音声圧縮
記録する媒体に容量的な制約がある場合、ある音声データをそのまま素直に記録すると全部が収まらない場合がある。それをある方式に則ってつぶして小さな容量にすること。要は「ふとん圧縮機」のようなもの。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 小原由夫)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
音声圧縮
別名:オーディオ圧縮
【英】audio compression
音声圧縮とは、音声データを符号化してデータ量を圧縮することである。方式によって大きく「可逆音声圧縮」と「非可逆音声圧縮」に分類される。
音声圧縮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 14:09 UTC 版)
音声圧縮(おんせいあっしゅく)あるいはオーディオ圧縮(オーディオあっしゅく、英語: audio compression)とは、音声ファイルのサイズを削減する目的で設計されたデータ圧縮の一種である。音声圧縮アルゴリズムは、「オーディオコーデック」として実装される。汎用データ圧縮アルゴリズムは音声データには適さず、オリジナルの87%以下に圧縮できることがほとんどなく、リアルタイムの再生にも適さない。そのため、音声向けの可逆圧縮アルゴリズムや非可逆圧縮アルゴリズムが生み出された。非可逆圧縮アルゴリズムは圧縮率が非常に高く、一般の音響機器によく使われている。
注釈
- ^ 可逆圧縮は元の音声の性質によって圧縮後のサイズ・圧縮率が大きく異なり、非可逆圧縮はビットレートの設定によって異なるため、あくまで目安である
出典
- ^ “放送博物館 所蔵資料 未来につながる機器たち|NHK 放送博物館”. www.nhk.or.jp. 2021年12月4日閲覧。
- ^ “一録音エンジニアの回顧録~アナログからデジタルへ~ 第 2 回 アナログレコードの音質改善とデジタル録音の導入”. 2021年12月4日閲覧。
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- ^ Jaiswal, R.C. (2009). Audio-Video Engineering. Pune, Maharashtra: Nirali Prakashan. p. 3.43. ISBN 9788190639675
音声圧縮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 00:11 UTC 版)
詳細は「音声圧縮」を参照 音声圧縮の各方式については音声圧縮のコーデックを参照 音声圧縮では、人の聴覚の特性を利用して高能率の非可逆圧縮を行うものが広く用いられている。非可逆圧縮の代表的な方式としてMP3がある。CDの音声データ (1411.2kbps: 44.1kHz, 16bit, 2ch) を128kbpsのMP3形式に圧縮した場合、圧縮率は約1/11となる。最近では高音質の320kbpsの圧縮率が一般的になりつつある。 一方で、まったく劣化を生じさせない可逆圧縮方式を用いたものも増えてきている。ALAC、FLAC、Monkey's Audio(APE)などがその代表である。
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音声圧縮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 13:40 UTC 版)
ソニーが開発したATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)符号化方式で音声の非可逆圧縮が行われる。
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音声圧縮と同じ種類の言葉
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