Sunオーディオファイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/10 06:06 UTC 版)
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2022年12月) ( |
拡張子 | .au .snd |
---|---|
MIMEタイプ | audio/basic |
マジック ナンバー | .snd |
開発者 | サン・マイクロシステムズ |
種別 | 音声コンテナ |
包含物 | 音声(主に μ-law) |
Sunオーディオファイル(サン - )別名:Au file formatは、サン・マイクロシステムズが策定した音声ファイルフォーマット。NeXTのシステムや初期のWebでよく使われた。当初はヘッダ部分がなく、8ビットのμ-lawで符号化された形式で固定されていた(サンプリングレートは8000Hz)。他のベンダーのハードウェアは、ビデオクロック信号の関連でサンプリングレート 8192Hz とされていることが多かった。その後、6個の32ビットワードで構成されるヘッダ部が追加され、さらにオプション的情報格納域があって、データがあるという形式になった(エンディアンはビッグ)。
現在では様々なデジタルオーディオ形式をサポートしているが、μ-lawアルゴリズムによる符号化が使われることが多い。これは、SPARCstation 1 で採用された方式で、SunOS は /dev/audio
を通してアプリケーションに符号化機能を提供していた。このため、これがUNIXでの音声の符号化方式のデファクトスタンダードとなった。
フォーマット
32ビットワード | フィールド | 説明/C言語の記法でのコンテンツの16進表記 |
---|---|---|
0 | マジックナンバー | 0x2e736e64 という値(ASCII文字の ".snd") |
1 | データオフセット | データまでのオフセット(バイト数)。最小は24(10進)。これは、ヘッダが最小の場合。 |
2 | データサイズ | データの大きさ(バイト数)。分からない場合は 0xffffffff を使う。 |
3 | エンコーディング | データの符号化形式:
|
4 | サンプルレート | 秒当たりのサンプル数(例えば、8000) |
5 | チャンネル | インターリーブされているチャンネル数(モノラルは1、ステレオは2、さらに多くのチャンネルも可能だが、対応していないソフトが多い) |
符号化方式は第三ワードの「エンコーディング」で指定される。2 から 7 は非圧縮のPCMであり、可逆圧縮である。23 から 26 はADPCMであり、非可逆圧縮である(圧縮比は約4:1)。1 と 27 はそれぞれ μ-law と A-law であり、どちらも非可逆である。他にはDSPコマンドやデータもあり、NeXT の MusicKit というソフトウェアで処理されるよう設計されている。
なお、PCMデータは符号付で符号化される(符号なしではない)。
外部リンク
Sunオーディオファイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 00:46 UTC 版)
「コンテナフォーマット」の記事における「Sunオーディオファイル」の解説
拡張子はauやsnd。UNIX・Linuxなどで使われている。
※この「Sunオーディオファイル」の解説は、「コンテナフォーマット」の解説の一部です。
「Sunオーディオファイル」を含む「コンテナフォーマット」の記事については、「コンテナフォーマット」の概要を参照ください。
- Sunオーディオファイルのページへのリンク