情報検索分野におけるメタデータ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 12:04 UTC 版)
「メタデータ」の記事における「情報検索分野におけるメタデータ」の解説
情報検索システムの検索の対象となるデータを要約したデータのことをメタデータと呼んでいる。図書館情報学の分野では書誌情報と呼ぶこともある。例えば文書であれば著者名や表題、発表年月日等のほか、関連キーワードなどを含めるのが一般的である。また、デジタルカメラを用いて写真を撮影し、JPEGファイルとして保存した場合、Exifにそったメタデータが自動的に作成されるのが一般的である。メタデータとして記述される関連キーワードのことを索引語と呼ぶことがある。他にはYouTubeなどに代表される動画共有サイトやFlickrなどのフォトアルバムサービスなどにおいて、動画ファイルや画像ファイルをアップロードする際に登録する「タグ」もメタデータの範疇に入る。 メタデータを作成する目的は、主に検索が実行されるたびに検索の対象となるデータの性質を読み取り、検索結果に含めるかどうかを判定するのは著しく非効率であるので、あらかじめ検索を行いやすい状態に加工を行っておき、データを検索用に整理しておく、ということである。例えば、インターネット上における現在の主流な情報検索システムでは、ある特定の動画ファイルを検索する場合は、動画ファイルの動画内容そのものではなく、動画のタイトルやタグなど、その動画に付随するメタデータと入力された検索対象のキーワードとの類似性によって、検索結果を出力するのである。
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