Write_Once_Read_Manyとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > Write_Once_Read_Manyの意味・解説 

ワーム【WORM】

読み方:わーむ

《write once read many》⇒ライトワンス


ライトワンス

別名:write once read many,追記型
【英】write once

ライトワンスとは、記録媒体方式のうち、1度だけ書き込むことが可能であり、書き換えできない方式のこと、および、そのような方式記録媒体のことである。

ライトワンスの記録媒体は、いったんデータ書き込み行った領域改変することができないデータ削除書き直しできない空き領域があれば追記を行うことは可能である。ライトワンスの媒体は、一時的なデータ保存にはあまり向かないが、後でデータ変更することのないデータとりわけ後からデータ変更改竄)されては困るデータ保存には適しているといえる

主なライトワンス型の記録媒体としては、CD-RDVD-RBD-RSD WORMなどがある。光ディスク型のメディア安価手軽に扱える利点などもあって広く普及しており、もっぱら追記型光ディスク念頭に置いてライトワンスと呼ばれていることも多い。

光ディスクのほかの用語一覧
CD:  Red Book  Romeo  RockRidge  ライトワンス  リカバリーCD  リッピング  リンクトマルチセッション

Write Once Read Many

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/02 15:42 UTC 版)

Write Once Read Manyメディアの一種『CD-R』の記録面

Write Once Read Many(ライトワンスリードメニー)は、書き込みは一回限りだが読み取りは何度も可能な記録方式のこと。WORMと略し、一般にはライトワンスと称される。一度に全領域への書き込みが必要な場合と、あとから追加して書き込むこと(追記)が可能な場合とがある。

メモリチップとしてはPROMがある。光ディスクないし光磁気ディスクでは、各種独自のWORMメディア/ドライブが存在する。独自規格統一後はCD-RDVD-RBD-Rの各光ディスクを主流とする。

特徴

一度書き込んだ情報は消去も改変もすることができない。そのため改変予定のない情報の長期保存や蓄積に適している。反面、不要な情報を書き込んだ場合であっても取り除くことはできず、訂正もできない。また、書き込みに失敗した場合であってもメディアの再利用はできないといった弊害もある。

一般に入手可能な電子記録メディアにおいて劣化せず恒久的に情報を保存できるものは存在しない。メディアの素材や製造時の品質などの要素により劣化のしやすさは変わってくる。また使用環境や保存環境にも左右される。これにはライトワンスメディアも含まれ、メディアの劣化が進むと記録した情報が消失する(読み出せなくなる)場合がある。情報消失による損害を防ぐためには、随時書き換え可能なメディアと同じようにバックアップをとることが推奨される。

元々読み込み専用規格として開発されたCDDVDのライトワンス型記録用ディスク(CD-RやDVD-R)では、それらに非対応の再生専用機器(DVDプレイヤーなど)ではそのままでは再生できない記録フォーマットもある。フォーマットによっては、ファイナライズにより以後の追記を打ち切ると同時に、読み込み専用メディアと同様に非対応の再生専用機器でも再生することができるようになる。パケットライト方式では、残り容量が常に減少するという点を除いて、一般のディスクのように扱える。

消去や改変ができない理由

ライトワンス型の記録用光ディスクは、記録面に熱で化学変化を起こし焼き切る(分解する)ことができる層(主に有機色素が使われる)がある。書き込みの際に一定の強度のレーザー光を照射することで熱を発生させ、この層を焼き切る。これにより、ROMメディアにおける反射層のピットに相当するものが形成され、情報が書き込まれる。書き込みの際に物理的に焼き切ってしまっているので、書き込みが行われた部分は物理的に元に戻すことができない。したがって、一度書き込んだ後は消去も改変も不可能(読み出し専用)となる。

ライトワンス型メディアの一覧

脚注


「write once read many」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Write_Once_Read_Many」の関連用語

Write_Once_Read_Manyのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Write_Once_Read_Manyのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2025 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【ライトワンス】の記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのWrite Once Read Many (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS