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家電機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 01:27 UTC 版)
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家電機器(かでんきき)とは、主に家庭で使用される電気機器である。家電製品(かでんせいひん)ともいう。略して「家電(かでん)」とも。
歴史
種類
白物家電
家庭用映像機器
家庭用音響機器
情報家電
家庭用ゲーム機
スマート家電
インターネットを通じて遠隔操作が可能な家電製品。 スマートフォンやタブレット端末に専用アプリ等をインストールし、家電製品と連携させることで、リモコン抜きで家電製品を操作することができ、家の中は勿論のこと、外出先からでも家電製品を操作できる。
家電機器の一覧
家電メーカー
家電メーカーとは、家電製品を製造している企業のことである。
家電メーカーと呼ばれる企業の大半は、家庭向けだけでなく企業向けの電気製品の開発・製造も行っており、むしろそちらが売上の大部分を占めている場合も多く、「家電メーカー」と「電機メーカー」の境界線は曖昧である。
なお電機メーカーでもあり家電メーカーでもある企業もあるが、電機メーカーだが家電製品は作っていない場合もある。
- 家電メーカー売上ランキング
2021年の世界の家電メーカー売上トップ10は下記の通りである[1]。メーカーと国籍を挙げる。
順位 | 企業名 | 国籍 |
---|---|---|
1位 | サムスン | ![]() |
2位 | ハイアール | ![]() |
3位 | シーメンス(B/S/H) | ![]() |
4位 | LGエレクトロニクス | ![]() |
5位 | ワールプール | ![]() |
6位 | パナソニック | ![]() |
7位 | 美的グループ | ![]() |
8位 | エレクトロラックス | ![]() |
9位 | ハイセンス | ![]() |
10位 | SEBグループ | ![]() |
- 各国の家電メーカー
次に10位外も含めて各国の家電メーカーを挙げる。
- 韓国 - LG (LG Electronics)、サムスン(Samsung)
- 中華人民共和国 - ハイアール(なお、ハイアールはアメリカのGEの家電部門のGEアプライアンスを2016年に買収しアメリカでGEブランドで家電製品を販売しており、日本のパナソニックから旧・三洋電機の洗濯機・冷蔵庫部門を譲渡され日本でAQUAブランドで家電製品を販売している)、美的グループ(Midea) 、ハイセンス(Hisence)、グリー・エレクトリック(Gree Electric Appliances Inc.)。
- 日本 - パナソニック(Panasonic)、東芝(TOSHIBA)、日立(HITACHI)、コイズミ (KOIZUMI)、アイリスオーヤマ (WDBホールディングス)、三菱電機(MITSUBISHI ELECTRIC)、シャープ(SHARP。台湾の鴻海精密工業が所有)
- 台湾 - 鴻海精密工業(Hon Hai Precision Industry。群創光電やシャープなどを所有)、聲寶(Sampo Corporation(英語版))
- アメリカ - ワールプール・コーポレーション (Whirlpool Corporation)、ゼネラル・エレクトリック・アプライアンス(GE Appliances。GEが家電部門のGE Appliancesを2016年に中国のハイアールに売却した。本社は米国に置いているが、中華系企業である)
- ドイツ - ミーレ(Miele)、ボッシュ (Robert Bosch GmbH)、シーメンス(Siemens AG)
- オランダ - フィリップス(Philips)
- 北欧 - エレクトロラックス(AB Electrolux)
- フランス - グループセブ(ティファール(T-fal)ブランドで家庭用電気調理器具類を開発製造販売)
- トルコ - アルチェリッキ(Arçelik AS (英語版))
家庭向け音響機器も家電製品の一種とするなら、ヤマハ(YAMAHA)、JVCケンウッド、ソニー(SONY)も挙げられる。
家庭用のメディアストリーミングプレーヤーも家電製品の一種とするなら、Amazon Fire TVを製造販売するAmazonやChromecastを製造販売するGoogleも挙げられる。
家庭向けのノートパソコンも家電製品の一種とするなら、台湾のASUSやエイサー(acer)、アメリカのHP Inc.やデル、日本のNEC(NECパーソナルコンピュータ)、富士通(島根富士通)、VAIO株式会社、マウスコンピューターなども挙げられる。
家庭用ゲーム機を家電製品の一種とするなら、任天堂、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)、マイクロソフトも挙げられる。
なお、Amazonは世界各地に拠点を置き世界展開しているので上のリストでアメリカとしては挙げなかったが、アマゾンベーシック(Amazon Basics)という自社ブランドで、白物家電類も含めてAmazon上で販売している。またAlexa搭載の家庭用スマートスピーカーAmazon Echoや、家庭用情報機器のFireタブレットも開発製造販売している。したがってAmazonは家電メーカーとしての側面も持っている。
脚注
関連項目
家電機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:26 UTC 版)
民生市場について記す。太字の項目は、商業的・歴史的にみて勝利したといえるもの。細い文字は引き分け、もしくは敗北。 ビデオ関連規格(ビデオ戦争の項目も参照)ビデオテープレコーダ:VHS対ベータマックス 映像ディスク:LD対VHD 小型ビデオテープ:8ミリビデオ対VHS-C デジタルビデオテープ:DV対D-VHS 映像ディスク:Super Density Disc対MultiMedia Compact Disc - 製品化前にDVDとして統一。 DVD関連規格DVD フォーラム規格(DVD-)対DVD+RW アライアンス規格(Plus, DVD+) - 下記参照 DVD-RW対DVD-RAM - ただしほとんどのパソコン書き込み型DVDドライブはハイパーマルチであり、いずれも使用できることがほとんどである。 記録型映像ディスク:DVD-RAM/RW対MVDISC 第3世代光ディスク:BD対HD DVD オーディオ関連規格レコードの形状:円筒型(フォノグラフ)対円盤型(グラモフォン)1877年にトーマス・エジソンが発明した円筒型レコード(フォノグラフ)と、1887年にエミール・ベルリナーが発明した円盤型レコード(グラモフォン)が競合したが、プレスによる量産が可能でありまた保管にも幅をとらないという利便性からグラモフォンの人気が高まり、フォノグラフは衰退していった。 レコードの回転数:LP盤(33回転)対EP盤(45回転)対SP盤(78回転) 民生向けテープレコーダー(テープデッキ)用ノイズリダクション:ドルビーNR(米ドルビーラボラトリーズ。B・C・S)対ANRS(日本ビクター〈現・JVCケンウッド〉。上位版のSuper ANRS含む)対Adres(東京芝浦電気〈現・東芝〉)対dbx NR(米dbx)ただし、日本ビクターが開発したANRSは可聴上、ドルビーBタイプNRと互換性があった。 DATレコーダ向け高解像度・超高音質記録方式:96kHzハイサンプリング(HS-DAT)対スーパー・ビット・マッピング(SBM)技術面では結局、引き分けに終わったものの、両者ともに今日のデジタルオーディオにおけるハイレゾリューションオーディオの源流となった。 大衆向けデジタルオーディオ向け録再メディア:MD対DCC 音楽CDの後継規格(次世代オーディオディスク):SACD対DVD-Audioいずれの規格も音楽CDを置き換えるほどの普及はしていないものの、これらの経緯が後に登場するハイレゾ音楽配信サービスに活かされる事となった。 音声圧縮:MP3対AAC-LC対WMA対ATRACMP3が勝利。AAC-LCはMP3の後継規格であるがやはり競合に勝利した。 アナログカセットテープ:コンパクトカセット対エルカセットコンパクトカセットが勝利。オープンリールテープと同一のテープ幅の磁気テープを採用したカセット規格として、「オープンリールの音質をカセットに」と言うキャッチフレーズで製造販売されたエルカセットだったが、オープンリールとの差別化の失敗やデッキの販売メーカーでの規格普及の足並みの悪さ、コンパクトカセットに高音質のメタルテープが登場したことやコンパクトカセットデッキの高性能化、さらにウォークマンの登場で外で音楽を聞けるようになったコンパクトカセットテープに対して、テープの規格上ポータブル化に適さなかったため、完全に敗北し発売開始から4年足らずで終売・消滅した。 メモリーカード大型:コンパクトフラッシュ対スマートメディア対マルチメディアカード 中型:SDメモリーカード対メモリースティック対xDピクチャーカードSDメモリーカードを導入するメーカーが多く、メモリースティックを導入したメーカーはソニー及び数社で、ソニーを含むメモリースティック陣営も、互換性の観点からSD陣営に移行もしくはSD / MS又はSD / XD両対応になっていった。 小型:miniSDカード対メモリースティックDuo後述の超小型に需要が移行した。 超小型:microSDカード対メモリースティックマイクロ対MMCマイクロ
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