20インチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 06:16 UTC 版)
走る事よりも障害物を越えるための動作(前輪を上げたまま跳ねて進む「ダニエル」など)に最適化されており、交通手段には全く向かない。車体重量が競技成績を左右しかねないため、強度が求められながらも熱心な軽量化が行われており、2012年時点では7キログラムを割る完成車が市販されている。一見似ているBMXバイクとも共通部品はほとんどなく、以下のような特徴を備えている。 フレーム ライダーの動作を妨げないよう、トップチューブは極限まで低く抑えられている。また競技ではサドルを使用しないためにシートチューブは非常に短く、サドルを取り付けるための穴もない。そのため、トップチューブとダウンチューブ、シートチューブで構成される俗に前三角と呼ばれる部分は、トップチューブとダウンチューブの間の角度が非常に鋭角な三角形となる。ボトムブラケット下には障害物に当てるためのバッシュガードを備える。近年、バッシュガードは小型化されている。 ブレーキ 減速よりも制動が非常に重視されるため、早くから油圧リムブレーキが主流となっていた。ディスクブレーキも使われている。 タイヤ 駆動する後輪には、空気圧を下げて接地面積を増やした2.5インチ程のタイヤを使う。 スプロケット 静止状態からの瞬発力や登坂力が要求されるため、比率はほぼ1対1。
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