフトシリーズ」と併売されたフロッピーディスクのソフト付マルチパック。こちらは主に商用ソフトの機能限定版が付属していた。その為か、対応機種メーカーはロゴタイプで表記されていた。主な対応機種は上記に同じ。 光磁気ディスク ミニディスク - DATテープ(KXシリーズ) - 同社のフロッピーディスクで培った界面制御技術を応用。ドロップアウトなどによるエラー耐性に優れ、高温多湿下での長期使用にも耐えた高耐久テープであった。オーディオマニアからは、「音が良い」と好評だった。また、自社のDAT用テープを用い、自社が独自制作したクラシック音楽(主に室内楽中心)の作品などのDAT用オリジナルミュージックテープも数量限定で発売された。また、自社から発売されたDAT用ミュージックテープのデュプリケーターにはナカミチ製のDATトランスポートユニット「Nakamichi 1000」が用いられていた。 CD-R - データ用のみ インクリボンワープロ用 - 多くはリバーシブル仕様であり、使い切った後も裏返して下書き用として使用できた。大学生協では、UNIV. CO-OPブランドで販売されていた。 普通紙ホームファクシミリ用 OA用紙ワープロ用紙 FAX用紙 インクジェットプリンター用紙 - インク吸収性、速乾性に優れた特殊コートが施されていた。 CD-ROM - コンビニ限定販売(発売初期は一部の食品スーパーでも販売)。毎月6タイトルずつリリース。(発売タイトルはスペースの都合上割愛)主にゲームソフト。フロッピーディスク「Withソフトシリーズ」「リアルソフトパック」の実質的な後継商品であった。「KAO」のブランドロゴは、第一弾であった「パズルの惑星」(開発元:世界文化社)などごく一部のタイトルにしか無かった。発売当初はブリスターパックであったが、後に化粧箱入りとなった。主な取扱店はセブン-イレブン、ファミリーマート、サークルK、サンクスなど。発売タイトルの大半は花王オリジナルソフトであったが、末期には、「バーチャファイターPC」(発売元:日本IBM)などのメジャーゲームタイトルも発売された。価格が安価であることも特徴だった。また、パッケージソフトウェア(主にマイクロソフト製品)のCD-ROMプレスも受託で行われていた。事業拠点は日本、アメリカ、カナダ、アイルランドの4ヶ国にあった。1998年8月5日、本事業は他社に売却することが決定し、これにより情報機器事業は終焉した。
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