エーエーシー (AAC)
AAC [Advanced Audio Coding]
AAC
MPEG2 Advanced Audio Coding
(執筆:オーディオビジュアル評論家 夏目利明)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
AAC
AACとは、MPEG-2、およびMPEG-4で採用されている音声圧縮技術のことである。ISO 13818-7として標準化されている。
AACは、データの圧縮効率が高い点を特徴としており、例えばMPEG-1で採用され音声圧縮方式として広く普及しているMP3に比べると1.4倍の効率でデータ圧縮が可能になっているという。圧縮率が高い分、高音質化が可能となっている。サンプリング周波数もMP3の約2倍となる96kHzまで対応可能となっている。
AACはAppleの提供する音楽配信サービス「iTunes Store」で標準的なファイル形式に採用されており、MacintoshやiPodで多く扱われている他、携帯電話向けの音楽配信サービス「着うた」、動画配信サービス「iモーション」などでも採用されている。
技術・規格: | A2DP AC’97 AllPlay AAC アクティブスピーカー エフェクト エイリアシングノイズ |
.aac
AAC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 07:54 UTC 版)
Advanced Audio Coding(略称: AAC、先進的音響符号化)は、不可逆のデジタル音声圧縮を行う音声符号化規格のひとつである。1997年にISO/IEC JTC 1のMoving Picture Experts Group (MPEG) において規格化された。MP3の後継フォーマットとして策定され、一般的にAACは同程度のビットレートであればMP3より高い音声品質を実現している。
- ^ AACの仕様では1024サンプル当たり最大6144bpsと決められているので、1サンプル当たり6144÷1024=6bpsという計算になる。
- ^ 例えばCD音質の場合、最大2×44100×6=529200bps=529.2kbpsである。
- ^ “Audio/Video - The Chromium Projects”. www.chromium.org. 2021年5月29日閲覧。
- ^ “Supported Media Formats in Media Foundation, AAC Decoder”. Microsoft. 2021年5月29日閲覧。
- ^ “サポートされているメディア形式 | Android デベロッパー”. Android Developers. 2021年5月29日閲覧。
- ^ “[iPhone/iPad]再生できる音楽ファイル形式を教えてください。 | よくあるご質問(FAQ) | サポート”. ソフトバンク. 2021年5月29日閲覧。
- ^ 例えばiTunes Storeでは以前、拡張子が .m4p のAACが配信フォーマットとして用いられていたが、これにはiTunes Store独自のFairPlayというDRMが付加されていたため携帯電話で再生することができなかった。2009年にはiTunes Storeにおいて大半の曲がDRMフリーでリリースされた。ただし一部のメタ情報やデータコンテナの相違から、そのままのオーディオファイルを使用する場合に非互換性が残る場合がある。
- ^ 海上忍「いまさら聞けないiPhoneのなぜ 格安SIMでもFaceTimeオーディオは快適に使える?」『マイナビニュース』 マイナビ、2016年1月25日
- ^ “米Dolby、音声圧縮技術「MPEG-4 AAC」特許の一括ライセンスプログラムを開始”. 2002年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2002年3月27日閲覧。
AAC(Advanced Audio Coding)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 02:58 UTC 版)
「ドルビーラボラトリーズ」の記事における「AAC(Advanced Audio Coding)」の解説
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AAC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 05:24 UTC 版)
1990年よりオーディオ符号化技術としてAACのベースを開発して、後にISO/IEC MPEG-2およびMPEG-4で国際標準化され、ARIBにて地上波デジタル放送標準となった。MPEG-2 AAC は主に日本、フィリピン、中南米のデジタルTV放送の音声伝送用として ISDB-T/ISDB-S 規格で採用されている。MPEG-4 AAC は携帯電話や、デジタルオーディオプレーヤーなど多くの機器で採用されている。また、第三世代携帯電話の規格である3GPP や 3GPP2 の動画用の音声圧縮方式としても採用されている。
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AAC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 14:27 UTC 版)
「レッスルエンジェルスの登場レスラー」の記事における「AAC」の解説
メキシコに本拠地を置くルチャリブレの団体。新女とも提携しており、V1・2(V2)・SPECIALでは主人公らが武者修行へと赴く。エースはチョチョカラス。
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AAC(先進的音響符号化)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 01:30 UTC 版)
「MPEG-4」の記事における「AAC(先進的音響符号化)」の解説
MPEG-4 第3部で採択されたAAC符号化には以下の種類がある。 Low Complexity Advanced Audio Coding (LC-AAC) High-Efficiency Advanced Audio Coding (HE-AAC) Scalable Sample Rate Advanced Audio Coding (AAC-SSR) Bit Sliced Arithmetic Coding (BSAC) Long Term Predictor (LTP)
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AAC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 01:31 UTC 版)
「MPEG-4 Part 3」の記事における「AAC」の解説
AAC(Advanced Audio Coding)の基本となる方式として以下のものがある。これらは MPEG-2 の AAC プロファイルをベースとしている。 AAC Main 高音質の AAC 方式。AAC LC の機能を含み、AAC LC より演算量が多い。 AAC LC(Low Complexity) AAC Main から後方予測(backward prediction)の機能を除いた方式。同じビットレートでの音質は AAC Main より劣るが演算量が少なく伝送誤りに強い。 AAC SSR(Scalable Sample Rate) 周波数帯域の拡張性を持たせるため、4 帯域の帯域分割フィルターを使い帯域ごとに符号化を行う方式。同じビットストリームから帯域の異なる復号結果を得ることができ、用途に応じて演算量の調節ができる。 大まかには、AAC は音楽などの入力信号を MDCT を用いて周波数領域の係数に変換して長期予測などの処理を行い、聴覚心理学上の特性を考慮しながら帯域ごとに正規化と量子化を行った後にハフマン符号で符号化する。復号はこの逆の操作を行う。 MPEG-4オーディオでは、量子化と符号化の方式として TwinVQ や BSAC(Bit-Sliced Arithmetic Coding)を使う方式も選択できる。また高域成分やステレオ信号を少数のパラメータで符号化し大幅な情報の圧縮を行う HE-AAC プロファイルもある。
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