メモリースティック【Memory Stick】
読み方:めもりーすてぃっく
ソニーが開発したメモリーカード規格の一。小型化した「メモリースティックデュオ」、さらに薄型・軽量化した「メモリースティックマイクロ」などがある。商標名。
メモリースティック
ソニーが開発した、ガム型フラッシュメモリー。白と青の2種があり、白のスティックが著作権保護対応型でメモリースティックウォークマンで使用されるものだ。現在は最高で64MBの容量のものが商品化されている。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 麻倉怜士)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
メモリースティック
ソニー、オリンパス、カシオ、三洋電機、シャープ、富士通の共同開発によるメモリーカード規格。VAIO、ハンディカムなど多くのソニー製品で採用されている。メモリー部とソケット部を分離した新製品も発表された。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 夏目利明)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
メモリースティック
メモリースティックとは、小型メモリーカードの規格のひとつで、ソニーが開発したフラッシュメモリー方式の記録媒体のことである。オリンパスやカシオ、三洋電機、シャープ、富士通など、数多くのメーカーがライセンスを締結している。
サイズは縦21.5mm×横50mm×厚さ2.8mmで棒状、小型・薄型となる。重さは4g。主にデジタルカメラや携帯デジタル音楽プレーヤーなどに装着し、データの記録や再生ができる。記憶容量では、現在128MBや256MB程度のものが主流である。
なお1999年12月には同ソニーからMagicGateと呼ばれる音楽データ著作権保護技術が備わった「マジックゲート・メモリースティック」が発売され、一部の携帯デジタル音楽プレーヤーに採用されている。携帯電話などへの搭載を図り小型化を更に進めた「メモリースティック・デュオ」や、256MG以上の大容量1GB・2GBを実現した「メモリースティック・プロ」などがある。
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メモリースティック
Memory Stick。MSと略す。ソニーが開発した フラッシュメモリーカード 。コントローラ内蔵。ソニー製のデジタルカメラやビデオカメラ、その他の家電製品に広く採用されている。ただし、このメモリースティックを採用しているデジタルカメラはきわめて少ない。大きさは50×21.5×2.8mm。2000年にはより小型の「メモリースティックDuo(デュオ)」が発表された。大きさは31×20×1.6mm。従来のメモリースティックとはカードアダプタと組み合わせることで互換性がある。
さらに2003年1月、大容量・高速転送・セキュリティを重視したメモリースティックPROが開発発表された。その容量は最大32GBが規定され、理論転送速度は160Mbps(従来の8倍)、著作権保護技術マジックゲートを標準装備する。写真はメモリースティックPROデュオ。
メモリースティック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/22 02:55 UTC 版)
メモリースティック (Memory Stick) は、かつてソニー製を中心とするデジタルカメラやデジタルオーディオプレーヤー、携帯電話、携帯ゲーム機などの記録媒体として利用されていたフラッシュメモリを用いた小型メモリーカード、およびその関連規格・製品群の総称である。省略して「メモステ」「MS」などとも呼ばれる。1997年に発表されたが、すぐに競合規格であるSDメモリーカードに後塵を拝するようになった。
- ^ ただし、実際にFAT32を使用しているのは4GB以上のメディアであり、2GB以下のメディアは従来通りFAT16である。このため当時はメモリースティックProを読み込める機器であってもFAT16までしか対応しておらず4GB以上のメディアを正常に扱えない場合もあった。
- ^ この最低速度保証は、後にSDHCメモリーカードでもSDスピードクラスとして取り入れられている。
- ^ 付属の変換アダプタを利用することでmicroSDカードも使用することができる。
- ^ 本機はメモリースティック マイクロの他、microSD/microSDHCカードにも対応する。
- ^ なお、同社のスマートフォンであるXperiaシリーズは、最初からmicroSDのみの対応である。
- ^ “ソニー、デジタルカメラなどAV機器用の新規格ICメモリーカード”. インプレス (1997年7月17日). 2015年4月20日閲覧。
- ^ MGメモリースティックおよびMGメモリースティックDuo、メモリースティック(MG/高速転送対応)が対応
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メモリースティック(マジックゲート/高速データ転送対応)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 22:05 UTC 版)
「メモリースティック」の記事における「メモリースティック(マジックゲート/高速データ転送対応)」の解説
MagicGate機能の有無で複雑化していたラインナップの整理と、登場初期の仕様のままだった転送速度の向上のため、メモリースティックおよびMGメモリースティックは2004年5月に、メモリースティックDuoおよびMGメモリースティックDuoは2003年9月に、順次「メモリースティック(マジックゲート/高速データ転送対応)」へと切り替えられた。 本モデルではMagicGate機能を標準で搭載するとともに、メモリースティックPROと同様のパラレルデータ転送に対応し最大転送速度を160Mbpsへと引き上げた(ただし、これはあくまで理論値であり、実測値ではメモリースティックPROに及んでいない。また機器側もパラレル転送に対応する必要がある)。外形寸法はMGメモリースティックおよび同Duoと同一であり、仕様上の違いは転送速度のみとなっている。 本モデルのカラーリングは紺色で統一された(限定カラーモデルなど一部を除く)。 なお、メモリースティック規格自体に変更は加えられなかったため、一部サードパーティーの製品ではその後もMagicGate非対応のメモリースティックが残っていた時期があった。
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