円盤型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 08:42 UTC 版)
調節可能な円盤型のロータリーカーンは、蜂の巣型より大きくて平らで円盤状の石臼である。下石は完全に穴が開けられ、上石の上面にある浅い差込穴に入れた長い挽き手で回転した。それらは2500年前にスペインで生まれたと考えられており 、紀元前200年頃にスコットランドに到着したようである。この鉄器時代型は、有史時代にもまだ使われていた調整可能なハイランドの挽き石臼によく似ている。 ガーネットは1800年のスコットランド旅行で、手挽き石臼の使用について次のように説明している。「挽き臼は直径約20インチの、一般的に砂岩または花崗岩の2つの円形の石でできている。下石には頂部が丸まった木釘があり、この上にある上石は上部の大きい穴で固定された木片によって下のものとまさに触れあうよう上手くバランスがとれており、しかしそれは穴を埋めてはおらず、挽き場を供給するための空間がそれぞれの側に残されている。石臼はとても良くバランスが取れていて、中にトウモロコシがない時だと、2つの石の接触から若干の摩擦があるが、それでも非常に小さい運動量で幾度か回転する。トウモロコシが乾燥すると、二人の女性が地面に座り、二人の女性の間に挽き臼が置かれた。一方がトウモロコシを投入して、もう一方が石臼を回す。ケルトの曲をずっと歌いながら、時々お互いに入れ替わった。」
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円盤型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/09 16:07 UTC 版)
一般的な星座早見盤は円盤型をしている。北半球用星座早見盤、南半球用星座早見盤、一枚の表と裏が北天と南天になっている南北天別星座早見盤 がある。 星座早見盤は星図が描かれている母盤(星図部、星図円盤)と水平線以下の部分を隠す回転盤(窓部、マスク円盤)の二枚の円盤よりなり、これらの円盤はハトメなどを用いて回転可能なよう同心に留められている。北半球用では星図の中心(円盤の中心)には必ず天の北極が位置する。南半球用では天の南極が中心となる。回転盤の開口部は、星図の中心を含む楕円形をしている。 母盤は観測緯度から見える天球を方位図法によって描いた星図である。見える星の赤緯の下限が緯度によって違い、それによって余分なところを落とすため描くことができる星図に限りがあり、観測緯度によって別々の物を用意する必要がある。ある緯度における星図でも、それより高緯度で観測する場合、星図が透けて見える素材を用い複数の開口円周を記入した窓部で対応することもできる。しかし低緯度になるときは新たに見える星が増えるため対応できない。図法の性質上、水平線近くの低空星座はかなり形が歪んでしまうが、低空部分のゆがみを抑えるため盤の中心に向かって緩やかに湾曲させたお椀型(母盤が金属製)の星座早見盤もある。
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