標本化とは? わかりやすく解説

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ひょうほん‐か〔ヘウホンクワ〕【標本化】

読み方:ひょうほんか

sampling》⇒サンプリング


サンプリング

別名:標本化
【英】sampling

サンプリングとは、収録したアナログ音声データデジタル符号として記録する作業のことである。

従来のカセットテープレコーダでは、オーディオ信号連続した変化として記録したが、サンプリングでは、オーディオ信号不連続なデジタルデータとして記憶メディア収録する

こうしたデジタルレコーディングでは、1秒間細かく区切って信号レベル測定して、その値を記録するこうした手法がサンプリングと呼ばれる理由である。

なお、サンプリングするポイントをサンプルポイントといい、元の音を再生する場合には、これらの点をつないでいくことになる。


参照リンク
Sampling Sound in Windows32 - (英文

標本化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/26 07:45 UTC 版)

信号の標本化例。連続信号が緑色の線、サンプリングした離散信号が青色の縦線。

標本化ひょうほんかまたはサンプリング: sampling)とは、連続信号を一定の間隔をおいて測定することにより、離散信号として収集することである。アナログ信号をデジタルデータとして扱う(デジタイズ)場合には、標本化と量子化が必要になる。標本化によって得られたそれぞれの値を標本値(ひょうほんち)という。パルス符号変調などで用いられる。

連続信号に周期のインパルス列を掛けることにより、標本値の列を得ることができる。この場合において、周期の逆数サンプリング周波数標本化周波数)といい、一般にで表す。

周波数帯域幅が未満に制限された信号は、の2倍以上の標本化周波数で標本化すれば、それで得られた標本値の列から元の信号が一意に復元ができる。これを標本化定理という。

数学的には、標本化されたデータは元信号の連続関数くし型関数の積になる(サンプリング周波数)。 これをフーリエ変換すると、スペクトルは元信号のスペクトルが周期で繰り返したものになる。 このとき、間隔の帯域幅より小さいと、ある山と隣りの山が重なり合い、スペクトルに誤差を生ずることになる(折り返し雑音)。

関連項目



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